こんにちは、カピの塚です。
11月2日(土)・3日(日)に東京・大田区産業プラザPiOで開催された、
第34回日本鉄道模型ショウ(主催:日本鉄道模型連合会)を見に行ってきましたので、
会場の様子を少しレポートいたします。
入口の看板です。
★トラムウェイ
ブースが混雑していたので写真を撮ってくるのを忘れたのですが、
トラムウェイからNゲージ新製品として国鉄C11形蒸気機関車が発売予定との発表がありました。
1/150スケールの追求のため、小型モーターの新規開発。
煙室・ボイラ・火室部分をダイキャストで作成して重量のアップと走行性の安定化。
前照灯は点灯予定。
サイドタンク揺れ止め付き、北海道タイプ、九州タイプなど数種類発売予定とのことです。
また、16番ではDD16形300番台、DD14形、DD13形重連形寒地用、国鉄8620形などの発表がありました。
楽しみですね。
★でんてつ工房
こちらも混雑していたので写真を撮る時間が無かったのですが、
好評の
16番 プラ製 国鉄115系0番台の続編として、増結セットの発表がありました。
★Aclass(アクラス) ~ D-craft(ディークラフト)
かねてより予告が出ている国鉄80系電車のプラ製キットの案内です。
まずはクハ86、モハ80、サハ87から先行発売になるとのこと。
価格が決まり次第、予約開始となる見込みです。
3Dプリンタを使ったモックアップですが、
先頭車のクハ86はこのような感じになるようです。
中間車のモックアップです。
台車、床下機器、動力は他社製品を適宜利用します。
予約開始までもう少々お待ちください。
こちらはAclassの従来品で、205系プラ製キットの作例見本です。
左は京葉線に新製配置された後期形(所謂メルヘン顔)、
右は山手線に新製配置されたのちに京葉線に転属した車両です。
【関連商品はこちらから】
●
16番 国鉄 205系 直流通勤形電車 (客扉大窓) クハ204・クハ205 (2両・組み立てキット)
●
16番 国鉄 205系 直流通勤形電車 (客扉大窓) モハ204・モハ205 (2両・組み立てキット)
●
16番 国鉄 205系 直流通勤形電車 (客扉大窓) サハ205 (2両・組み立てキット)
●
16番 20mボギー車用 動力ユニット (20m車・ボルスタ間13.8m用)
●
16番 205系前面パーツセット 京葉・武蔵野線タイプ (2輌分入り)
●
16番 205系前面パーツセット 先頭車改造タイプ (2輌分入り)
●
16番 205系前面パーツセット 500番代相模線タイプ (2輌分入り)
●
16番 Aclass製205系用 客ドア (小窓) (2輛分入)
こちらはAclassから発売されている、DVD「模型工作者必見 車輌工作ガイド サハ204 6扉車を作る」、「模型工作者必見 車輌工作ガイド キハ30を作る」で取り上げている車両の作例です。
★PRMLOCO(プリモロコ) ~ Crown Model(クラウンモデル)
Zゲージのレイアウト上にぽつんと、オハ60系客車とみられるモックアップが展示されていました。
次の新製品でしょうか?!(詳しい発表はありませんでした)
Zゲージ用のプラスチック製ストラクチャーが新発売になります。
上越線沿線に実在するとされる駅をモデルにした駅舎、ホーム、跨線橋です。
小さいながらも柱の造形まで細かく表現されています。
●
(Z) 駅舎&ホーム (赤屋根)
●
(Z) 駅舎&ホーム (緑屋根)
●
(Z) 対向式ホーム (延長ホーム)
●
(Z) 跨線橋
展示されていたレイアウト上ではEF64形1000番台が牽引する貨車や客車が走行実演されていました。
このレイアウト、山があってトンネルの中を列車が走り抜けていきます。
なんと山の上に滝と池があり、
滝からは本当の水が流れ出て循環するギミックがありました。
写真ではわかりづらいですが。
★MICRO ACE(マイクロエース)
MICRO ACEはNゲージの試作品展示品が多数ありましたが、
会場の都合でフル編成の展示にはなっておりません。
撮影した写真は各商品ページにも掲載しております。
ここでは主なものをご紹介いたします。
●
785系 300+789系 スーパー白鳥 (8両セット)
●
キハ48 リゾートみのり (3両セット)
●
E257系500 新スカート (5両セット)
●
E257系500 旧スカート (5両セット)
●
京急 2000形 3扉 30周年リバイバル塗装 (8両セット)
通常塗装もあります。
●
京急 2000形 3扉 改良品 (8両セット)
●
京急 2000形 4両編成 3扉 改良品 (4両セット)
●
小田急 5000形 (4両セット)
●
小田急 5000形(5200形) (6両セット)
●
DD16-304・ラッセルヘッド 糸魚川 (2両セット)
●
DD16-304・標準色 機関車 つらら切り付・糸魚川
ラッセルヘッドと機関車本体は別売りですのでご注意ください。
●
DD16-15・標準色 デッキ・手すり付 小樽築港機関区
こちらも展示されていましたので写真は商品ページにてご確認を。
●
EF13-25 戦時型 第一次改装 ボンネットR付 上越形
ごつい感じが個性的です。
●
EF13-18 戦時型 登場時 PS13
●
EF13-17 ATS 箱型ボディ交換車
登場時と晩年の箱形ボディ時代も模型化されます。
●
近鉄 23000系 伊勢志摩ライナー リニューアル 赤編成 (6両セット)
●
近鉄 23000系 伊勢志摩ライナー リニューアル 黄編成 (6両セット)
●
12系客車 「ゆうゆうサロン岡山」 登場時 (6両セット)
