ほほうと思った城プラの話

プラモデル
トメ子
ほほうと思った城プラの話
ご無沙汰しております。
少しだけ登場のトメ子です、ごきげんよう。


さてさて。
PLUMさんというメーカーが御座います。
出している商品と言えば

こんなのや
伝説な銀の鷹が爆発

こんなの
凄い甘味が緊急発進

あるいはこんなものが御座います
SkyでDroppingなニンフさん


これを見ると
ああ、キャラクターモノのプラモやフィギュアを出しているところかなー、と思うのですが。
そんなPLUMさんの新作はこちらです。


諏訪高島城
城プラの完全新作って年にいくつ出るんだろう


なんと、お城のプラモデル。

湖面に浮かぶような設計から「諏訪の浮城」と呼ばれ、
日本三大湖城の一つにも数えられるお城です。
城の周囲を湖に囲ませることで、天然の要害を成しているのが特徴だとか。


確かにこの城は他のメーカーさんからも出ておりませんが、
既存の城プラは大阪城や姫路城、安土城、熊本城といった大きい城が目につくので、
諏訪高島城と聞くと、ちょっとマニアックにも思えます。(地元の人ごめんなさい)
特に目立った合戦にも巻き込まれていませんし。

しかしPLUMさん冒険するなぁ……げふげふん。


そもそもは戦国時代後期に日根野氏という大名が
諏訪湖畔に七年かけて築城したのが始まりです。

地盤が軟弱なところに湖城を作るというわけで、
当時最新の建築技術を集結させて作らせたようです。

景色良さそう

が。
どれだけ頑丈に石垣を組み、立派な天守を掲げても、
痛みやすいことに変わりはなく、結構頻繁に補修工事をしていたとか。


ちなみにこちらの城プラ、特別版も御座います。

諏訪高島城~諏訪姫セット~
ご当地キャラ的な何か

こちらは城プラの他、武田信玄の側室である諏訪御料人をイメージした
「諏訪姫」のPVC製ミニフィギュアが付属します。

諏訪姫って誰やねん、という方に軽く解説しますと……。



むかーしむかし、この地には。
日根野氏の前に諏訪氏という豪族が住んでいました。
彼らは諏訪大社とも縁深く、歴代当主は大祝の役目も司っていたようです。
(なので武士でありながら神官という側面も持ち合わせていた、ちょっと特異な一族です)

が、武田信玄の侵攻によって諏訪家当主・頼重は自害。
分家の人たちは信玄に仕えることで、なんとか命脈を保ちます。

信玄の愛人

この時、信玄は頼重の娘を側室にしたというお話があります。
そのお嬢さんが諏訪御料人で、後に信玄との間に四男・勝頼が生まれます。

この辺りのお話は大河ドラマの「武田信玄」や「風林火山」でも描かれてますね。


が。
肝心の諏訪高島城が出来るのは

諏訪御料人が没し、更に信玄も没し、武田家は勝頼が継ぐものの、
織田信長の侵攻によって勝頼は自害し武田家は滅亡。
その後、残っていた分家の諏訪氏は家康に攻め込まれて、これに臣従。
挙句諏訪の地から武蔵の国に転封され、代わりに日根野氏がやってきて城を作る……。

と、いう過程を経てからのことなので

諏訪姫が住んでたわけでも、諏訪一族が作った城でも無い

のですが。

まぁ、諏訪ゆかりの人ということでフィギュアが付属します。


一応、フォロー(?)すると。
日根野氏が築城した後、諏訪の地には再び諏訪氏が入封し、
元鞘という形に収まっているので、全く無縁というわけでもありません。
めでたしめでたし。


キットそのものに関するお話ですが。
城プラとしては面白いところを付いていると思います。

屋根や板壁、石垣などは成型色で既に色分けがされている為、
一部塗装で十分な仕上がりが期待できる親切仕様。
更に湖面の水はクリアパーツを採用している為、質感もしっかり再現できそうです。

城プラはどちらかと言えば古いキットが多く、玄人向けの印象が強いので、
現在の新しい技術を盛り込んだキットが出てくれば嬉しいですね。

例えば城門開閉ギミックや、法螺貝がブォーブォー鳴る音声機能、
或いはLEDで炎上再現ギミック等が搭載されたらニヤニヤできるのですが……ダメですか。
戦国ジオラマ、どこかで商品化しないかなぁ。


と、まぁ。
濃ゆいお話ばかりで恐縮ですが、本日はこれにて!
不定期出没となりますが、近いうちにまた当ブログでお会いしましょう。


担当:トメ子@それでも勝頼は結構頑張ったんじゃないかと思うんだ……。
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