こんにちは、カピの塚です。
4月に都内で開催されたTOMYTEC新製品説明会レポートの続きです。
今回は鉄道模型の話題を一旦お休みしまして、
トミカリミテッドヴィンテージとチョロQ zeroの話題です。
★チョロQ zero
チョロQは、タカラトミーグループの前身であるタカラが発売した、言わずと知れたゼンマイ仕掛けの可愛い自動車玩具です。
現在は、トミーテックがその意志を引き継ぎ「チョロQ zero」というシリーズで展開中です。
●
チョロQ zero Z-22a トヨタプリウス (緑)
●
チョロQ zero Z-22b トヨタプリウス (紫)
エコカーとしてすっかり定番となったトヨタプリウス。
カラーリングもお馴染みの2色をチョイスしています。
プリウスといえば、最近ではタクシーで採用されている事例が増えていますね。
カラーバリエーションが急に豊富になった印象です。
●
チョロQ zero Z-25a NV350 (ブラウン)
●
チョロQ zero Z-25b NV350 (銀)
日産のワンボックス車でお馴染みのキャラバンです。
今回チョロQ zero化されたのは2013年に実車が発売されたばかりの最新型 NV350です。
製品化が早いですね!
●
チョロQ zero Z-24a クラウン (ピンク)
●
チョロQ zero Z-24b クラウン (黒)
2012年末に登場のトヨタクラウンアスリート。
フロントグリルがバンパー部分までつながってなんだか厳つい印象ですが、
その一方でドラえもんのどこでもドアを意識したといわれるピンクの出現。
今までのクラウンのイメージからは想像もできない色遣いには驚きを隠せません。
●
チョロQ zero Z-23a Honda N-ONE (白)
●
チョロQ zero Z-23b Honda N-ONE (黄)
ニューネクストニッポン乗り物なホンダのN-ONEです。
今回モデル化したのは標準顔のほうです。
ご近所でよく見かける生活に根付いた車というのが親近感がありますね。
チョロQといえば大胆で巧みなデフォルメを行いますが、
軽自動車だともともと車体が小さいこともあって特に似合っています。
●
チョロQ zero Z-18e 相棒×日産フィガロ
『相棒』シリーズで杉下右京警部が愛車としている日産フィガロ。
亀山・神戸の両刑事が相棒の頃は運転は彼らに任せていましたが、
シーズン11より甲斐刑事(カイトくん)が相棒になってからは、
杉下警部自らハンドルを握っております。
フィガロは1990年代前半に限定的に販売された車なんですが、
当時新車で買ったとした場合20年以上は乗っていることになりますので、
杉下警部は物持ちが大変よろしいと思います。
劇場版の新作も公開されたことですし、早く映画館に行きたいところです。
★トミカリミテッドヴィンテージ (1/64スケール)
好評の西部警察シリーズが続々登場します。
一部ネタバレなことを記述しておりますので、
これからDVD等をご覧になる方は
読み飛ばしてください。
●
LV-NEO 西部警察 Vol.11 フェアレディZ 2by2
『西部警察』第104話「栄光への爆走」に登場のフェアレディZ S30型です。
この回は銀行強盗事件が発生するお話。
逃走車を西部署のパトカー軍団が追跡しますが、
ドライビングテクニックについていけずパトカーは次々と脱落していきます。
それもそのはず、逃走車のフェアレディZを操っていたのはレーサー。
銀色のS30型は物語の後半で大門部長刑事運転のマシンXとカーチェイスで登場します。
どういうわけか、ジャンプ台が用意してあり、
河川工事の看板を突き破って運河を飛び越え、
逃走に成功するという仰天のアクションを披露してくれます。
さすがの大門刑事もジャンプはせず追跡を断念します。
(同様にジャンプ台の出現で追跡を断念したケースで「ホットマネー攻防戦」がありますネ)
ただ、実際の撮影では飛距離が足りずに大クラッシュしており、
後にそのクラッシュシーンはオープニングで使われることになります。
また、ジャンプするシーンは2シーター(2人乗り車)で、
着地や走行シーンはタイトル通り2by2(4人乗り車)が演じており、
カーアクションドラマらしいすり替わりが行われているのもご愛嬌でしょうか。
●
TLV 西部警察 Vol.14 (330型) 2000SGL-E エクストラ (白)
『西部警察 PART-III』第33話「仙台爆破計画 -宮城・後篇-」に登場の330型セドリックです。
地方ロケシリーズでは通常のテレビシリーズよりも遥かに製作費がかかっているであろう、
豪快なアクションシーンが多いのが特徴で、だいたい前篇と後篇に分かれていました。
この回は、大学の助教授を拉致し、核爆弾の製造に成功した悪の組織が、
仙台市内のどこかに核爆弾を仕掛け、脅迫をしてきたというお話です。
その悪の組織は逃走中にバスが爆発して全滅してしまうのですが、
たまたま別の場所にいた構成員が1名、検問突破し逃走を図ることに端を発します。
大門軍団のマシンRS各車やカタナによる執拗な追跡や、
通りがかりの車への接触にも負けることなく、逃走を続けていきます。
そこで地方ロケでは定番である現地の日産会の協力が今回もありまして、
日産のキャリアカーが突然道に出てきて道路を封鎖!
