こんばんは、カピの塚です。
去る7月に開催された販売店向け商品説明会で展示されたTOMIXの試作品を一挙ご紹介するシリーズの続きです。
▼新幹線
まずは新幹線電車からのご紹介。
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< 92431 > N700 0系東海道・山陽新幹線 基本セット
JR東海のN700系です。
増結セットA・
増結セットBも含めて好評ご予約受付中です。
ぜひ
拡大写真をご覧いただき、JR東海所属車の特徴をご確認ください。
「○○番台」は製造番号の付け方を指していますが、
N700系は、JR東海所属車が0番台、JR西日本所属車が3000番台、
そしてJR九州所属車が8000番台というように番号を飛ばして付けられています。
同じ電車でも、所属会社によって塗装や細部の標記など仕様が異なりますので、
それを見比べてみるのも趣味的には面白いものです。
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< 92986 > 【限定品】 JR N700-8000系 山陽・九州新幹線 (R10編成) (8両セット)
CM撮影のための特別装飾が施されたR10編成を再現した限定セット。
やはり見どころは車体側面の虹色の装飾。
ここにCM撮影時に沿線に集まった人たちへのメッセージが書かれています。
▼電車
在来線電車のご紹介です。
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< 92425 > 国鉄 485-200系 特急電車 (基本・4両セット)
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< 92426 > 国鉄 485-300系 特急電車 (基本・4両セット)
国鉄のL特急の定番形式といえば485系。
今回は200番台と300番台の先頭車が入ったセットが発売になりました。
200番台と300番台の大きな特徴、それは正面。
200番台は正面に貫通扉が付いていて、
特急列車の分割併合に対応するという目的で設計されたものですが、
そのあとに作られた300番台ではその貫通扉が廃止されていますから、
国鉄の中で大人の事情が生じたと考えて間違いありません。
増結用の
動力車入り中間車セット、
動力車無し中間車セットはどちらもモハ+モハのユニットです。
そして、単品の増結用中間車は下記の3車種。
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< 8944 > 国鉄電車 サハ481形 (AU13搭載車)
普通車です。
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< 8945 > 国鉄電車 サロ481形 (AU13搭載車)
グリーン車です。
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< 8946 > 国鉄電車 サシ481形 (AU13搭載車)
食堂車です。
長距離を走る列車には食堂車が必須でした。
485系の黄金時代を再現するなら、サロとサシはぜひ連結したいものです。
今回TOMIXが提案しているのは間違いなく東北本線の「ひばり」や「やまびこ」の再現でしょう。
東北新幹線が開業する前の特急街道をNゲージでぜひ。
もちろん、485系はサロもサシも連結されていないモノクラスの特急も運転されています。
模型の世界でどのような列車を仕立てるかは、あなた次第。
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< 92407 > 115-1000系 近郊電車 (湘南色・冷房準備車) (3両セット)
115系1000番台もリニューアル発売となります。
下回りや集電関係が主なリニューアル箇所になる見込みです。
さて、冷房準備車はその名の通り、
将来的に冷房装置を搭載することを前提とした設計の車両。
屋根中央部を見ますと、不自然な大きな長方形の板と、
その両サイドに作業員が点検するときに歩くランボードが設置されていますね。
この位置に冷房装置が搭載する予定なので、そのように作られているのです。
今回は3両セットでの発売で、
同じく発売予定のEF63形と連結し、
往年の信越本線の普通列車を再現するのも良いでしょう。
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< 92838 > 115 1000系 (湘南色) (基本A・7両セット)
115系1000番台で、一般的な姿はこのように冷房化されているほうでしょう。
こちらは、
基本Aセット(7両)、
基本Bセット(4両)、
増結セット(4両)の3セット構成となっています。
全て連結すると、宇都宮線(東北本線)・高崎線の15両編成が再現できます。
日本中の115系の中で最長の編成ですね。
あとはそれぞれのセットをお好きなように組み合わせて、
