Enjoy Hokkaido with N gauge

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Enjoy Hokkaido with N gauge
This article has been written in Japanese.
We apologize for your inconvenience, and your for your understanding.

こんにちは、カピの塚です。

10月に入ってすっかり涼しくなりまして、過ごしやすい季節になりました。
秋を過ぎると冬になりますが、寒くなると思わず連想してしまうのは北の大地。

そこで!

Nゲージで楽しむ北海道

今回は、北海道の鉄道模型を特集します!

実は北海道の列車はたくさん模型化されていますので、
代表的なものを振り返りつつご紹介いたします。

※ここでご紹介している商品は在庫があるものと品切れのものが混在しております。
※ブログ記事投稿後に品切れとなってしまったものも含まれている可能性がございますので、
 予めご了承のほどお願いいたします。

< 10-476 > キハ283系 「スーパーおおぞら」 (基本・6両セット)
キハ283系 「スーパーおおぞら」 (基本・6両セット)


札幌~釧路間を函館本線・千歳線・石勝線・根室本線経由で結ぶ特急列車です。
カーブ区間で車体を傾かせて遠心力を軽減する「振り子式」を採用しており、
最速列車は3時間35分で走破します。

模型はKATOとMICRO ACEの競作となりましたが、どちらも素晴らしい出来です。

< A8673 > キハ261系1000番台 特急「スーパーとかち」 (5両セット)
キハ261系1000番台 特急「スーパーとかち」 (5両セット)


スーパーとかちは札幌~帯広間を函館本線・千歳線・石勝線・根室本線経由で結ぶ特急列車。
キハ261系も振り子式を採用しておりますので、北海道内の特急列車のスピードアップに貢献しています。

< 92973 > 【限定品】 JR キハ183系 特急ディーゼルカー (とかち・新塗装) (5両セット)
【限定品】 JR キハ183系 特急ディーゼルカー (とかち・新塗装) (5両セット)


「とかち」はもともと「おおぞら」の増発に伴って、帯広までの区間列車に与えられた列車名でした。
運行開始当初は、これも北海道の特急でおなじみのキハ183系を充当。
後に二階建て車を増結して「スーパーとかち」に名前が変わりました。
この模型は、キハ183系が新塗装に改められた後、「スーパーとかち」になるまでの短い期間に見られた「とかち」を再現したものです。

< 92988 > 【限定品】 JR キハ183系 特急ディーゼルカー (旭山動物園号) (5両セット)
【限定品】 JR キハ183系 特急ディーゼルカー (旭山動物園号) (5両セット)


キハ183系は北海道内の様々な特急列車に使われ、塗装もいくつかのパターンが存在しています。
その中でも特に際立つのは、この「旭山動物園号」です。
5両編成で、5両すべてが異なる色、異なる動物のイラストで飾られています。
青い車体の先頭車はホッキョクグマ車です。

< A5931 > キハ400系・14系急行 「利尻」 (5両セット)
キハ400系・14系急行 「利尻」 (5両セット)


「利尻」は札幌~稚内間を函館本線・宗谷本線経由で結んでいた夜行急行列車です。
一日一往復の設定で、上下列車で所要時間が異なりますが、およそ7~8時間で結んでいたそうです。

この模型は1990年代に運転されたキハ400系気動車+14系客車による編成です。
急行形気動車と寝台客車が混ぜられているという珍しい編成です。

ちなみに、現在この区間を結ぶ昼間の列車として「スーパー宗谷」がキハ261系で運転されていますが、
それでも片道およそ5時間かかりますので、北海道の広さがお分かりいただけるのではないでしょうか。

< A0844 > 789系 1000番台 快速「エアポート」 (5両セット)
789系 1000番台 快速「エアポート」 (5両セット)


ここからは電車。
789系1000番台はJR北海道の最新鋭特急形電車です。
札幌~旭川間の特急「スーパーカムイ」と札幌~新千歳空港間の快速「エアポート」で使われています。

