こんばんは、カピの塚です。
宮沢模型展示会レポートの続きです。
今回はGREENMAX(グリーンマックス、以下GM)のブースのご紹介です。
ここでご紹介する試作品は、展示会当時はまだ発売されておらず開発中の段階です。
一部は今日のレポート掲載までの間に発売されましたが、試作品と本番品では少々異なる箇所がございます。
また、写真の色味については出来る限り補正を行っておりますが、実際に現物を見たときとは色合いが異なる場合がありますので、参考までにご覧ください。
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近鉄21020系 アーバンライナーnext
12月発売予定の近鉄21020系「アーバンライナーnext」です。
21000系「アーバンライナー」を「アーバンライナーplus」へリニューアル工事を行っている最中に予備車が不足することから、2編成だけ製造されたのがこの形式です。
同じアーバンライナーを名乗っておりますが、車体の構造としては22600系と近く、後継車としての位置づけもあるためnextの名前が冠されたわけです。
模型も、GMが過去に発売した22600系をベースとして開発されております。
この関係で部分的に実車と異なる箇所があるとのことです。
基本セットと増結セットの2セット構成で、組み合わせることで6両フル編成となります。
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近鉄21020系 アーバンライナーnext 基本3輛編成セット (動力付き) (基本・3両セット)
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近鉄21020系 アーバンライナーnext 増結用中間車3輛セット (動力無し) (増結・3両セット)
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近鉄21020系 アーバンライナーnext 名阪特急直通運転開始50周年ラッピング
同じくアーバンライナーnextですが、
名阪特急直通運転開始50周年ラッピング仕様です。
「50」の数字が大胆にプリントされています。
こちらの試作品はまだ先頭車しかなく、床下機器も取り付けられておりません。
それにしても先頭形状は意外に複雑なんですね。
近鉄は大阪圏と名古屋圏に大規模な線路網を持つ日本最大の私鉄です。
名古屋と大阪を結ぶ特急は近鉄の顔ともいうべき列車であり、
長年JRとの熱いバトルを繰り広げております。
記念ラッピング編成は6両セットでの発売予定です。
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近鉄21020系 アーバンライナーnext 名阪特急直通運転開始50周年ラッピング 6輛編成セット (6両セット)
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東京メトロ 15000系
東京の地下鉄・東京メトロ東西線の最新鋭の電車です。
副都心線の10000系をベースに開発された電車で、
日立製作所の「A-train」というフォーマットとなっています。
東西線はJR総武線・中央線のバイパスの役割を果たしていることや、
かつての鉄道空白地帯を通っているため、混雑が激しい路線の一つです。
ラッシュ時の乗降時間の短縮を図るため、他ではなかなか無いワイドドア車も走っています。
この15000系は全ての乗降扉の横幅が広めに作られています。
側面を見るとその様子がお分かり頂けるかと思います。
顔は05系13次車と10000系をブレンドしたようなデザインになっています。
独特の丸い形状や、鍵穴みたいな形のヘッドライトなどが面白いですね。
上から見た様子。
隣の中間車の屋根にでっかい穴が二つ開いていますが、
これはエアコンパーツの取り付け穴です。
模型的には床下機器や台車など
10000系と共用できるパーツがいろいろ使われているようです。
こういった面は実車も同様ではないでしょうか。
ただ、この模型では05系13次車の設計を流用しているため、
一部で寸法が実車とは異なるようです。
試作品を見る限りではそんなに気にならないかと思います。
先頭車と動力車の入った基本4両セットと、中間車3両セットが2種類あり、これらを全て組み合わせると、実車と同じ10両編成になります。
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東京メトロ15000系 基本4輛編成セット (動力付き) (基本・4両セット)
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東京メトロ15000系 増結用中間車3輛セットA (動力無し) (増結A・3両セット)
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東京メトロ15000系 増結用中間車3輛セットB (動力無し) (増結B・3両セット)
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東京メトロ 05系 13次車
レポートを書いている今日12月1日に入荷・発売となりました、東京メトロ05系13次車です。
先ほどの15000系と同じく、地下鉄東西線で使われています。
05系は1988年(昭和63年)にデビューした営団地下鉄の電車ですが、製造年次によって少しずつモデルチェンジが行われたため、同じ05系という名前でも年々形態が異なる車両が増備されていきました。
8次車以降はデザインが大幅に変更され、営団地下鉄末期に作られた11次車にいたっては08系と似たような構造になり、ついに13次車は民営化後の東京メトロになってから作られました。
その13次車は日立製作所の「A-train」というフォーマットに沿って作られているので、もう従来の05系とはまったく別の電車といっても過言ではない変化を遂げています。
A-trainのフォーマットを採用しているということは、
副都心線の10000系や、先ほどの15000系と似た意匠が多いわけでして、
実車では当然のことながら製造コスト削減や保守整備の統一化が図れるので利点も多いのですが、