●
キハ32 JR四国色(バックミラー付) 角型ライト (2両セット)
バックミラーの表現が細かいですね。
●
キハ32 旧塗装・赤 高知気動車区 (2両セット)
同じく角型ライト仕様車のキハ32で、旧塗装車です。
●
キハ32 旧塗装・オレンジ 松山気動車区 (2両セット)
参考までに以前発売された丸型ライト仕様車です。
●
キハ47 指宿のたまて箱 2両セット
海側と山側で塗装が大きく異なる奇抜なデザイン。
九州の観光特急の一つとして人気があります。
●
西鉄 5000形 旧社紋 (4両セット)
好評の西鉄5000形の旧社紋時代を再現。
●
西鉄 5000形 第2編成 登場時(黄帯) (3両セット)
5000形登場当初は配色が決定しておらず試験的に黄色帯となった姿も再現。
★南洋物産
HOナローのミルク運搬貨車を製品化予定とのことです。
積み荷は輸入キットのミルク積み下ろし駅に付属するミルク缶を載せると良さそうとのことです。
こちらがそのミルク積み下ろし駅のプラキットです。
写真左はストレートに組んで塗装した作例です。
土台の脚が長いのでそのままだと日本のHOナローの駅には使いにくそうですが、
桟橋など他の用途にも転用できそうです。
脚を取り付けずに、土台を自作した例です。
気になる車両キットを発見しました。
この車両、タイを旅するテレビ番組などでよく見かけますよね。
タイ国鉄で活躍している日本製の気動車で、THN系と言います。
Tは東急車輌製造、Hは日立製作所、Nは日本車輌の頭文字です。
模型はペーパー製の車体キットで足回りは別途調達が必要です。
またステンレスのコルゲートを表現するためにGREENMAXのコルゲートシートが必要です。
★ネコ・パブリッシング
由利高原鉄道の新型車 YR-3000形 がなんと完成品で登場です。
実車を製造した日本車輌のプレスリリースによると、3両が活躍中とのことです。
こちらが模型のサンプルですが、非常によくできています。
窓ガラスは透明度の高いアクリルの削り出しだそうです。
実車は元京急700形で琴電では1200形として活躍中。
琴電のマスコットであることちゃんのラッピングが施されている編成を完成品で再現。
模型は新規金型の完成品車両とのことです。
東京臨海高速鉄道りんかい線の開業15周年記念ラッピング車で、
片側の先頭車はムック柄、反対側の先頭車はガチャピン柄になっています。
模型は、ラッピングが施された両先頭車と、
走行の為の動力付き中間車の3両セットとなっています。
製造担当はMICRO ACEです。
MICRO ACEから発売予定の70-000形後期型基本セットと増結セットが同じ車番となっており、
組み合わせて先頭車を差し替えることでフル編成が再現できます。
(この場合、差し替え元の先頭車2両、ならびに動力車が余ります)
ホビダスと一部のお店にて限定発売とのことです(ホビーサーチではお取扱いございません)。
パッケージ裏面はムックの柄になっています。
【関連商品はこちらから】
●
東京臨海高速鉄道 70-000形 後期型 (基本・6両セット)
●
東京臨海高速鉄道 70-000形 後期型 (増結・4両セット)
★Platz(プラッツ)
かねてより予告されていたZゲージのキハ40系2000番代です。
サンプルが登場しています。
先頭部のカプラーは差し替え式で、
ダミーカプラーとアーノルドカプラーを選ぶことができます。
今後はカラーバリエーションの展開が予定されています。
キハ40系は各地で活躍している気動車ですので、
他の番台やご当地カラーが登場すると良いですね。
★ポポンデッタクラフト
ポポンデッタグループのレイアウト・ジオラマ製作専門会社がポポンデッタクラフトです。
ポポンデッタから発売の単品貨車シリーズが会場特別価格にて販売されていました。
こちらは実際にJR東日本が使っているバラストを、
鉄道模型用に細かく粉砕した「会津バラスト」です。
会津バラストの使用例です。
さすが本物のバラストだけあってリアルです。
SサイズはNゲージ用、
MサイズはNゲージからHOナローくらいがちょうど良さそうでしょうか。
LサイズはHOゲージに適しているかと思います。
●
ジオラマ素材 会津バラストS
●
ジオラマ素材 会津バラストM
●
ジオラマ素材 会津バラストL
ポポンデッタクラフトにて使用している樹木も製品化されます。
その数、12種類です。
こちらが「ポポンデッタの樹木」の使用例です。
非常に鮮やかで色とりどりの紅葉のある風景が再現されています。
このレイアウトを見ていたら、そういえばまだ今年は紅葉を見に出かけていないなということに気付きました。
紅葉前線はどんどん南下しておりますので、皆様も紅葉見物にお出かけになってみては。
「ポポンデッタの樹木」各種はホビーサーチでもお取扱いいたします。
●
ジオラマ材料 樹木 レギュラー 緑色 90mm
●
ジオラマ材料 樹木 レギュラー 緑色 70mm
●
ジオラマ材料 樹木 レギュラー 緑色 50mm
●
ジオラマ材料 樹木 レギュラー 深緑色 90mm
●
ジオラマ材料 樹木 レギュラー 深緑色 70mm
●
ジオラマ材料 樹木 レギュラー 深緑色 50mm
●
ジオラマ材料 樹木 桜 65mm
●
ジオラマ材料 樹木 桜 40mm
●
ジオラマ材料 樹木 楓 65mm
●
ジオラマ材料 樹木 楓 40mm
●
ジオラマ材料 樹木 柳 70mm
●
ジオラマ材料 樹木 柳 50mm
時間の都合によりご紹介しきれていないのですが、
これにて第34回日本鉄道模型ショウのレポートを終わります。
担当:カピの塚