こちらの模型は快速「エアポート」を再現したものですが、
ご覧の通りカッコよさを極めておりまして、
再生産品もあっという間に売り切れてしまいました。

< A0984 > 785系 更新車タイプ 特急「すずらん」 (5両セット)
785系 更新車タイプ 特急「すずらん」 (5両セット)


785系はJR北海道が発足後初めて製作した特急形電車。

北海道のメイン路線のひとつといえば函館本線の札幌~旭川間。
従来から1時間半程度で結んでいますが、このルートに並行する高速道路が開通するということで、
競争力を付けるために導入しました。

特急「スーパーホワイトアロー」「ライラック」「すずらん」快速「エアポート」などの各列車に使われており、
北海道のエース級の電車であることは言うまでもありません。

MICRO ACEではこれまでに785系を「ライラック」仕様、
「スーパーホワイトアロー」仕様を発売しましたが、
こちらは2007年の「すずらん」投入後を再現した最新モデルです。

< A0318 > 781系 「さようなら781系」号 (4両セット)
781系 「さようなら781系」号 (4両セット)


1978年に北海道専用の特急形電車として登場した781系。
およそ30年の長きに渡り、北海道という過酷な環境を走り抜けました。
後継の新型車の登場により活躍の場が少なくなっていきましたが、
このセットは「さようなら781系列車」と題して運行されたお別れ列車を再現したものです。

< 2215 > JR DD51形 ディーゼル機関車 (JR北海道色)
JR DD51形 ディーゼル機関車 (JR北海道色)


北海道の特急列車で欠かせないのは、本州から乗り入れてくるあの豪華寝台特急です。
北海道内ではDD51形ディーゼル機関車が重連で牽引します。

< 10-831 > 24系 寝台特急 「北斗星」 <デラックス編成> (基本・6両セット)
24系 寝台特急 「北斗星」 <デラックス編成> (基本・6両セット)
< 10-832 > 24系 寝台特急 「北斗星」 <デラックス編成> (増結・6両セット)
24系 寝台特急 「北斗星」 <デラックス編成> (増結・6両セット)
< 10-869 > 24系 寝台特急「トワイライトエクスプレス」 (基本・6両セット)
24系 寝台特急「トワイライトエクスプレス」 (基本・6両セット)
< 10-870 > 24系 寝台特急「トワイライトエクスプレス」 (増結・4両セット)
24系 寝台特急「トワイライトエクスプレス」 (増結・4両セット)


本州から乗り入れてくる豪華寝台特急、
それは「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」!

青函トンネルを抜け、函館から札幌へのエスコート役として、
DD51形はその先頭を飾っております。


< 3031 > ED79
ED79


北海道と本州の橋渡し役になっているのがED79形電気機関車。
いわば津軽海峡線(津軽線・江差線・函館本線の一部の通称)の主であります。

青函トンネルを通過する客車列車および貨物列車は、ED79形無しには語れません。
こちらはKATO製。

< 9113 > JR ED79-0形電気機関車 (シングルアームパンタグラフ搭載車)
JR ED79-0形電気機関車 (シングルアームパンタグラフ搭載車)


こちらはTOMIX製。
最近は片方のパンタグラフをシングルアームタイプに載せ換えたものがあり、これを再現したものです。

< A4352 > 50系5000番台客車 快速「海峡」 改良品 (8両セット)
50系5000番台客車 快速「海峡」 改良品 (8両セット)


快速「海峡」は青森~函館間を結んでいた列車です。
青函連絡船を代替する地域輸送用の列車として設定されていました。
50系・51系客車を改造した専用車で運行されており、
それまで50系客車といえば赤い塗装がトレードマークでしたが、
「海峡」専用車は冷房搭載・固定窓となり、青い塗装の車体となっていたのはとても新鮮でした。

