こんにちは、カピの塚です。 2ヶ月ぶりの登場なので生存報告のようになりそうです。 先日開催された宮沢模型展示会(流通業者向け)では鉄道模型ジャンルの展示もありましたので、マイペースにご紹介していきたいと思います。 当記事ではCASCO(キャスコ)のご紹介です。 宮沢模型流通限定商品として、黄色の車両ケース各種の発表がありました。 CASCOの車両ケースの外装は基本的にはブラックとシルバーなのですが、期間限定生産品としてカラフルな色が作られることもありますが、今回新たに黄色が加わります。 黄色の車両ケース各種はいずれもマチ部分の色がシルバーのものとブラックのものの2種類が予定されております。 ●黄色の10両用車両ケース B (マチ色:シルバー) (ダークグレーウレタン) ●黄色の10両用車両ケース B (マチ色:ブラック) (ダークグレーウレタン) 発売中の「10両用車両ケースB」および「10両用ウレタンB」とは、従来の10両用車両ケースならびに10両用ウレタンの改良版で、それまでKATOとCASCOのブックケースにしか対応していなかったウレタンを、TOMIXとGREENMAXのブックケースにも合うようにしたものです。 こちらはその10両用ケースBの黄色版が登場いたします。展示品のように、JR中央総武緩行線の201系や103系、西武鉄道など黄色い電車の10両編成をまとめて収納するのにちょうど良いかと思います。 ●黄色のスペアケース (通常内寸) (マチ色:シルバー) ●黄色のスペアケース (通常内寸) (マチ色:ブラック) スペアケースは車両を収納するウレタンが入っていないケースと中敷のみの製品です。「通常内寸」と表記してあるのは、従来からのKATOとCASCOのブックケース基準のサイズという意味です。 展示品では、KATOの923形3000番台 ドクターイエローの増結セットのウレタンをまるごと移し変え、そこに基本セットの車両も一緒に収納した例となっています。増結セットのウレタンは基本セットの車両も収納できるよう切り込みが入れられていますので、通常ですと基本セットと増結セットをお買い上げのお客様は増結セットのケースに基本セットの車両を移して収納されるかと思いますが、中身の車両に合わせて外装も黄色に揃えたい方におすすめです。 ●黄色の12両用車両ケース B (マチ色:シルバー) (グレーウレタン) ●黄色の12両用車両ケース B (マチ色:ブラック) (グレーウレタン) 発売中の「12両用車両ケースB」および「12両用ウレタンB」とは、KATO・CASCOだけでなくTOMIX・GREENMAXのブックケースにも対応したサイズのウレタンを用いた製品です。 こちらはその黄色バージョンです。 「12両分入る」と聞くと直感的に12両編成の列車を収納することを連想してしまいがちですが、6両編成×2本、4両編成×3本、3両編成4本…という収納もありです。そこで、西武鉄道の6両編成の電車を2編成収納したり、JR南武線の電車を2編成したり、JR鶴見線の電車を4編成収納したりと、黄色の電車の収納になにかと利用できそうですね。 ●黄色の21m級12両用ケース (マチ色:シルバー) (グレーウレタン) ●黄色の21m級12両用ケース (マチ色:ブラック) (グレーウレタン) 先ほど登場した12両用車両ケースBおよび12両用ウレタンBは在来線20m級までの車両の収納に対応しています。しかし、JR・国鉄のほか、私鉄では近鉄電車や南海電車などに21m級と呼ばれる在来線の中ではやや長めの車体長の車両が存在しておりまして、これら21m級車両をA4サイズのブックケースに12両も収納するというのはかつては難題であったのですが、CASCOではその難題をクリアした「21m級12両用ケース」を発売中です。種明かしとしては、外装はKATOのブックケースとほぼ同じサイズでありながら、マチ部分の外周を限界まで広げてウレタンを一回り大きくしたことで21m級車両を12両も収納できるようになったというものです。逆転の発想ですね。 そんな苦労の末に誕生した「21m級12両用ケース」の黄色バージョンが登場です。使用例の写真では、255系Boso View Expressを9両収納し、さらに3両分の余力を残した状態になっています。