何年か前、修学旅行で北海道に行った時に化石発掘体験に参加して、
友人たちが葉っぱの化石だとか虫の化石だとかわんさか見つけているのに
自分だけ何も発見できなくて上野でアンモナイトの化石を買って帰った人間がいたそうな・・・
っていうかそれは私だった・・・
こんにちは、とみのんです。
今日は化石スキー骨スキーな皆さんにオススメしたい商品、
「スケルトンモデルシリーズ ヴェロキラプトル」をご紹介です!
グリフォンエンタープライズさんから発売予定のPVC製の完成品です。
映画「ジュラシックパーク」で登場して一躍有名になった肉食恐竜です。
(映画のラプトルはディノニクスをモデルにしているのでちょっとデザインが違うのですが・・・)
ラプトルは脳の重量比が高く知能が発達しており、仲間とコンタクトを取りながら集団で狩りをします。
恐竜のなかでも特に優秀なハンターと称される彼らに出会ってしまったら最後。
エサとして美味しくいただかれてしまう覚悟を決めなくてはならないのです(`・ω・´;)ゴクリ・・・
1971年にゴビ砂漠で発見された「闘争化石」をモチーフに立体化されています。
でも実際の闘争化石は、草食恐竜のプトロケラトプスがヴェロキラプトルに噛み付いて
押し倒している態勢で化石化されているんです。
あの温和なプトロケラトプスがですよ!!
信じられませんよね!!
その衝撃の図がこちら。
サイドショウさんから発売されています。
完全にプトロケラトプスが優位に立ってます・・・!!
きっと家族や卵を守ろうとしているんでしょうね。相当怒っているのか目がマジです。
話を元に戻して・・・。
今回グリフォンさんから発売される製品は、
形勢が逆になってラプトルが勝ち誇った姿で吠える姿を立体化しています!
肉食恐竜好きにはこちらのポーズの方が燃えるかもしれませんね。
全高約41cmと超ボリューミーな仕様で、博物館に飾ってあってもおかしくはない完成度です。
後肢第2指にある鋭い鉤爪は最大の武器。
深く曲がった形状をリアルに再現しています。
これを駆使して自分よりも大きな獲物をハントするのですが、肉を「斬る」というよりは
急所を「刺す」ことに使ったり、木に登るときに使ったりしました。
木に登る?あの大きさで?と、ジュラシックパークを観た方は思うかもしてません。
映画でのラプトルは3~4mくらいの大きさで描かれていたのですが、
実際は大型犬くらいの大きさでした。
さらに実際のラプトルは映画とは違い、羽毛に覆われていたという説が有力です。
化石に羽毛の痕跡が残っていなくとも、骨格が鳥に近いことがその説の手助けとなりました。
肋骨は鳥のように丸みを帯びていて、
現代の鳥と同じような「鉤状突起」が見られます。丸の所がそれ。
この突起は、呼吸をする時に肋骨と頬骨を動かすためのレバーとしての機能を持っていて、
ここが長い程素早く酸素を取り込めるような構造になっています。
早く走るために重要な役割を果たします。
特にラプトルの肋骨と鈎状突起は潜水鳥類(ペンギンとか)に似ているそうで、
「鳥は恐竜から進化した」という考えを裏付ける証拠のひとつなのです。
この製品は骨格標本や骨格図等の学術的見地に基づいて製作されたので、
そんな細かい所もキッチリとリアルに作りこんであります。
味わい深いシックな塗装がPVCとは思えない高級感を感じさせてくれます。
肋骨以外にも鳥に似た部位があります。それは前脚。
Tレックスなどの他の獣脚類に比べてラプトルの前脚はスラリと長く、
鳥の翼の構造にとても近い形をしていて、肩を持ち上げて羽ばたいたり
翼をたたむような動作をすることができました。
それで飛び立つことはなかったようですが・・・
フサフサの羽は卵の保温等に役立ったようです。
派手な色の羽をはためかせて走っていたのかなぁ~
なんて生前の姿を創造しながら眺めても楽しいですよね(^-^)
前から見るとちょっと楽しげなポーズ。
大きく開けたく力は鋭く小さな歯がびっしりと生えているのがわかります。
太く、しなやかな後ろ足。
時速40kmものスピードで走ることが出来ます。
台座のディティールも必見です!
プトロケラトプスの歯の表現が良いです。
肉食恐竜と草食恐竜での歯の作りの違いをじっくりと観察できますね。
以上、「
スケルトンモデルシリーズ ヴェロキラプトル」でした。
お部屋のインテリアに、コレクションに、理科の勉強用(?)にいかがでしょうか~!
ではまた明日~!( ^ω^)ノシ
担当:とみのん