このセットはそんな「海峡」を再現したものです。
2両目には“ゆったりカーペット車”、3両目には“カラオケ個室車”が連結されているのも楽しいですね。


< A9215 > ED76-551 ツートンカラー JRマーク付
ED76-551 ツートンカラー JRマーク付


ED76形電気機関車といえば、九州のイメージが強いです。
しかし、北海道向けにED76形500番台が存在したことも忘れてはなりません。

九州用とは見た目が異なり、どちらかというとED75形の車体を長くしたような感じです。
極寒地向けとして様々な対策が施されていました。
原則的に函館本線の小樽~旭川間で運用されていました。

客車列車の減少に伴って引退が進みましたが、
514号機のみ津軽海峡線向けに改造され551号機となりました。
この模型は、その551号機を再現したものです。

ED76形551号機は、ED79形と同様に快速「海峡」や寝台特急「北斗星」など、この区間を通る客車列車の先頭で活躍しました。

< 2017-3 > C62 3号機 北海道形
C62 3号機 北海道形


函館本線の話題つながりでC62形3号機。
急行「ニセコ」などで大活躍した特急・急行列車向けで国鉄最強の蒸気機関車であります。
その伝説は今でも語り継がれております。

< 7008-1 > DD51 後期 耐寒形
DD51 後期 耐寒形


1970年代半ばまでに全国で蒸気機関車が引退しましたが、
非電化区間が多く存在する北海道ではDD51形があとを継ぎました。

DD51形は実車同様に模型も様々な形態が発売されていますが、
こちらの耐寒形仕様を持っていれば東北・北海道エリアの客車・貨物列車の再現に大活躍です。

< 10-873 > 急行「ニセコ」 (基本・6両セット)
急行「ニセコ」 (基本・6両セット)
< A5722 > 61系 客車 北海道型 改良品 (6両セット)
61系 客車 北海道型 改良品 (6両セット)


函館本線の客車列車にも触れておきたいと思います。
左はKATOから発売された急行「ニセコ」セット、
右はMICRO ACEから発売された61系客車セットです。

どちらもかつての北海道を走った客車列車の再現に最適です。
「ニセコ」セットのスハ45形・スハフ45形客車は、
蒸気機関車引退後はED76形500番台やDD51形に牽引されていたはずですので、
その組み合わせも楽しめます。

< 7007-2 > DF200 (50番台) (ECO-POWER RED BEAR)
DF200 (50番台) (ECO-POWER RED BEAR)


JR貨物が北海道向けに導入した新型のディーゼル機関車がDF200形。
JR貨物の電気機関車と同様にすっきりしたデザインでまとめられています。
愛称は「レッドベア」で、その名が示すような赤い塗装が映えます。

北海道の高速貨物列車の再現には、DD51形とこのDF200形が必須です。
こちらの模型はスカートがグレーに塗られた50番台を再現したものです。

< 7011-1 > DE10 耐寒形
DE10 耐寒形


DE10形は支線や貨物駅での貨車入れ換えで用いられる小さめのディーゼル機関車。
全国的に配備されておりますが、もちろん北海道にも配備されております。

というわけで、北海道コレクションにDE10形は耐寒仕様車はいかがでしょうか。

< 2718 > 国鉄貨車 コム1形タイプ (コンテナ付)
国鉄貨車 コム1形タイプ (コンテナ付)
< 2719 > 国鉄貨車 コム1形タイプ (冷蔵コンテナ付)
国鉄貨車 コム1形タイプ (冷蔵コンテナ付)


コム1形は北海道内限定で使われた珍しい貨車です。
小さな支線にもコンテナを運ぶ目的でトム150000形からの改造によって誕生しました。
ご覧の通り11ftコンテナが1~2個しか積載できません。

模型では「旭川駅常備」と書かれております。
北海道以外での使用を禁ずる「道外禁止」の表記が無いのがちょっと残念かも?
可愛らしいコンテナ貨車ですので小さなレイアウトを走るミニ貨物列車としても遊べます。

< KP-251B > トラ90000 北海道 (5両セット)
トラ90000 北海道 (5両セット)


