本格的に暑くなってきましたが、皆様お元気でしょうか?
今日もアンニュイに夏の夕方を過ごすトメ子です。ごきげんよう。
本日はお約束通り扇風機プラモデルこと「白鳥」を作っていこうかと思います。
まず、ランナー等キットの全貌をご紹介。
説明書を除くパーツ一覧。ランナー自体はそこそこ色分けされているので、塗装しなくてもそこそこ形になってくれそうです。
大きいランナーは3つ、パーツ数自体は然程でもなさそうですね。ただモーター周りでギヤ等特有のパーツがちらほらと見受けられます。
さて。
パーツをよーく見てみましょう。クリックすると拡大写真が出てきます。
(;´Д`)・・・。
先生!バリがマジパネェっす!(意訳:本当に半端なものではありません)
おおお、うっかり若者言葉を使ってしまうくらい凄まじいバリっぷり。超バリバリ。
下のメッキランナーは回転する羽根部分のカバーとなるわけですが、中央をよーく見てみると……。
くぁwせdrftgyふじこlp;@:!? メッキでここまでのバリって……。(´Д`;)
昔のキットなので致し方ないのですが、恐るべし……扇風機!!!
バリって何?という人の為にちょろりと解説を挟みましょう。
プラモの製造工程において、金型同士の隙間にうっかりプラスチックが流れ込むことがあります。そうしたパーツとは異なる邪魔な部分のことをバリと言います。
この隙間というのは金型が古ければ古いほど発生しがちです。最近のプラモではそうそう見かけませんが、古いキットを組む時はこうしたバリを処理する必要があります。
メッキパーツの拡大写真で示すなら、丸い籠状になったパーツの中央付近で薄くぴろーんとした部分がちらほらと見えませんか?これがバリです。
そんなわけでバリがかなり気になりますので、ナイフやカッターでチマチマと削っていきます。余計な部分まで削らないよう、よく切れる道具がオススメです。
素組みの場合は削るだけで大丈夫ですが、メッキパーツはちょっとだけ問題が発生します。
と、言うのはメッキはあくまでメッキですので、削った場合は下地となるランナーそのものの色が露出してしまうわけですね。
一番原始的かつ簡単な対策はこちら。
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ガンダムマーカー メッキシルバー 銀色がハゲるなら、銀色で塗ってしまえというわけです。このメッキシルバーはすこぶるお手軽な割に結構ピカピカな銀色を出してくれるので重宝します。……していました(過去形)。
強いて問題があるとするなら、既に生産中止しているという点でしょうか……!
どうも原材料が無くなってしまった為の生産中止だそうで。(´・ω・`)
まぁ、銀色に塗れれば何でも良いので、ランナーの切り離し痕やちょっとしたバリの削り痕があれば適宜処理しましょう。
ちなみにメッキ部分を軽く処理した後がこちら↓。
ところどころ雑なのが心苦しいですが、大目に見て頂けると幸いです。
そんなこんなで今日はランナー紹介してバリ削ろうというだけのお話でしたが、次回は扇風機の心臓部分……モーター周りについて解説できればと思います。
それでは週末にまたお会いしましょう。
担当:トメ子@今更ながらPSP買いました。