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こんにちは、遂に静岡ホビーショー(2日目)デビューとなったカピの塚です。
写真もちゃんと撮ってきましたので、
第52回静岡ホビーショーのレポート、
遅ればせながら鉄道模型編を書き連ねることとします。
今回はKATOのブースをご紹介いたします。
★新製品発表
▼287系 「くろしお」 予告
会場発表の新製品は、JR西日本の最新型特急形電車である287系「くろしお」です。
6両基本セットと3両増結セットの2セット構成で製品化決定とのことです。
詳しい情報は今後の続報をお待ちください。
★新製品試作品
▼287系 「こうのとり」
5月下旬に発売となった287系「こうのとり」のサンプルです。
先ほど新製品発表となった「くろしお」とは帯の色や編成が異なります。
JR西日本の直流電化区間を担う特急電車として注目の形式です。
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287系 「こうのとり」 (基本・4両セット)
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287系 「こうのとり」 (増結・3両セット)
▼181系100番台 「とき・あずさ」
181系は151系をベースとして出力増強など中央線での運用を目的にカスタマイズされた特急電車です。
100番台は新製車のグループで、0番台(改造車のグループ)とともに中央線「あずさ」や上越線「とき」などで活躍。
1982年の上越新幹線の開業で姿を消しました。
▼181系100番台 「とき・あずさ」
181系100番台「とき・あずさ」のサンプルは先頭車のみの展示でした。
現時点ではまだ色が塗られていない部品があります。
この先頭車・クハ181 100番台は新規製作となっています。
屋根上のヘッドライトが無いことや、ボンネットまわりの作りの違い、
スノープロウ装備の関係で短くなったスカートなどが特徴です。
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181系100番台 「とき・あずさ」 (基本・6両セット)
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181系100番台 「とき・あずさ」 (増結・6両セット)
▼101系800番台 中央線
101系800番台中央線のサンプルです。
中間車のモハ100形800番台の未塗装状態のボディが2個展示してありました。
中央東線の狭小トンネル区間に乗り入れるため、
800番台はパンタグラフ周りの屋根が低くなっているのが特徴です。
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101系800番台 中央線 (基本・6両セット)
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101系800番台 中央線 (増結・4両セット)
181系が「あずさ」として中央線を走っていた時代の仲間として、
模型でもぜひ競演させたいところですね。
▼郵便荷物列車<東北> (マニ36 2129・隅田川)
▼郵便荷物列車<東北> (マニ36 2118・隅田川)
▼郵便荷物列車<東北> (オユ10 2019・盛岡)
▼郵便荷物列車<東北> (マニ60 2636・隅田川)
▼郵便荷物列車<東北> (マニ60 2238・隅田川)
郵便荷物列車<東北>(6両セット)は、首都圏と東北方面を行き来した郵便荷物列車をイメージしたセット。
基本的にはこれまでに発売されたニセコセット、大雪セット、単品に含まれる車両の番号違い、色違いを中心に構成されています。
今回はスユ13 2032を除く5両のサンプルが展示してありました。
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郵便荷物列車 <東北> (6両セット)
このほか、増結用に単品車両も発売予定です。
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スニ41 2000
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マニ36 (スロネ30改造)
既発売の郵便車、荷物車も交えて、お好みの郵便荷物列車を組成して楽しみましょう。
▼EF56 一次形
郵便荷物列車<東北>の牽引機にオススメなのがEF56 一次形。
戦前の国鉄を代表する旅客用電気機関車です。
一次形は1~7号機が該当し、丸みを帯びた溶接車体が特徴です。
今回の製品は上野(隅田川貨物)~黒磯間の直流電化区間を担当していた、
宇都宮機関区時代を再現しています。
▼EF56 一次形
前方からのアップ写真です。丸みを帯びたボディ、
中央に寄せて設置された大きなパンタグラフが最大の特徴です。
渋さの中に可愛らしさのあるデザインです。
旧型電気機関車に多く見られた前後のデッキ、
デッキの下の先台車と、車体下部の大きな動輪も魅力的ですね。
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EF56 一次形
この様な機関車が旅客列車や先ほどの荷物列車などを牽引して、
東北本線(宇都宮線)を行き来していたのです。
▼457系
国鉄の交直両用の急行形電車の集大成ともいえるのが457系です。
直流、交流50Hz、交流60Hzの3電源に対応しており、
国鉄の電化区間であればどこでも走れる電車の一つとして、
東北、北陸、九州を中心に活躍しました。
457系はKATOでもロングセラー製品の一つですが、
今回は列車の編成を組みやすいよう商品構成をセットと単品に分けています。
基本セットと増結セットは、それぞれ3両編成を一組とした内容で、
