第51回静岡ホビーショーレポート -KATO HOゲージ編-

鉄道模型
カピの塚
第51回静岡ホビーショーレポート -KATO HOゲージ編-
おはようございます。
カピの塚です。

私は残念ながら社内でお留守番となっておりました、静岡ホビーショー。
取材班が撮ってきた写真をもとにレポートを少々書きます。


まずは、話題のHOゲージのEF510形3種類から。

(HO) EF510-500 北斗星色
KATO HOゲージ EF510 500番台 北斗星
KATO HOゲージ EF510 500番台 北斗星

5月発売予定のJR東日本所属の北斗星色。
まだパンタグラフが搭載されていない試作品です。
それ以外は全て完成形態でしょう。

(HO) EF510-0
KATO HOゲージ EF510 番台
KATO HOゲージ EF510 番台

同じく5月発売予定のJR貨物所属のオリジナル機。
これはほぼ完成形態ですね。

(HO) EF510-500 カシオペア色
KATO HOゲージ EF510 500番台 カシオペア
KATO HOゲージ EF510 500番台 カシオペア

遅れて6月発売予定のJR東日本所属のカシオペア色。
こちらもパンタグラフが載っていないことを除いてほぼ完成形態。

KATO HOゲージ EF510 500番台 カシオペア

ボディのみの展示もありました。

このHOゲージ EF510 の凄いところは、その低価格という点。
メーカー希望小売価格(税込)がなんと13,440円!
Nゲージの蒸気機関車と勝負できるくらいの値段に迫っています。

ホビーサーチでご予約いただいた場合、決済方法によって割引率が異なりますが、それでも1万円少々。
1万円に少々プラスするだけで、HOゲージの電気機関車が買えるなんて信じられませんね。
(プラ製と金属製の違いなどにもよりますが、数万円~数十万円というのが相場です)
もしタイムマシンで10年前、いや5年前に戻って当時のHOゲージャーに言ったら間違いなく笑われるでしょう。
そのくらい衝撃的な価格設定です。

その安さの秘密ですが、KATOの並々ならぬ努力の賜物。

新規開発された動力台車にはモーターが直接搭載されております。
その結果、従来のHOゲージの電気機関車と異なり、
車体内部に動力関連の装置を搭載する必要が無くなり、
車体の構造が単純化されたことにより大幅なプライスダウンが実現。

この動力台車が誕生したことにより、車体の中にスペースができましたので、
ここに後日発売予定のサウンド機構やDCC関連機器を搭載することができます。
車体側面のエアフィルター部分は単なるモールドではなく、
本当にフィルターになってまして、将来サウンド機構を搭載したときには、
フィルターを通して音を出すということも可能になります。

買ってすぐに遊べるよう、ユーザー取り付けパーツは一切なしということで、
ナンバープレートも取り付け済み。
ワイパーやジャンパ栓などは一切省略されていてあっさりしています。
あまり気にならない程度かと思いますが、
気になってしまう方はご自分で社外パーツを調達し、
カスタマイズするのもひとつの楽しみでしょう。

屋根上の無線アンテナがライトスイッチを兼ねておりまして、
回転させると、走行モード(ヘッドライトのみ点灯)、
単機回送モード(ヘッドライトとテールライト点灯)、
入換モード(ヘッドライトと、テールライト片方点灯)という、
切り替えが可能です。

KATOの今後のHOゲージ発売予定
KATO HOゲージ予告

HOゲージ EF510で「鉄道模型のある生活」
現在全国の鉄道模型販売店で掲出されているポスターです。

KATOとしては、このHOゲージのEF510を買ったら、
「走らせるのが勿体ない」なんて言わせません、
毎日走らせて徹底的に遊び倒してほしい、とのことです。

ちなみに動力台車パンタグラフが別売予定です。
遊び過ぎてもこれで安心?


ポスターにはEF510のお供に、今後発売予定のHOゲージ24系寝台特急「北斗星」の告知が出ております。
これらも現在ご予約受付中です。

もう既に客車に関してはこれより値段を下げることはできない限界に達しているそうですが、
機関車が安くなった分、客車を手に入れるチャンスも生まれるのではないでしょうか。

個人的には、このEF510の発売によりHOゲージの世界が大きく変わる気がします。
Nゲージとの価格差、壁が大きく取り除かれる日がくるのではないかと。


あとは保管スペースの問題ですかね。




(HO) EF65-1118 レインボー色 (再生産)
KATO HOゲージ EF65 1118号機 レインボー
KATO HOゲージ EF65 1118号機 レインボー
こちらは従来品のEF65 1118号機 レインボー色です。
ジョイフルトレイン「スーパーエクスプレス」の牽引にと、
派手な塗装が施された1118号機を再現したものです。
車体に斜めに書かれたEF65の文字が当時としてはとても斬新なデザイン。
今見ても新鮮です。

(HO) コキ104 18Dコンテナ積載 (2両入り) (再生産)
KATO HOゲージ コキ104

こちらも従来品のコキ104です。18Dコンテナも一緒に入っています。
JR貨物のコンテナ車の定番形式の一つです。
EF510はJR貨物の0番台はもちろんですが、
北斗星色もカシオペア色も貨物列車の牽引も担当しますので、
いっしょに揃えてみるのもよさそうです。

なお、最近主流の灰色のコンテナ車は他社(これとかこれ)から発売中ですので、
そちらもぜひどうぞ。

HOゲージ スターターセット DD51貨物列車 (Type:HO Master1 [HM-1]) (発売中)
KATO HOゲージ スターターセット DD51 貨物列車

これからHOゲージを始めたいという方にお薦めなスターターセット。
基本的な楕円形のレイアウトが組める線路と、コントローラー、
そして車両はJR貨物DD51形更新機とコキ104が1両ずつ入っています。

まずはこれだけ買って、HOゲージの世界へ踏み込んでみるのも良いでしょう。


KATO HOゲージいろいろ

というわけで、KATO HOゲージの展示のレポートでした。


担当:カピの塚@時代の波に乗れ!



【第51回静岡ホビーショー特集記事】
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