製紙原料のチップを輸送するために作られた貨車としてトラ90000形があります。
チップを山盛りで積み込むにあたり、車体上部に緑色の金網を取り付けたという、
見るからに目いっぱい積む気満々の仕様です。

チップは雨に濡れると重量が増えて運転上危険なため、
雨が降るときには防水カバーを上から被せて運用されました。

かつては原料を産出する山林の駅と製紙工場ある駅を結ぶ貨物列車に使われ、
全国的に見ることができましたが、徐々に姿を消していきました。
本州で絶滅した後も、北海道では運用が続き、
なんと2003年まで室蘭本線で走っていたのです。

こちらはその北海道に残ったトラ90000形から、5両をピックアップしたセット。
牽引機はDD51形がお勧めです。


< 8034 > ワム480000 チップ輸送車 (2両セット)
ワム480000 チップ輸送車 (2両セット)


先ほどのトラ90000形もさすがに古くなり、その置き換え用に登場したのがワム480000形です。
有蓋車で超おなじみのワム80000形をチップ輸送用に劇的大改造したもの。
屋根に穴を開け、片側の側面は引き戸を無くし、荷おろし用の扉を新設するという、
もはや有蓋車とは言えない姿になってしまいましたが、
有蓋車を示す「ワ」を冠したままの形式名となりました。

先ほどのトラ90000形の時と同じく、雨が降ったら防水シートを被せるという運用は同じです。
ワム480000形は2008年のチップ輸送の廃止まで活躍しました。
結果的に国鉄時代から続いたチップ輸送の歴史の最後を飾った貨車となりました。

KATOからは完成品が2両セットで発売中です。
また、モリタからはコンバージョンキット(3両分)が発売中で、種車にTOMIX製ワム80000形が必要です。
牽引機はやはりDD51形でいきましょう。

< 10-498 > 731系 (3両セット)
731系 (3両セット)


731系は札幌の都市圏で活躍している近郊形・通勤形電車です。

北海道の冬は本州と比べものにならない寒さですから、
それまではたとえ近郊形電車であってもドア付近にデッキを設け、
客室とドア付近を完全に分ける構造が一般的でした。

しかし、デッキ付では大都会・札幌における通勤ラッシュ輸送に支障を来しますので、
731系はデッキ廃止、全ロングシート化という思い切った車内になりました。

3ヶ所もドアが開け放たれたら車内の暖かい空気が…!?
しかし、ご安心を。ドアのそばにエアカーテンを装備しています。

窓はガラスではなくポリカーボネート製で氷雪がぶつかっても大丈夫!
本州以南では考えられないような装備の電車となっております。

< 10-499 > キハ201系 (3両セット)
キハ201系 (3両セット)


キハ201系は札幌の都市圏で活躍している通勤形気動車です。
見た目が先ほどの731系電車とそっくりですが、ずばり兄弟や相棒のような存在です。

函館本線の通勤ラッシュで最も混雑する小樽~札幌間は電化されていますが、
小樽より西は非電化区間となっており、気動車が札幌まで乗り入れてくることになります。
従来、気動車は電車に比べて加速度が低いなど、走行面では電車より劣るというのが常識でした。
足の速さが違う電車と気動車が通勤ラッシュ時間帯に同じ線路上を走ると、
ダイヤ乱れの原因になりかねません。

そこで、電車と同等レベルで走れる性能を持つ気動車として開発されたのがキハ201系なのです。

実質的に731系電車の気動車版がキハ201系だと思っていただければOKで、
それぞれ個別に走るだけではなく、お互いに併結して運転することも可能!
電車と気動車の性能差を無くしたと言っても過言ではありません。

しかしながら、高性能のためか製作費が高いようで、その後増備されていないようです。

模型では731系・キハ201系ともにKATOから好評発売中です。
札幌周辺の再現に最適。


< A3877 > 711系100・200番台 新塗装・クールファン装備車タイプ (3両セット)
711系100・200番台 新塗装・クールファン装備車タイプ (3両セット)