最低限の長さの列車を編成できるようになっています。
▼サハシ455
こちらは増結用単品で、普通席とビュッフェの合造車であるサハシ455。
展示のサンプルはまだカプラーが取り付けられておりませんでした。
特急列車の本格的食堂車とは異なり、急行列車では軽食の提供に限定していたため、
ビュッフェは車両の半室で足りる規模となていたのです。
このビュッフェ、
東海道線の153系は寿司コーナーだったのに対し、
457系では蕎麦コーナー(一部ではうどんコーナー)としての営業だったそうです。
急行列車での移動中、冷房の効いたビュッフェで
流れる景色を見ながら蕎麦やうどんを食べられるビュッフェ車両は
今となってはうらやましい設備ですね。
▼サロ455
同じく増結用単品でグリーン車のサロ455です。
窓の作りや、当初から冷房車であることをみると、
明らかに普通車とは格が違う雰囲気を漂わせています。
実車は当初はグリーン車を示す淡い緑色の帯が描かれていましたが、
国鉄末期にはその帯が消されて運用されていましたので、
模型でも、帯有りと帯無しのそれぞれの単品で発売されます。
急行列車を組む場合は時代設定に合わせて、
どちらかお好みのサロ455を編成に組み込んでください。
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457系 (基本・3両セット)
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457系 (増結・3両セット)
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サハシ455
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サロ455
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サロ455 グリーン帯なし
以上のような構成となっています。
東北本線で活躍した急行「いわて」「まつしま」「あづま」「ざおう」「ばんだい」などの13両編成は、
基本セット×1、増結セット×3、単品サロ×2、単品サハシ×1を使って再現が可能です。(※クハが2両余ります)
国鉄末期からJR化後に快速列車や普通列車として使われた姿は、
基本セット×1の3両編成、基本セット×1+増結セット×1の6両編成で再現が可能です。
▼(HO) テーブルトップスターターセット EF510-500 カシオペア
HOゲージの新製品のスターターセットです。
小さなスペースでもHOゲージを楽しもうというコンセプトで、
行ったり来たりさせる貨物列車の入れ換え遊びが主旨となっています。
セット内容は、EF510-500 カシオペアとワム80000、
楕円形のレール配置にポイントを使った引き込み線を一つプラスした内容です。
▼テーブルトップレイアウト設置例
ご家庭での設置イメージです。
引き込み線の貨物ホームに見立てているのは鉛筆1ダースの箱ですね。
その隣の建物は良く見たらカゴです。
Nゲージ用のストラクチャーや謎のパイプで作ったトンネルなど、
狭いスペースでごちゃごちゃ感がたっぷりですが、
こんな遊び方もできるということなんですね。
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(HO) テーブルトップスターターセット EF510-500 カシオペア
★車両パーツ各種
▼シングルアームパンタグラフ PS33C、PS35C
これまでAssyパーツのみでの販売となっていたパンタグラフのうち、
PS33CとPS35Cの2種類がレギュラーのアクセサリーパーツとして登場です。
補修用の予備パーツ、改造用のパーツ、Bトレインショーティーのディテールアップ用など、
様々な用途にお使いいただけます。
(他社製品への取り付け時には加工が必要となる場合があります)
写真左:
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シングルアームパンタグラフ PS33C (2個入)
写真右:
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シングルアームパンタグラフ PS35C (2個入)
▼中空軸車輪 (ビス止め台車用・銀)
▼中空軸車輪 (ビス止め台車用・黒)
補修用、交換用、グレードアップ用などの用途を目的とした車輪です。
ビス止めタイプの台車や貨車などに使用されている車軸先端が長いタイプとなります。
その他のタイプの台車や他社製品に取り付ける際は、適宜加工が必要となる場合があります。
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中空軸車輪 (ビス止め台車用・銀) (8個入)
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中空軸車輪 (ビス止め台車用・黒) (8個入)
▼KATOカプラーN JP A (黒・20個) 説明
KATOカプラーNにジャンパ管表現が加わったバージョンで、
しかも待望のアーノルドカプラー用ポケットに取り付けるAタイプです。
これを換装することにより、自動連結器を模した連結器になるほか、
ジャンパ管の表現があるため連結中は側面から見ると非常にリアルになります。
▼KATOカプラーN JP A (黒・20個入)
パッケージはこのように、お馴染みのデザインで安心です。
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KATOカプラーN JP A (黒・20個入)
実車が自動連結器を装備している客車や気動車などにおすすめです。
★ROUNDHOUSEブランド(ホビーセンターカトー)
ここからはROUNDHOUSEブランドの製品です。
▼E231系500番台 「みどりの山手線ラッピングトレイン」