両毛線、上越線、吾妻線、信越線といったローカル運用を再現するのも良いでしょう
▼気動車
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< 92984 > 【限定品】 JR キハ58系ディーゼルカー (あそ1962) (2両セット)
静岡ホビーショー限定商品は、キハ58系ディーゼルカー「あそ1962」。
JR九州で最後のキハ58系となった編成です。
今回の説明会でようやく完成形での展示となりました。
パッケージも車両と同じく高級感があふれる仕上がりです。
なお、入荷後あっという間に売り切れてしまいました。
沢山のお買い上げありがとうございました。
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< 92170 > キハ187 500系特急ディーゼルカーセット
特急「スーパーいなば」で活躍中のキハ187系500番台です。
500番台では智頭急行線に乗り入れる関係上、信号関係の装備が異なり、
それに関連して窓の配置など他の番台とは異なっています。
好評発売中のキハ187系は10番台を再現したもので、
特急「スーパーおき」などに使われている車両です。
ちなみに、キハ187系は平妻の正面デザインとなっており、
特急列車で一般的な流線型を採用している車両に比べると、
どうもスピード感は無いのですが、あなどることなかれ。
なんと実物のキハ187系は160km/h運転に対応した設計となっています。
現状では10番台などは120km/hまで、500番台は130km/hまでと速度を抑えていますが、
将来本気の160km/h運転が見られる日を楽しみにしたいと思います。
▼メンテナンス用品
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< 6432 > マルチクリーニングカーセット (ED61茶色+クリーニングカー茶色)
車両をひたすら走らせていると、
線路上に積もった埃や汚れなどによってレールが汚れてきます。
綿棒やガーゼにレールクリーナーを染み込ませて拭き拭き…という掃除は
定期的に行う必要があるのですが、レールが長くなれば掃除作業もなかなか大変。
そこで役に立つが走行しながらレールを掃除してくれる、クリーニングカー。
これまでいろいろ発売されてきましたが、
今回は旧型客車のような茶色に塗装されたクリーニングカーとED61のセットです。
既に前回までの説明会に展示されておりましたので、
特にご説明は不要でしょうか。
▼ストラクチャー(一般系)
ストラクチャーの新規発表品はガソリンスタンド2種類で、
今回加わったのがコスモ石油とキグナス石油です。
早くも試作品が展示されておりました。
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< 4068 > ガソリンスタンド (コスモ石油)
心も満タンにしてくれそうなコスモ石油。
事務所の赤い建物は模型の世界でも映えそうですね。
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< 4069 > ガソリンスタンド (キグナス石油)
黄色の看板もレイアウト上ではしっかり目立ってくれそうです。
商品ページには角度を変えて何枚か写真を載せておりますが、
どちらも細かいところまでよくできています。
ウェザリングを施すとよりリアルになりそうな気がします。
TOMIXのストラクチャーシリーズ、およびTOMYTECの建物コレクションシリーズで、
ガソリンスタンドがいくつも発売されてきておりますから、
そろそろ「ザ・人間 ガソリンスタンドの人々」なんて企画してみても良いのではないでしょうか。
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< 4070 > コンビニエンスストア (ファミリーマート)
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< 4071 > コンビニエンスストア (スリーエフ)
コンビニエンスストアも、ファミリーマートとスリーエフが仲間入り。
店内も良く見えますので、建物照明ユニットまたはTOMYTECの電飾キットを組み込み、
人形なども配置するとリアルなコンビニになります。
そろそろ「ザ・人間 コンビニの人々(ry
以上で、TOMIX試作品のご紹介を終わります。
担当:カピの塚
≪ バックナンバー ≫
・
TOMYTEC 販売店向け商品説明会リポート2011夏 (鉄道むすめ・ジオコレ編) (2011/07/14)
・
TOMYTEC 販売店向け商品説明会リポート2011夏 (新作発表編) (2011/07/14)
・
TOMYTEC 販売店向け商品説明会リポート2011夏 (TOMIX編・1/3) (2011/08/04)
・
TOMYTEC 販売店向け商品説明会リポート2011夏 (TOMIX編・2/3) (2011/08/04)