行き場を失った白い330型は日産の敷地内へ逃げ込み、
どういうわけかサービス工場の屋上まで行ってしまいます。
そして屋上からまさかのダーイブ!!!
廃車置き場に落っこちる様は、
「どうしてそうなっちゃったの?!」
と言わざるを得ませんが、
犯人は車ごと飛び降りるほど追いつめられていたのでしょうね。
そんな派手なアクションをやってくれた車が
ピンポイントにトミカリミテッドヴィンテージ化されるわけです。
楽しみですね。
●
TLV 西部警察 Vol.13 セドリック覆面パトカー 230型/330型 2台セット
『西部警察』第4話「マシンガン狂詩曲(ラプソディー)」より、
セドリック230型と330型の覆面パトカーの2台セットです。
黒塗りのセドリックは西部警察署の覆面パトカー、通称:黒パト。
事件現場へ急行したり、張り込みしたり、逃走車の追跡をしたりと、
大門軍団の足となり盾となり活躍しています。
ただ、西部警察シリーズ全体を通して
年式の古い車がクラッシュしたり蜂の巣になるという、
お決まりがあります。
初期の西部警察では当時新型である330型は走行シーンをキメるのに使いますが、
被弾、接触、横転、爆発などの破壊を伴うシーンでは230型が使われます。
カーチェイスのシーンでは最初は330型だったのに次のシーンでは230型に車が変わっている、
なんてこともよくあり、「すり替わり」と表現します。
新型車330型を早々に撮影で破壊するなんて大それたことはできない場合、
途中から230型にすり替わるのはやむを得ないと思いますが、
これがわかった瞬間にこの後の展開が読めちゃうのですよね…。
今回のVol.13ではそのような「すり替わり」シーンを再現するため、
同じナンバープレートを付けた230型と330型を1台ずつセット。
マニアックでいいチョイスですねぇ。
●
TLV 西部警察 Vol.12 広島電鉄 もみじ号
『西部警察 PART-II』第18話「広島市街パニック!!」にて登場の広島電鉄の路面電車です。
まさか1/64スケールミニカーの世界に路面電車が現れました。
鉄道模型なのかミニカーなのかジャンルがわからなくなりそうですが、
1/64スケールの鉄道模型で「Sゲージ」または「Sスケール」という規格がありますよね。
さて、この回は銀行強盗事件やら爆弾魔射殺事件やら、
複数の事件が度重なるのですが、
しまいには路面電車ジャックが発生します。
電車は線路の上しか走れませんので、
環状線で無い限りはいつかは終点に着いてしまうのですが、
線路の終わりに追い込んだところでサファリが放水、
人質救出に成功するわけなんですけど、
最後の最後に犯人が電車に仕掛けた爆弾の起爆スイッチをオン!
電車は大爆発、火に包まれるという最後を遂げます。
広島ロケでは、広島電鉄、にしき堂、チチヤスが主な撮影協力企業となっており、
爆破された電車は「にしき堂号」という設定の広告電車になっていました。
本物の路面電車を街中で爆破したドラマは後にも先にも西部警察だけでしょう。
まさにレジェンド。
大門軍団の車両のTLVが揃ってきましたので、
広島市内で電車をじんわり追跡する様子を再現するのもよろしいでしょう。
最後に追い詰めたシーンを再現する場合は、サファリの製品化と発売を待たねばなりませんネ。
(そういえばマシンXとサファリはまだでしょうか…?)
