Report from on board "South Pole Observer Soya", the miracle ship that overcame the impossible Pt. 2

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Report from on board "South Pole Observer Soya", the miracle ship that overcame the impossible Pt. 2
This article has been written in Japanese.
We apologize for your inconvenience, and your for your understanding.

こんにちは、とみのんです。



宗谷乗船レポ、昨日の続きです。

ハッチを潜って、船内に潜入を試みたいと思います!!ε≡≡ヘ( ´∀`)ノ




と、その前にまずは宗谷断面図を。
順路は最上甲板を見た後、上甲板をぐるっと回るようになっています。




各部屋の配置はこんな感じ。
(画像は全てクリックで拡大します)

気になったものを掻い摘んでご紹介しますので、
ご紹介できなかったお部屋は是非遊びに行って見てみてくださいね^^




船内に入ってすぐ左手に食器室。
宗谷はよく揺れる船だったので、揺れても大丈夫なように食器棚に食器をさしこむ仕組みになっています。




お隣は士官食堂。
乗務員の内、士官用の食堂兼サロン。
南極観測時は会議室としても使われました。




機関長室。
個室を持っていたのは、他に船長や航海長さん等だけでした。

椅子には渋い顔付きをしたマネキンが鎮座してます。
初めて見たときは人かと思ってびっくりして「おわ!」と声を上げてしまいました(´▽`;)




機関長の寝室(航空長室)。
空からの氷状観測や物資の空輸などの空港系業務は重要な任務の一つでした。




第6士官寝室(高層気象観測室)
ここで電離層・宇宙船などの、高層気象に関する船上観測を行いました。




工作室だった場所は改装され、ペンギンの剥製や資料が飾られている展示室になっています。
当時の南極の氷が保管されていました!!
氷から出てる小さな気泡には数千年前の大気が含まれているんですよ!すごい!
この待機や氷の成分を調べることで地球の成り立ちなどを知ることができるのです。




第3科員室。
2段ベットが2つあって、4人部屋となっています。
この狭い空間に4人・・・不自由だったろうなぁ。

しかも嵐になると最大傾斜角が60度にもなるから、
ベッドの両脇に毛布を詰めて転がり落ちないようにして眠らなければならなかったそう。




第2科員室の壁には
「偉大な宗谷よさようなら いつの日か又逢いに来る 早(?)×××× 53.10.2」の文字が。
昭和53年(1978)10月2日は宗谷の解役式の日付です。
乗組員のどなたかが書き残したものなのでしょうか。




天井には配線がビッシリ。
あと、廊下が狭いので、大人2人がすれ違うのがやっとです。




お風呂。
真水は貴重なので、海水や氷山の氷を上記で溶かして使ったりしていました。
トイレは水洗式のものが船内に4ヶ所で、全て海水を使用していました。




第8士官室
当時はこの部屋の半分は暗室で、観測時に記録した写真を現像していました。




ギターを弾く隊員。
所々にこうやってマネキンが設置してあって、本当に当時の様子を演出してくれて大変わかりやすいのですが、
どれも日本人に見えない。
そのせいか、ちょっぴり「珍」な感じに見えてしまいます(笑)こういうの大好きですが。

アラビアンな隊員から目を話して、テーブルの上のお盆を見ると、缶が置いてあるのが分かります。
実はこれ、食料品ではなく「ピース」という缶入りのタバコ。
南極に向かう際、タバコの鮮度や水濡れを防止するために、缶に入れて持っていったそうです。




冷蔵小出し庫
船倉の大型冷蔵庫から小出しした冷凍食品類を貯蔵した場所です。
ビーフカレーがちょこんと居座っていました。




科員食堂(観測隊員食堂)
食堂にはキョラム・ドミノというボードゲームが置いてあります。
食事の他に娯楽室としても使われました。
冷蔵庫は「東芝 GR-170SR」でした。




主機室へ。
機関室が見えるように床がくり抜かれています。




覗き込むと主機(メインエンジン)がこんにちは。
宗谷の出力は4,800馬力。
(同時代のアメリカの砕氷艦バートンアイランド号は13,000馬力)




科員食器室(観測隊員食器室)
こちらも揺れたときに落下しないよう、戸棚の中に差し込んで収納します。
紅葉柄のすりガラスがなんだか懐かしい気分にさせてくれます。




タロとジロの犬小屋。(実際はここのしたにありました。)
広さは約16平方メートル。
宗谷は「南極に行くのにクーラーは贅沢だ」と言われてつけてもらえなかったのですが、
暑さに弱い樺太犬のためにこの部屋にはクーラーが設置されています。
南極に向かうといっても、赤道付近を超える時の船内は
40度を超えるほどの暑さになったそうです。


奇跡的に2頭だけ生存していたタロとジロ。
彼らは、1年後に迎えにきた船員たちを見て最初はとまどったけれど、
「おまえタロか?」と名前を呼ばれたときにしっぽを振ったそうですね( ;∀;) イイハナシダナー
今ここにはぬいぐるみの樺太犬が住んでいます。
おまえ、タロか?ジロか?いやシロ子か!?




犬小屋の隣にはアイス製造機が!!
隊員達の部屋にはクーラーがないのでアイスと扇風機で我慢(笑)




蒸気がまや、電気式パン焼き器、豆腐製造機まで揃っている調理室。
二人とも薄着。130人分のご飯を作るのは大変だったろうなぁ。




第6航海科倉庫
船の航海に必要な小物類の倉庫。
予備の信号旗が入ってます。




時代を感じる室温計。





主機室へつながる入り口がある部屋の内部。




第4准士室(観測隊員室)
マネキンは「宗谷」時代の防寒衣類を身に付けています。

装備品一覧
E カネカロンのコート
E 保湿性の高い下着
E ミトンの手袋
E 防寒用の猫ぬいぐるみ


なんでぬいぐるみ装備してんの!?>Σ(゚д゚ )


実はこちら猫ちゃんのぬいぐるみは、防寒衣類ではなく(そりゃそうだろう)
実際に宗谷に乗っていた猫ちゃんをイメージしたものなんです。名はタケシ。
日本で初めて南極を越冬した猫。
オスの三毛猫は珍しく、船に乗せているとその船は沈まないと言い伝えられているので贈られました。

名前の由来は第1次南極観測隊の隊長永田武さんから。
隊員達は永田隊長に不満事があると、猫のタケシに向かって「タケシめ~w」と頭を小突いていたそうです(笑)

樺太犬と違って、タケシには仕事が無いので、
守り神としての役目(ゴロゴロしたり、隊員と遊んだり)に従事していました。
寒さに震える船員たちは、寄り添ってくるタケシに心も身体も暖められていたことでしょう。


ここで唐突的にクイズ!
宗谷には22頭の樺太犬、三毛猫のタケシに加え動物がもう一種類乗船していましたが、
それはなんの動物でしょうか!
反転で答え→(カナリア)




展示用の消火器。




治療室。
盲腸程度の手術はできたそうです。
宗谷はよく揺れる船・・・そんな中での手術・・・想像しただけでも((((;゚Д゚))))ガクブル





昭和レトロな雰囲気が漂います。




通信室
南極観測時、無線通信は日本との唯一の更新手段でした。
「宗谷」のコールサインは「JDOX」。





機械萌えー!・・・というか燃えー!という感じに、妙に興奮するお部屋ですね。




というわけで、今回はこのへんで。
今日で終わらせるつもりでしたが無理でした\(^o^)/
明日に続きます!


担当:とみのん



●関連リンク●
不可能を可能にした奇跡の船「南極観測隊宗谷」乗船レポート その1
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