先日開催された宮沢模型展示会のレポートの続きです。
今回は、Zゲージメーカーのブースで気になったものをお届けいたします。
Tenshodo(天賞堂)
▼165系 直流急行形電車
天賞堂からは165系が発売予定です(昨年発表済)。
セットと単品による組み合わせで、ようやく予価が発表されました。
▼165系の試作品
▼165系・クハ165
ピンボケしていますが、おそらくクハ165だと思います。
▼165系・クモハ165
ピンボケしていますが、おそらくクモハ165だと思います。
▼165系・モハ164
パンタグラフ付き中間車です。
▼165系・サロ165
グリーン車は、帯有りと帯無しがそれぞれ単品で発売予定です。
代表的な4車種のみ展示してありました。
▼パッケージ
車両セット用のパッケージはこのようなブックケースになります。
天賞堂のZゲージでは初めての車両セットとなります。
天賞堂165系各種は下記にてご予約受付中です。
165系は最短3両編成から手軽に楽しめます。
各車両増結して12両編成など長い編成の急行列車を楽しむのもよろしいかと思います。
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< 85001 > (Z) 165系 急行型電車 (冷房改造車) (基本・3両セット)
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< 85002 > (Z) 165系 急行型電車 (冷房改造車) (増結・3両セット)
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< 85003 > (Z) 165系 急行型電車 (低屋根・冷房改造車) (基本・3両セット)
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< 85004 > (Z) 165系 急行型電車 (低屋根・冷房改造車) (増結・3両セット)
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< 85005 > (Z) 165系 急行型電車 (シールドビーム) (基本・3両セット)
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< 85006 > (Z) 165系 急行型電車 (シールドビーム) (増結・3両セット)
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< 85007 > (Z) 165系 急行型電車 (シールドビーム・低屋根) (基本・3両セット)
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< 85008 > (Z) 165系 急行型電車 (シールドビーム・低屋根) (増結・3両セット)
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< 85009 > (Z) サロ165
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< 85010 > (Z) サロ165 (帯なし)
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< 85011 > (Z) クハ165
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< 85012 > (Z) クハ165 (シールドビーム)
Platz(プラッツ)
▼キハ40系 開発進行中!
かねてより予告されているキハ40系。
▼キハ40の開発進捗状況
CADデータをもとにした原型と言ったらよろしいのでしょうか。
現在はここまで開発が進んでおります。
短編成で楽しめるキハ40系はカラーバリエーションも多いため、今後が楽しみですね。
詳細発表ならびにご予約受付開始までもうしばらくお待ちください。
▼ドクターイエロー922形T3編成イメージモデル
人気の0系新幹線のカラーバリエーションで、
922形「ドクターイエロー」T3編成をイメージした2両セットです。
“イメージモデル”と題している通り、
実車で窓の無い部分は車体色に塗りつぶすなどの工夫をし、
それらしく見せています。
▼JTT Nスケール~Zスケール向け樹木
安さとリアルさに定評のあるJTTの樹木はPlatzが輸入を行っています。
これから日本国内で販売を考えているというアイテムが展示されていました。
こちらはNやZで使えそうな大きさの樹木です。
▼JTT HOスケール向けチューリップと花
こちらはHOスケールのチューリップと花のセットです。
▼JTT 岩などの素材
これは岩、石、砂などを表現するための素材のようです。
このような自然物は特にスケールは気にする必要がありませんので、
自分で作りたいレイアウトやジオラマにあったものを適宜選んで使うのが良いでしょう。
▼JTT 1/200スケール自動車、1/100スケール人形
左は1/200スケールの自動車模型、右は1/100スケールの人形模型です。
シンプルな造形と白い外観…。
どちらかというと建築模型の世界で使われるタイプのアクセサリーでしょうか。
住宅展示場や集合住宅のモデルルームなどに飾られている模型で見かける気がします。
こちらも工夫次第では鉄道模型にも応用可能でしょうか。
PRMLOCO(プリモロコ/クラウンモデル)
▼駅舎、対向式ホーム、跨線橋。
かねてより開発が進められてきた駅舎、対向式ホーム、跨線橋のサンプルです。
仮称ではありますが、下記ページよりご予約受付中です。