模型でも似た部品の流用が可能になりますので、模型開発にも利便性が生まれている気がします。
ちなみに、東西線と直通している東葉高速鉄道の2000系は、この05系13次車と同型車です。
顔部分の拡大です。
05系8次車以降からヘッドライトの斜め上にテールライトが配置され、
ちょっと釣り目のような厳つい顔つきになりました。
しかしラインカラーの位置やスカートの形状のおかげで、
なんとなくにっこりしているような顔にも見えたりもします。
本番の製品では、列車番号、編成番号、行先表示は当初から入った状態となります。
すっきりした屋根、シンプルな形のエアコン、
パンタグラフ周りなどはこんな感じです。
05系13次車も、先頭車と動力車の入った基本4両セットと、中間車3両セット(A・B)の構成で、これらを全て組み合わせると実車と同じ10両編成になります。
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東京メトロ 05系 13次車 基本4輛編成セット (動力付き) (基本・4両セット)
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東京メトロ 05系 13次車 増結用中間車3輛セットA (動力無し) (増結A・3両セット)
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東京メトロ 05系 13次車 増結用中間車3輛セットB (動力無し) (増結B・3両セット)
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東武 30000系 東上線
東武鉄道30000系は、東武伊勢崎線から、地下鉄半蔵門線・東急田園都市線に乗り入れることと、それまで東武に在籍していた吊り掛け駆動車の置き換えを目的に1996年にデビューした電車です。2003年に東武伊勢崎線と地下鉄半蔵門線の線路が繋がってからは、直通運転に活躍してきました。2006年に乗り入れ用の新型車として50050系が登場したことにより、順次乗り入れの運用から撤退が始まり、一部編成を除いて地上専用車として使われるようになりました。
さらに変化があったのは今年(2011年)で、第1編成がそれまで30000系が配備されていなかった東上線に転属。中間に入っている先頭車から運転台が撤去されて中間車化、10両固定化されました。これは将来的に予定されている東上線のATC導入に向けた準備と思われますが、予想外の転属で驚いた人もけっこういたのではないでしょうか。
GMでは過去に30000系を発売しておりましたが、この話題の東上線転属車をいち早く製品化ということで、11月に発売となりました。
基本的には伊勢崎線に配属されていた頃と外見はあまり変わりありませんが、
先頭の連結器は電気連結器が無い、普通の密着連結器になりました。
伊勢崎線系統では編成の増結・解結が頻繁に行われるので電連が付いていたほうが便利なのですが、東上線では基本的に10両固定でしか運転されないので先頭に電連がある必要性が無いため撤去、というわけです。
実車は運転台が東上線仕様のグラスコクピット化されておりますが、模型だと外見からはわかりません。
セットに収録される行先方向幕ステッカーは東上線の列車種別と行先になります。
これはお好みのものを適宜選んでご自分で貼っていただく形になります。
もう一つの大きな変化箇所である、中間車化された先頭車については、展示がありませんでした。
模型としては運転室側もアーノルドカプラーとなっている先頭車が増結4両セットに入りますが、
見た目が先頭車でも機能的には中間車化されているため当然のことながらヘッドライトは点灯しません。
なお、車番は第1編成である31601F+31401Fとなっていますが、GMから発売の30000系は第11編成以降のマイナーチェンジ車がモデルとなっているため、この製品では細かいところが異なります。
セット構成としては、1種類の基本セットと、2種類の増結セットという組み合わせで、全て揃えると実車と同じ10両フル編成となります。
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東武 30000系 東上線 基本4輛編成セット (動力付き) (基本・4両セット)
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東武 30000系 東上線 増結用中間車2輛セット (動力無し) (増結・2両セット)
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東武 30000系 東上線 増結用中間車4輛セット (動力無し) (増結・4両セット)
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都営地下鉄 5000形 旧塗装・新塗装 (東京都交通局・浅草線)
都営地下鉄浅草線の初代の電車です。開業から1990年代半ばまで使われておりました。京成電鉄および京浜急行電鉄に乗り入れていましたので、地下鉄の電車とはいえ、千葉県内は東成田(後に京成成田まで延長)、神奈川県内も京浜川崎(現:京急川崎)を越えて逗子海岸(現・新逗子)までと幅広く運転されていました。もちろん、京急空港線の羽田空港にも乗り入れていましたし、北総開発鉄道(現・北総鉄道)の千葉ニュータウン中央にも乗り入れていましたし、現在の5300形同様あちこちに顔を出す地下鉄車両であったことは言うまでもありません。沿線の方にとってはなにかと懐かしい電車かと思います。
GMでは過去にクロスポイントブランドでキットを発売していましたが、今回晴れて完成品として改めて発売されることとなりました。試作品は未塗装状態のボディのみでしたが、完成品になるにあたりいろいろ改良されているかと思います。
中間車のボディです。
雰囲気的には営団丸ノ内線の300形や400形などと似たデザインなので、塗り替えたら丸ノ内線に簡単に化けられるのではないかと思ってしまいます。
製品としては、旧塗装未更新車のセットが3種類、新塗装更新車のセットが3種類、そしてオプションの行先表示ステッカーが発売されます。