●TLV 広島電鉄 750形 現行仕様 (仮称・参考出品)
先ほど西部警察シリーズとして、撮影に使われた750形もみじ号をご紹介しましたが、
750形は大阪市交通局から移籍した1601形、1651形、1801形をひとまとめにしたグループです。
西部警察で爆破されたもみじ号は元1801形8両のうちの1両でした。
元1801形は現在も3両が現存しています。
こちらの模型は、冷房も搭載された現在の姿を再現したものです。
詳細は今後の発表をお待ちください。
●
LV-N94a グロリア セダン 2000SGL (緑)
●
LV-N94b グロリア セダン 2000SGL (銀)
1975年に登場の5代目グロリア330型です。
グロリアとセドリックは兄弟車ですので外観は良く似ていますが、
グリルの形状など両車で細かな差異がありますので見比べるのも楽しいですね。
TLVで西部警察シリーズの劇用車を製品化する場合、
ベースとなる一般車も同時期に製品化される傾向にありますが、
このおかげで劇用車の周囲を固める一般車も一緒にコレクションできて助かりますね。
●TLV 日産セドリック2000SGL (仮称・参考出品)
こちらがそのセドリックの330型ですね。
先ほどのグロリアとの細かな違いを楽しみたいところですが、
西部警察シリーズと混ぜてドラマのワンシーンを演出するのも良さそうです。
詳細は今後の発表をお待ちください。
●
LV-108c 日産ディーゼル サングレイト (緑)
日産ディーゼルが1960年代を中心に製造していたキャブオーバータイプの大型トラックです。
TLVでは3年程前にグレーと黄色が発売されましたが、今回緑色が加わりました。
この顔、この色、見た瞬間にピンときますね。
そうです、初期の西部警察に出てくるサングレイトって言ったらまさにこれ、ですね!
第10話「ホットマネー攻防戦」で造幣省印刷局の門に突入してくるアイツです。
第12話「ビッグバッド・ママ」で三兄弟が護送車を襲撃するアイツです。
西部警察ファンの間では緑のサングレイト=悪役というイメージが強いのではないかと思います。
過去に発売されたグレーも障害物的なポジションが多かったと思いますので、
西部警察のコレクションに加えておきたいところですね。
●
LV-CKB01 ベレット 1600GT
西部警察の話から外れまして、
こちらはクレイジー・ケンバンドの横山剣さんがプロデュースしたTLV 10周年企画の1台です。
剣さんがイメージしたクラブマンレーサー仕様となっていて、
ベース車はいすゞベレット(1600GT)です。
今でこそいすゞはトラックなど大型車中心の自動車メーカーですが、
かつては乗用車も製造していました。
個人的には、街の遊撃手ことジェミニ2代目が好きです。
もちろんキュービックも好きです。
★トミカリミテッドヴィンテージ (1/43スケール)
TLVは1/64スケールだけでなく、1/43スケールもございます。
●
LV-N43-08a セドリック スタンダード
セドリック230型のスタンダードモデルです。
初期の西部警察ではスタント担当の車種としてお馴染みですが、
本当のところは優雅なボディで良いデザインですね。
今回の製品化にあたってはフロントグリルとフェンダーミラーが新規製作になっています。
●
LV-N43-07a セドリック ハイヤー
こちらもセドリック230型で、ハイヤー仕様のモデル。
東京のタクシー&ハイヤー会社の日本交通の協力で、
当時の営業車をイメージしたカラーリングになっています。
★ザ・カーコレクション (1/150スケール)
日本交通で思い出しましたが、
1/150スケールの
ザ・カーコレクション 基本セット 日本交通 4台セットも発売予定です。
こちらもどうぞよろしくお願いします。
以上、西部警察を中心としたミニカー&チョロQ zeroのレポートでした。
担当:カピの塚@私のリクエストは城西警備保障です。
★バックナンバー
●
トミーテック新製品説明会レポート 2014春 【鉄道むすめ・1/12小物編】
●
トミーテック新製品説明会レポート 2014春 【建物コレクション編】
●
トミーテック新製品説明会レポート 2014春 【TOMIX編その1】
●
トミーテック新製品説明会レポート 2014春 【TOMIX編その2】