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< 4006 > (Z) 駅舎&ホーム
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< 4008 > (Z) 跨線橋
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< 4007 > (Z) 対向式ホーム (延長ホーム)
それではじっくり見てみましょう。
▼駅舎(表側)
赤い屋根が特徴の駅舎の表側です。
柱や窓桟が非常に細かく作られています。
▼駅舎(ホーム側)
駅舎のホーム側です。ご覧の通り駅舎のベースとホームは一体化しています。
駅名票や改札口のラッチなどがのどかな雰囲気を醸し出しています。
▼跨線橋
続いては跨線橋です。
上越線に実在する某駅の跨線橋をモデルにしているそうです。
既に発売中のEF64形や24系25形が似合いそうです。
上越線方面がお好きな方がクラウンモデルの中にいらっしゃると思われます。
▼跨線橋側面
木造の跨線橋なのでしょうか、板の雰囲気がよくでています。
屋根が立派なところもまた特徴的です。
▼跨線橋拡大
鉄骨の表現も細かくて臨場感があります。
プラスチックでシャープに再現されているところが好印象です。
▼対向式ホームと人形
対向式ホームのサンプルには人形も飾られていました。
▼対向式ホーム裏面に磁石を取り付けた例
ホームの裏面にはマグネット磁石を貼り付けられる仕様になるようです。
(マグネット磁石がオプション品か付属品なのかは不明です)
▼対向式ホーム上に磁力で固定された人形
人形の足元にも薄い磁石、小型の磁石を取り付ければ、
ホームの好きな位置に配置できますね。
(人形の仕様や発売予定については不明です)
▼開発中の485系・クハ481
こちらもかねてより開発中の485系です。彩色済みのサンプルがお目見えしました。
(JAM会場にも展示してあったかと思います。)
▼開発中の485系・モハ485
▼開発中の485系・モハ484
▼開発中の485系・サロ481
▼開発中の485系・モハ485
▼開発中の485系・モハ484
▼開発中の485系・クハ481
かつてREAL ZJから発売された485系を改良して、
本格的な鉄道模型にリニューアルしたものとして捉えてよいようです。
▼開発中の485系・クハ481正面
正面の拡大写真です。
300番台・1000番台の先頭車の特徴がよく再現されています。
ヘッドマークの「ひばり」、文字タイプですが鮮明に読めます。
ヘッドライトとテールライトがほぼ同じ大きさになっているのはご愛嬌でしょうか。
価格や発売予定日などは未定です。
予約受付開始までもうしばらくお待ちください。
ROKUHAN(ロクハン)
車両およびレールの積極的な開発が行われています。
▼単線トラス鉄橋
発売予定の単線トラス鉄橋です。
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< R041 > 単線トラス鉄橋 (緑) 220mm (1個入り)
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< R061 > 単線トラス鉄橋 (茶) 220mm (1個入り)
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< R042 > 単線トラス鉄橋 (赤) 220mm (1個入り)
いずれも鉄橋部分のみの製品で、橋脚およびレールは別売りです。
ROKUHANに限らずPECOなど他社のレールをお使いの方にも配慮してレール無し仕様としたそうです。
下記の写真は、ROKUHANの道床なしレール110mmと、橋脚を組み合わせた設置例です。
▼単線トラス鉄橋 (緑)
▼単線トラス鉄橋 (茶)
▼単線トラス鉄橋 (赤)
やはりレールを増やしていくと、高架線を繋いだり、鉄橋を設置したくなるものです。
以上、
宮沢模型展示会2012年秋潜入レポート【Zゲージ編】でした。
………が、ROKUHANの予定品はこれだけではありません。
ここでおまけといたしまして、JMRA 第33回日本鉄道模型ショウの展示もレポートいたします。
会場およびカメラが異なりますので、色合いが少々おかしく写っておりますが、ご了承ください。
JMRA 第33回日本鉄道模型ショウ
ROKUHAN(ロクハン)
▼14系「リゾート」
発売予定の11月下旬に発売となった14系「リゾート」です。
リゾート白馬'88やムーンライト九州などで活躍した車両で、
「リゾート・シュプール」などとも呼ばれています。
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< T006-4 > 14系特急形客車 `リゾート` (4両セット)
▼14系「ユーロピア」
発売予定の14系「ユーロピア」です。
12系「ユーロライナー」と装いを揃えた車両です。
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< T006-3 > 14系特急形客車 ユーロピア (6両セット)
▼ロクハン製品化決定速報
製品化発表の掲示物がありました。
これによると、40ft海上コンテナやEF66形電気機関車が新規発表となっています。
▼EF66 後期形 JR貨物更新車
これは予定されているEF66形のうち、EF66形 後期形 JR貨物更新車の車体のサンプルです。
▼EF66 ボディのみ
こちらもEF66形のボディです。
EF66形はいずれも発売時期、価格共に未定です。
今後の情報をお待ちください。
そしてEF66形といえば、そうです。貨物ですね!