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都営地下鉄 5000形 旧塗装・未更新車 貫通4輛編成セット (動力付き) (基本・4両セット)
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都営地下鉄 5000形 旧塗装・未更新車 先頭車4輛編成セット (動力付き) (基本・4両セット)
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都営地下鉄 5000形 旧塗装・未更新車 増結用先頭車2輛編成セット (動力無し) (増結・2両セット)
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都営地下鉄 5000形 新塗装・更新車 基本4輛編成セット (動力付き) (基本・4両セット)
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都営地下鉄 5000形 新塗装・更新車 増結4輛編成セット (動力無し) (増結・4両セット)
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都営地下鉄 5000形 新塗装・更新車 増結用先頭車2輛編成セット (動力無し) (増結・2両セット)
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都営5000形対応 行先表示ステッカー
ずいぶん細かい構成だなと思った方も多いかと思います。開業当時は2両編成でしたが、後に編成が長くなり、最終的には8両編成になりました。お好きな両数で編成を組むのがよろしいかと思います。また、実車は塗り替えや更新工事の過渡期に新塗装と旧塗装が併結して運転されていたこともありましたので、両方の色を連結してもあまり問題はありません。
行先表示は印刷済みですが、行先表示を変えたい方はオプションでステッカーをお買い求めください。1枚のステッカーに5000形の方向幕が全て収録されています。
京成線内で急行運転するときの「急行」と書かれた円型のマークも収録されていますよ。
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東京モノレール 1000形 旧塗装・新塗装
GMとフジミ模型の共同企画の東京モノレール1000形ですが、こんどは塗装済みキットが発売となります。デビュー当時の旧塗装は白地に赤帯、その後の新塗装は白地に赤と青のラインと装いが変わっていますが、今回はこの2パターンで発売予定です。
既にフジミから発売の未塗装キットを組み立てた方は内容をご存じかと思いますが、まだの方はランナーもぜひご覧ください。
非常に細かいところまで作られています。
自走できないディスプレイモデルとなっておりますが、レイアウト上では十分存在感を与えてくれるでしょう。
塗装済みキットは好評ご予約受付中です。こちらよりどうぞ。
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東京モノレール 1000形 (ディスプレイモデル) 旧塗装 6両/レール入セット (塗装済みキット)
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東京モノレール 1000形 (ディスプレイモデル) 新塗装 6両/レール入セット (塗装済みキット)
また、フジミ模型からは未塗装版が発売中です。
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東京モノレール 1000形 4両編成+専用レールセット (基本・4両セット) (組み立てキット)
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東京モノレール 1000形 中間車両セット (増結・2両セット) (組み立てキット)
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東京モノレール 直線レールセット (レール4本+橋脚5セット) (組み立てキット)
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東京モノレール 直線&曲線レールセット (直線レール10本、曲線レール10本、橋脚10セット) (組み立てキット)
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公団住宅 (公団)
公団住宅の試作品は松屋銀座の鉄道模型ショウ以降順次公開されてきましたが、今回の展示でほぼ最終形態に近い姿になったと思います。
芝生マットの上に展示してありますが、レイアウトやジオラマに組み込む際には周りの芝生もしっかり作りたくなりますね。
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公団住宅 (UR賃貸住宅)
こちらはKATOのジオタウンの道路プレートに配置した例です。
そうなんです、ジオタウン規格に順処しているので、KATOのストラクチャー類とサイズ的には互換性があります。
手軽に街作りが楽しめますよ。
製品は、日本住宅公団時代の仕様と、住宅・都市整備公団、都市基盤整備公団を経て、現在のUR都市機構の仕様の2種類が発売予定です。
また、複数購入を予定している方には耳よりな、住棟番号インレタも発売予定です。
こちらよりどうぞ。
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公団住宅 (公団) (1棟入) (完成品)
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住棟番号インレタA (1棟対応)
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公団住宅 (UR賃貸住宅) (1棟入) (完成品)
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住棟番号インレタB (1棟対応)
それでは、遅くなりましたが以上GMブースのご紹介でした。
担当:カピの塚@「あおと君」と聞いて連想したのはもちろん京成青砥。