パッション(情熱)を探してくれ!

鉄道模型
カピの塚
パッション(情熱)を探してくれ!
夢を持ってますか?
こんばんは、カピの塚です。


先日、第10回国際鉄道模型コンベンションの取材に行ってまいりました。
各メーカーともサプライズな発表がありましたが、そのレポートはまた後日ご用意いたします。

さて、数ある出展メーカーの中で、本日みなさんにおすすめしたいのがこちら。

JAM Aclassブース 183系
Aclass(アクラス)さんの国鉄183系1000番台(プラ完成品)です。
(規格は1/80スケール、16.5mmゲージ、日本型HOゲージです!)

最近ではあまり見かけなくなってしまった、国鉄特急色を身に纏った183系ですね~。
昔、“L特急”って言ったら、この色の電車や気動車が定番でしたよね!?

Aclass 183系 近影

デモンストレーション走行中でしたが、担当の方が撮影しやすいようにと停めてくださいまして、
お言葉に甘えて停車中に撮影をしてみました。

丸みがかった車体からできあがるこの顔はなかなか造型が難しいかと思われます。
どんな鉄道模型でも、設計図を単純に縮小すれば良いというわけではなく、
ライト類、ヘッドマーク、運転室の窓から、国鉄特急のシンボルマークまで、
大きさや位置関係のバランスなど、実物に似せるためのさじ加減が重要です。
Aclassさんでは徹底的に実車取材を行い、得意のCAD技術を用いて模型化したそうです。


昨年、東京・蒲田で開催された日本鉄道模型ショウでも、
試作品の展示が行なわれておりましたので、
そのときに取材した写真もご覧いただきましょう。

2008年のJMRAでの試作品

モハ182のパンタグラフ周辺の様子です。
電車にとってパンタグラフは命です。実物はこれが無いと走れませんからね!

パンタグラフが搭載されている車両には、パンタグラフの周囲に配管がいくつもあります。
ぱっと見たところではパンタグラフそのものに目が行きがちですが、
多くの配管やその配管が伸びる先の妻面までの作り込みも注目しておきたいですよね。

2008年のJMRAでの試作品

動力車の裏面です。
ダイキャストとプラスチックという二つの素材を使い分け、
見た目の美しさと、走行に必要な重さ、そして車両そのものの重厚感という三つの面を
すべてクリアーしています。安定した走行が期待できますね。


ところで、Aclassさんの183系1000番代の最大の特徴は、やはり拡張性です。
次の写真をご覧ください。

2008年のJMRAでの展示

床下機器はパーツごとに取り外しが可能な構造になっています。
商品は「183系1000番代 前期形」としての発売予定ですが、
別売の拡張パーツセットに入っている部品と交換すると、
「183系1000番代 後期形」や「189系」に改造することが可能なのです!

つまり、一つの模型で複数の形態を再現でき、気分で変えることも可能というわけです。
一石二鳥どころか一石三鳥以上ですよ!

このように拡張性があるということは、例えば自分で車体の塗り替えを行なって、
後年に登場した183系や189系の塗装変更車を再現して楽しむということも夢ではありませんね。

それでは、商品構成をご紹介いたしましょう。


クハ183-1000
Aclass クハ183-1000

クハは品番:FH2007 国鉄183系1000番代 先頭車 奇・偶数車 (2両セット) に入ります。
先頭車のみの2両セットとなりますが、お財布に優しい!?ですね。
これは停車中の写真ですが、ヘッドライトは停車後も1~2分の間は点灯し続けることが可能です。

先頭車のヘッドライト機構には、電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)が搭載されており、
走行中のチラツキの防止や、停車中の明るさ維持に役立っているとのことです。

一般的な鉄道模型は、走行用の電圧によってヘッドライトを点灯させてますから、
速度(電圧)によって明るさが左右されてしまいますから、この機構は画期的ですね。

モハ183-1000
Aclass モハ183-1000
モハ182-1000
Aclass モハ182-1000

中間車のモハ183+モハ182のユニットは2両セットとして発売されます。
モーター付きとモーター無しのセットがあります。
お買い求めの際、お間違えの無いようご注意ください。

モーター付きは、
品番:FH2005 国鉄183系1000番代 モハ183+モハ182ユニット (モーター付きセット) (2両セット)です。
モーターはモハ183に搭載されます。

モーター無しは、
品番:FH2006 国鉄183系1000番代 モハ183+モハ182ユニット (トレーラーセット) (2両セット)です。

先頭車セット(FH2007)と動力付きモハモハセット(FH2005)を各1セットずつ揃えると、
4両編成(最低両数)での運転がお楽しみいただけます。

ちなみに、モーターはキヤノンCN16モーターを採用しており、
平坦線であればモーター車が1両あれば12両編成を動かすことができるとのことです。
HOゲージではかなり強力なモーター車でないでしょうか。

サロ183-1000
Aclass サロ183-1000

グリーン車は単品での発売となります。
こちらは、品番:FH1008 サロ183 1000番代です。
床下機器が少なく、すっきりしているのが特徴のグリーン車です。

サロ183-1100
Aclass サロ183-1100

同じくグリーン車です。
こちらは、品番:FH1009 サロ183 1100番代です。
床下にはMG(電動発電機)やCP(電動空気圧縮機)が搭載されているので、機器類が多めです。


ヘッドマークと方向幕を収録したステッカーは、別売りとなっております。
なんと、列車名ごとに1セットになっています。
しかも、1編成分の上りと下りがそれぞれセットされています。

長いトンネルを抜けるとそこは雪国かもしれない「とき」
8時ちょうどの2号に乗りたくなる「あずさ」
釜飯を食べながら碓氷峠攻めをしたい「あさま」
伊豆の踊り子?いいえ「あまぎ」です。

みなさんの思い出やお好みでお選び下さい。


最後に、13mmゲージユーザーの皆様にも朗報です。
なんと、台車の軌間を16.5mmから13mmに変更するためのパーツセットもあるのです!

国鉄183系1000番代 DT32/TR69 トレーラー台車 13mm化パーツセット (10両分)
国鉄183系1000番代 DT32 動力台車 13mm化パーツセット (2両分)

ニッパーがあれば、簡単に加工ができるとのことです。
(注意:難易度の感じ方は個人差があります)

なんだか至れり尽くせりの内容となっております。
新機軸や画期的なアイディア、
そして開発担当者の方の183系への愛、
いろいろなものがいっぱい詰まった183系1000番代は、
2009年10月発売予定とのことです。

ホビーサーチでもご予約を受付中でございます。
どうぞよろしくお願いいたします。


担当:カピの塚@もっと熱くなれよ!
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