▼コキ106 (ブルー)
コキ106形(ブルー)の試作品が展示されておりました。
なお、模型の耐久性に伴う構造上、反射板は一体化となるそうです。
コキ106形はブルーだけでなくグレーも予定されています。
コキ106形は2両入りで税込定価3,360円。来春発売予定とのことです。
予約開始までもうしばらくお待ちください。
▼川崎汽船40f海上コンテナ (コキ106への搭載例)
発表にあった川崎汽船40ft海上コンテナです。
これは先ほどのコキ106に搭載した状態の展示です。
▼TEX 40f海上コンテナ
▼MSC 40f海上コンテナ
TEXとMSCの海上コンテナもこのようにサンプルが展示されていました。
▼積み重ね可能です。
もちろん、積み重ねが可能です。
▼日本通運 ECO LINER 31 各種
このほか、日本通運の「ECO LINER 31」の31ftコンテナ各種も予定されています。
40ftコンテナは、いずれも各2個入りで税込定価1,344円、冬発売予定とのアナウンスです。
今後の情報をお待ちください。
▼セキ3000・セキ6000
これは予想外のセキ3000・セキ6000の未塗装サンプルです。
実は6月に発表されておりましたが、ここまで出来上がっています・
石炭輸送用の貨車で、北海道や九州など炭鉱のある地域で大活躍しました。
10~20両くらいあると実物と同じような貨物列車が再現できます。
天賞堂から発売中のD51形を牽引機にすると似合いそうです。
▼セキ3000・セキ6000 積荷取り外し可能
積み荷は取り外しが可能ですので、空荷状態も再現できます。
妻面にあるハンドルもしっかり再現されていて良いですね。
発売時期は2013年春~夏頃になるようで、価格は未定です。
こちらも予約開始までもうしばらくお待ちください。
▼トランクレイアウト ミニマムサポートキット (作例)
一応参考展示となっていたのがこちらのトランクレイアウトキットです。
内容は、トランク、レイアウトベース、レール一式のセット。
ストラクチャーやシーナリーは各自ご用意のうえ、
これをもとに自由にレイアウトを作っていただくという趣向の商品だそうです。
▼トランクレイアウト ミニマムサポートキット (作例)
写真は参考出展の作例です。
単線が2重のループになっています。
築堤やトンネルを用い、狭い空間でも効果的に走行距離を稼いでいます。
▼トランクレイアウト ミニマムサポートキット (作例)
鉄道模型の楽しみ方の一つに、トランクにレイアウトを作って、
家の中に留まらず旅先など好きな所へ持って行く、というのがあります。
ただ、そのような楽しみ方ができるのはいくら小さいNゲージでも少々厳しいため、
ここはやはりZゲージの出番となるわけです。
この「トランクレイアウト ミニマムサポートキット」は、
レール配置を見ますとポイントでトランク外へとつながるための分岐があります。
その先は普通のフロアレイアウトにつながるのか、モジュールレイアウトにつながるのか、
または別のトランクレイアウトにつながっていくのか、それはお客様次第でしょうか。
来春~夏発売予定とのことです。
こちらも今後の情報をお待ちください。
以上、JMRA 第33回日本鉄道模型ショウ ROKUHANブースのレポートでした。
担当:カピの塚