711系は函館本線の電化に合わせて1960年代後半に登場した近郊形電車です。
その後、千歳線や室蘭本線の電化に合わせて増備車の100番台が登場しました。

近郊形電車といえば、片側3つドアで…というのが本州以南の常識ですが、
北海道という環境では3つドアじゃ冬場が厳しいので、2つドアとなりました。
しかも車体の前後に2箇所ですので、急行形電車や旧型客車にも似ています。

顔はご覧の通り、113系や115系などの近郊形電車そのもののデザインですが、
良く見るとヘッドライトが左右の2灯だけでなく屋根の上にも2つ、合計4灯装備しています。
ヘッドライトを4灯装備するのは北海道の電車では当たり前で、
吹雪の中でも視界の確保と前方への注意を喚起するためには4灯必要なのです。

711系はMICRO ACEからいくつかのバージョンが発売されております。

< 905966 > JR北海道 711系100番代 冷房改造車 3輛セット (基本・3両セット)
JR北海道 711系100番代 冷房改造車 3輛セット (基本・3両セット)


また、宮沢模型からも限定品で711系100番台が発売中です。
なお、屋根上のベンチレーター等はお客様取り付けとなります。

< 4393 > JR キハ54形 500番代 機器更新車 (動力付) (2両セット)
JR キハ54形 500番代 機器更新車 (動力付) (2両セット)


キハ54形は、国鉄時代末期、1986年から導入された一般形気動車。
四国向けの温暖地仕様車と、北海道向けの酷寒地仕様車(500番台)があります。

ステンレス車体が採用されていますが、これは酷寒地であることと、
沿岸路線で運用した際の塩害防止のための配慮です。

また、雪が多い土地で列車の運行本数が少ないことを踏まえると、
ラッセル車でなく、その列車自身が線路上の雪掻きをすることになります。
よって1両でも排雪ができるほどの走行性能を持っています。

排雪能力が無い低い走行性能の気動車の場合、
大雪の中では前に進むだけでもかなりの燃料を使い、
場合によってはガス欠してしまう危険もあります。

その他にも北海道の過酷な環境を走るための装備がなされていますが、
キハ54形500番台独特の特に珍しい装備が警笛です。

キハ54形500番台主に使われる道北・道東の各地では、沿線に野生動物が出没します。
特にエゾシカが線路を歩いている、渡っているなんてことは日常茶飯事のため、
タイフォンを撤去し屋根上に鹿笛を搭載しました。

線路上にいるエゾシカを発見すると運転士さんが鹿笛を鳴らして、
エゾシカに対し線路から退くよう促すわけです。

警笛を鹿笛に交換しました、という例は北海道以外ではなかなか無いでしょうね。
それだけ、野生動物との事故は大自然の中を通る路線では深刻な問題なのです。

さて、模型ですがGREENMAXではこれまでにもキハ54形500番台を発売しておりましたが、
今回は機器更新後の現行仕様車を再現しております。
機器更新に伴って装備された新しい台車・N-DT54形を新規製作となっております。


< 4395 > JR キハ54形 500番代 機器更新車急行仕様 (動力付) (2両セット)
JR キハ54形 500番代 機器更新車急行仕様 (動力付) (2両セット)


キハ54形500番台には、旭川~稚内間の急行「礼文」用に作られた急行仕様車があります。
ボディの形状は一般仕様車と同じで、外観上は窓の上にも赤帯が入っているくらいしか区別がつきません。
ちなみに、車内のシートは0系新幹線で使っていたものを取り付けたので、
在来線でありながら新幹線のシートに座れるというプチ贅沢な仕様です。
その代わり、窓のレイアウトとシートの並びが合っていないため、
景色が見づらい席もあるようです。