山手線のラインカラーがみどり色(うぐいす色)となったのは1963年の103系からで、
2013年で50周年を迎えました。これを記念したラッピング列車です。
▼E231系500番台 「みどりの山手線ラッピングトレイン」
ロゴマークや国鉄書体の形式表記、特徴的な号車番号なども再現されています。
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E231系500番台 「みどりの山手線ラッピングトレイン」 (11両セット)
▼UNITRACK 直線線路 186mm クリア (10本入)
KATOの線路といえば「ユニトラック」ですが、
なんと道床部分を構成するプラスティックがクリア素材で作られたものが登場します。
ご覧の通り、バラストも枕木もクリアです。
車両を際立たせるための展示や、ファンタジーな世界の演出など、
普段とはちょっと違った使い方が出来そうですね。
もちろん、普通のユニトラックとも接続が出来、走行も可能です。
▼UNITRACK 直線線路 186mm クリア (10本入) パッケージ
10本セットでの発売で、パッケージはこのように白を基調としたものとなります。
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UNITRACK 直線線路 186mm クリア (10本入)
▼アルプスの氷河特急レイアウト
展示で一際目を惹いたのがこちらのレイアウト。
題して「アルプスの氷河特急レイアウト」です。
1250mm×600mmのデスクトップレイアウトに、
二重の単線に8の字の立体交差やトンネルなどが設けられ、
氷河特急の沿線を凝縮した内容となっています。
価格や発売日などは未定です。
▼氷河特急ショートカプラーセット
アルプスの氷河特急のカプラーをアーノルドカプラーから、
実感的なものに換装するためのカプラーセットです。
実車と同様のバッファータイプを再現しています。
ショートカプラーに交換後もR150mmの急カーブに対応できる設計とのことで、注目です。
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【Assyパーツ】 氷河特急 ショートカプラーセット (7両分)
▼氷河特急用ホームセット
参考出品として展示してあったのが、氷河特急用ホームセットです。
低いホームで、ヨーロッパ風のデザインになっています。
今後の情報が楽しみですね。
★その他
KATOの従来品でちょっと気になった展示です。
▼複線プレート線路を使ったディスプレイ
複線プレート線路をディスプレイ用線路として流用する例です。
複線プレート線路とは文字通り、複線の線路を同じ長さのプレートで固定した製品で、
両サイドに架線柱や柵を立てるスペースがあります。
複線線路シリーズの登場により生産中止となってしまいましたが、
現在でも直線線路は流通しております。
たとえば、大型液晶テレビのテレビ台の上、勉強机の隅などに、
複線プレート線路を使って小さなジオラマを作ってみるのも良いかもしれません。
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UNITRACK 複線プレート直線線路 186mm
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UNITRACK 複線プレート直線線路 124mm
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UNITRACK 複線アーチ架線柱 (6枚入)
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UNITRACK 複線架線柱 (8本入)
展示例の車両は313系でしたが、静岡を意識したチョイスですね。
それではまた次回。
担当:カピの塚@静岡滞在時間3時間!
★第52回静岡ホビーショー レポートバックナンバー
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第52回静岡ホビーショーレポート -アオシマ編-
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第52回静岡ホビーショーレポート -ハセガワ編-
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第52回静岡ホビーショーレポート -タミヤ編-
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第52回静岡ホビーショーレポート -ガンプラ編その一-
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第52回静岡ホビーショーレポート -トミーテック&バンダイ(ポケプラ・エヴァ・LBX)-
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第52回静岡ホビーショーレポート -ファインモールド・童友社・ホビージャパン編-
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第52回静岡ホビーショーレポート -さんけい編-
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第52回静岡ホビーショーレポート -東京マルイ編-
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第52回静岡ホビーショーレポート -プラッツ編-
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第52回静岡ホビーショーレポート -ガンプラ編その二-