宮沢模型商売繁盛応援セール 鉄道模型レポート その2 ~MODEMO~

鉄道模型
カピの塚
宮沢模型商売繁盛応援セール 鉄道模型レポート その2 ~MODEMO~
こんにちは。カピの塚です。
去る9日(火)に開催された「宮沢模型商売繁盛応援セール」の鉄道模型の展示の様子をご紹介いたします。

★MODEMO(モデモ)

第2回目は、路面電車のNゲージですっかりおなじみの『MODEMO(モデモ)』さんのブースです。やはり目玉といえば、広島電鉄5000形“グリーンムーバー”ですが、早くもテストショットが展示されていました。とみのんに何枚か写真を撮ってもらいましたのでご覧ください。

MODEMO展示品
※クリックで拡大します。

現段階では未塗装となっています。一通り必要な部品は全て装着済みの様子に見えます。

MODEMO展示品
※クリックで拡大します。

窓が大きいので車内の様子がよく見えますが、両先頭の車体と、中央の車体にモーターらしき物があるようです。

MODEMO展示品
※クリックで拡大します。

反対側です。正面のデザインもしっかりできている印象です。

MODEMO展示品
※クリックで拡大します。

歩道橋や建物の上からでないとなかなか見ることができない屋上です。アンテナ、エアコン、パンタグラフなど、コンパクトに収まっている様子がわかります。

MODEMO展示品
※クリックで拡大します。

台車もモーターも無い2車体目と4車体目の車内はスッキリしており、床面ギリギリまで広くスペースが確保されているようです。座席の表現などがどうなるのか気になりますね。

MODEMO展示品
※クリックで拡大します。

そしてギリギリのローアングルショットです。車輪がわずかにチラ見えしている程度で、レール踏面と車体の床下はわずかな隙間しか開いていません。まさに低床電車の醍醐味ですね。


低床の路面電車は、TOMYTECやKATOから富山ライトレールなどが模型化されておりますが、これらは2つの台車に2つの車体が繋がったスタイルでした。今回MODEMOから模型化されるこの広島電鉄5000形“グリーンムーバー”は、3つの台車に5つの車体が繋がったスタイルです。このタイプの路面電車のNゲージは、日本のNゲージ史上では初めての商品化となるわけですから、非常に期待が高まります。構造上、開発に苦慮する場面も出てくるかもしれませんが、首を長くして待つことにいたしましょう。




ときたまテレビの旅番組やCMなどでドイツなどのヨーロッパの低床路面電車を見かけますが、車輪が殆ど見えない電車がスーッと道路を走っているんですよね。

床を低くしてお客さんの乗降を楽にするために、車輪をどこまで小さくするか、動力装置をどこに収納するか、などなど様々な技術が集結して誕生したデザインなのですが、昔の路面電車と比べるとこのタイプの電車は本当に車高が低くなっています。技術の進歩というのは凄いなと改めて感じるところです。

広島電鉄においては5000形“グリーンムーバー”は12編成が在籍しており、さらに後継の5100形“グリーンムーバーマックス”も含めると、一大勢力となっています。広島がいかに路面電車の街であることをうかがわせるとともに、広島電鉄がこのような先進的な車両の導入に積極的であることも現代の都市交通を語る上では欠かせないと思います。



MODEMOのブースのその他の展示物はホビーショーとほぼ一緒でしたので割愛いたします。以上で、MODEMOのレポートを終わります。


担当:カピの塚@都電が東京を縦横無尽に走っていた時代に行ってみたい。
ユーザー評価
ユーザー評価
この記事の評価は5です。
現在5名がこの記事を評価しています。  
カピの塚 の関連記事
伝説の急行「ニセコ」
どんどん広がる小さな世界 ~ 第12回 国際鉄道模型コンベンションレポート (Zゲージメーカー編)
宮沢模型展示会2011レポート 【フローベルデ編】
憧れの列車のトレインマークがラバーコースターに! Vol.2 のテーマは「思い出の関西旅行」!!