GREENMAXでは機器更新車の急行仕様車も発売予定です。


ちなみに、先ほどの一般仕様車も後にシートを交換しています。
キハ183系で使っていたものが取り付けられました。

< 92148 > JR キハ130形 ディーゼルカー (日高線) (2両セット)
JR キハ130形 ディーゼルカー (日高線) (2両セット)


キハ130形は地方線区向けとして、JR北海道が1988年に製作した小型の気動車です。
高性能な走りとエアサスによる乗り心地の改善などで、
日高線のサービス向上に貢献しました。

が、日高線は海沿いを走る路線で塩害の影響をもろに受けてしまった他、
北海道という酷寒地ということもあり、車体の老朽化が予想以上に早く進行。
このため2002年までに全車引退となりました。

キハ130形はTOMIXから好評発売中です。

< 8440 > JRディーゼルカー キハ40-350形 (日高線) (M)
JRディーゼルカー キハ40-350形 (日高線) (M)


キハ130形の交代要員として日高線に投入されたのはなんと先輩であるキハ40系でした。
新型車が旧型車に置き換えられるという大変珍しい交代劇となりました。

キハ40系は日本各地に配備された国鉄の近郊形気動車ですが、
寒冷地向けの100番台がワンマン改造して700番台となり、
さらに日高線専用に改造を重ねたのがこの350番台です。

模型はTOMIX製で、馬をモチーフにした日高線のロゴも再現。
苫小牧~様似間で活躍のキハ40形350番台は好評発売中です。

< 4018 > JR キハ150形 100番代 2輛編成セット (動力付き) (2両セット)
JR キハ150形 100番代 2輛編成セット (動力付き) (2両セット)


国鉄から継承した古い気動車を置き換えるため、1993年に製作された一般形気動車。
非常にシンプルで整ったデザインと、JR北海道のイメージカラーのグリーンがマッチしています。
自動車用やバス用の部品を流用するなどしてコスト削減も図っています。

見た目は物静かなイメージにまとまっていますが、
勾配路線の走破性能や1両でも排雪できる出力を合わせ持っており、
能力値は高いといえるでしょう。

富良野線、根室本線、函館本線、室蘭本線などで使用されています。
0番台と100番台ではカラーリングや窓の構造が異なっていますが、
GREENMAXでは両方の仕様を製品化し、好評発売中です。

< A8682 > キハ22系700番台・北海道色 (4両セット)
キハ22系700番台・北海道色 (4両セット)


キハ20系の寒冷地仕様車がキハ22系です。
それまでの北海道向けの気動車よりも寒冷地対策を強化しました。
北海道の他、東北地方にも配備され、各ローカル線で活躍しました。

キハ22系のうち、ワンマン運転用に改造された車両は700番台に区分されました。
函館本線および江差線で使われ、車体色もJR北海道の共通カラーになり爽やかなイメージになりました。

模型はMICRO ACEから完成品が、GREENMAXから塗装済みキットがそれぞれ発売中です。


ここから趣を変えまして、北海道のジョイフルトレインをご紹介。

< A1960 > キハ59系 「アルファ・コンチネンタル・エクスプレス」 (4両セット)
キハ59系 「アルファ・コンチネンタル・エクスプレス」 (4両セット)


ダークブラウンの車体にゴールドメタリックの帯。
そして大胆に斜めにカットした前面形状、ずらりと並んだワイパー。

1980年代後半はバブル景気によって、ちょっとオサレな列車で各地を旅するという流行があり、
「ジョイフルトレイン」と呼ばれる団体臨時列車向けに趣向を凝らした改造車が多数誕生しました。

その先駆け的存在なのがこの「アルファ・コンチネンタル・エクスプレス」で、
北海道で急行列車に活躍していたキハ56系を種車として大胆に改造した車両です。

この後、北海道内では「フラノエクスプレス」が誕生した他、
改造を担当した苗穂工場が協力のもと、
各地に類似形状のジョイフルトレインが続々登場したのは記憶に新しいところです。