JRの特急形電車は国鉄時代の規格を踏襲しているため、だいたいは21m級と呼ばれるやや長めの車体になっています。このような黄色のイメージカラーのJRや国鉄の特急車両を収納するのによさそうですね。 ●黄色の21m級16両用ケース (マチ色:シルバー) (グレーウレタン) ●黄色の21m級16両用ケース (マチ色:ブラック) (グレーウレタン) 「21m級16両用ケース」はそれまでのNゲージ車両収納用のブックケースの常識を覆したものです。A4サイズが主流のNゲージ車両収納用ケースと同じ厚さを維持したまま、面積をLPレコード盤くらいの大きさに拡大したことにより、在来線車両でやや長い21m級車両を、16両も収納できる、といういまだかつてない驚きの収納力が魅力です。かつての国鉄特急やブルートレインなどは21m級車体のうえに編成が長いですから、一般的なA4サイズのブックケースですとどうしても複数に分かれて収納せざるを得ないのですが、このケースなら1列車分まるごと収納できてしまうのです。また首都圏の近郊電車では、東海道線東京口、横須賀線・総武快速線、常磐線上野口、宇都宮線(東北本線上野口)、高崎線などで15両編成の列車が運転されておりますが、これらもこのケースに1列車分まるごと収納できてしまいます。もちろん、8両編成×2本、4両編成×4本といった収納も可能です。ひとつのケースにまとまれば、お部屋のコレクションも整理しやすくなりますし、運転会やレンタルレイアウトにでかけるときも荷物がかさばらずに済みます。 そんな驚きの収納力を以って颯爽と登場した「21m級16両用ケース」は人気商品ではありますが、これに黄色バージョンが加わりますので、ぜひご利用いただければと思います。 ちなみに、LPレコード盤くらいのサイズというのはピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、一般的に「カラーボックス」と呼ばれる収納家具の棚にほぼピッタリ入る大きさです。 ●VHSビデオケース用ウレタン (仮称・参考出品) こちらは現時点では参考出品となっているVHSビデオケース用ウレタンです。 GREENMAXの完成品モデルシリーズの「2両セット」は原則的にVHSビデオケースに入っているのですが、基本セットと増結セットをCASCOなどのブックケースにひとまとめすると、空のVHSビデオケースが余っていくという現象が発生します。捨てるのも勿体無いので収納用に再利用しましょう、ということでこのウレタンが誕生しました。 非常に細かい切り目が入れられていますが、これは切り抜き方によっていろいろなNゲージ車両を収納できるよう試行を凝らした結果であります! KATOから発売されているJR北海道のキハ201系(3両セット)がVHSビデオケースに入ります。 MICRO ACEから発売されているJR東日本のE491系「East i-E」(3両セット)がVHSビデオケースに入りました! KATOから発売されているクモハ42(M・T) + クハユニ56 飯田線 (3両セット)が入りました! と、ここまでは国鉄やJRの在来線のよくある長さの電車や気動車を収納した例です。 しかし驚くのはまだ早いのです。 まさかの江ノ電3本収納! まさかのEH10、EH500、EH200の連接式電気機関車3台収納! 長さの違う低床式路面電車をそれぞれの車体長に合わせて3本収納! 国鉄や南部縦貫鉄道のレールバスをピンポイントに収納! ということは2軸貨車やBトレインショーティーもいける? おまけに長さや車高の異なるバスも6台収納してしまう!! 一つのウレタンでこんなにいろんな収納方法があります。 これは汎用性が極めて高いと言わざるを得ないですね! VHSビデオケース用ウレタン(仮称)については続報をお待ちください。 追記 ------ VHSビデオケース用ウレタン(仮称)改め3両収納簡易車両ケースという名称で後日発売となりました。 ●3両収納簡易車両ケース (グリーンマックス製車両ケース対応) (硬質タイプ・グレー) ●3両収納簡易車両ケース (グリーンマックス製車両ケース対応) (通常タイプ・ダークグレー) ------ 追記ここまで 以上、CASCOの展示品のご紹介でした。 他にもCASCOの収納用品は多数ございますので、ぜひ御覧になってください。⇒キーワード CASCO 検索結果 担当:カピの塚