実車は既に引退済みですが道内在住の方が先頭車を保存しているという、
大変微笑ましい話題もあり、北海道の鉄道ファンに愛されている車輛の一つといえます。

模型はMICRO ACEから発売中です。
好評の為、再生産が行われたことも特筆されます。
バブリーでゴージャスな雰囲気は模型からも伝わってきます。

< A1450 > DE15-2508・ノロッコ
DE15-2508・ノロッコ

< A1474 > JR北海道 トロッコ列車 初代「ノロッコ」号 (4両セット)
JR北海道 トロッコ列車 初代「ノロッコ」号 (4両セット)


釧路湿原の観光列車用に用意されたのが「ノロッコ」号です。
「くるくる駒ケ岳 遊・遊トレイン」に使われていた車両を転用し、
装いを新たにしました。

貨物列車の一番後ろに連結されていた車掌車ヨ4350、
無蓋貨車に幌馬車のような屋根を取り付けたトラ71422、
旧型客車を改造し車内の模様替えをしたスハフ42-2245、
そして好評につき増車分として加わったオハフ51-4。
各車両ともバラバラなのが面白いですね。

日本一遅い列車をテーマのひとつとしていたので、
ノロい+トロッコを組み合わせて「ノロッコ」と名付けられました。
車体には動物の絵が描かれているのもかわいいです。
実際に走行中に野生動物と遭遇することもあったそうです。

模型は初代ノロッコ号らしい、出身がバラバラの車両が集まってできた編成を再現しています。
牽引機のDE15-2508も別売りですが、一緒に揃えてみてはいかがでしょうか。

各車両の写真を切り繋いでみました。
ノロッコ各車の写真をならべてみた
スペースの関係で連結した写真が撮れないので、これでお許しを。


実車のノロッコ号は大変好評を博し、
後に51系改造の二代目ノロッコ号にバトンタッチして現在も運行されています。

< A5934 > キハ40系 700番台 + ナハ29000 バーベキュー列車 (3両セット)
キハ40系 700番台 + ナハ29000 バーベキュー列車 (3両セット)


JR北海道のイベント列車には「バーベキュー列車」なるものがあります。
ワキ10000形貨車を改造したバーベキュー調理用の客車・ナハ29000形がそれで、
室内には木製の4人掛けテーブル、ホットプレート、冷蔵ショーケースなどが設置されています。

この車両セットはMICRO ACEから発売中で、
このナハ29000形の牽引用として塗装変更された
キハ40形700番台の1792号と1796号がセットされています。

実車のキハ40形の2両はその年のうちに一般の塗装に戻されてしまったそうです。
僅かな期間に見られた3両編成を再現したちょっと貴重なセットとなります。


< A5932 > キハ400系500番台 お座敷 (3両セット)
キハ400系500番台 お座敷 (3両セット)


北海道内で使われていたお座敷列車用の気動車「くつろぎ」が老朽化したため、
急行用に使われていたキハ400系3両の内装をお座敷に改装したものです。

車内には掘りごたつを完備しています。
さらにカラオケ機材やビデオ装置、電子レンジ等の備品もあり、
団体客のイベント利用のために充実したサービスを提供しています。

車体の塗装も、掘りごたつをイメージして上1/3を黒、
下2/3を赤、窓回りをグレーとしたそうです。

模型はMICRO ACEから発売中で、キハ40系およびキハ400系のバリエーションモデルとしての位置づけです。




以上、北海道の個性的な列車の数々のご紹介でした。
テーマを北海道に絞っても、ここでご紹介しきれない数の模型が発売されております。
いろいろ探してみてはいかがでしょうか。


担当:カピの塚




<コメントお返事>

記事:E655系「和」のお召し列車を見てきました。(2012/10/11)より

> 激パですね。写真を撮るのも一苦労だったでしょう。お疲れ様です。

コメントありがとうございます。
今回全く初めてだったのでお見苦しい写真が多いですが、
あのホームの雰囲気をお伝えできれば幸いです。

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