こんばんは、カピの塚です。 7月8日(水)に都内で開催されたトミーテック新製品説明会(流通業者向け)のレポートの続きです。今回はTOMYTEC 鉄道コレクション シリーズのサンプル展示をダイジェストにてご覧ください。 ●鉄道コレクション 秋田中央交通軌道線ツートン (新塗装) (2両セット) ●鉄道コレクション 秋田中央交通軌道線ブルー (旧塗装) (2両セット) 鉄道コレクションはシリーズが始まってついに10周年を迎えました。 その記念アイテムの第1弾は、なんと秋田中央交通の電動貨車と客車の2両セットです。 客車はもともと気動車だった車両。 電化されていた私鉄なのに電気機関車や小さな電動貨車が客車を牽引するのんびりとした光景がそこにはあったのです。 ●TM-TR02 鉄道コレクション Nゲージ動力ユニット 2軸電動車用 先ほどの電動貨車を動力化するための動力ユニットも新規で登場です。 小型なので、自作車両や改造車両など工作の素材としても十分に使えそうですね。 ●鉄道コレクション 近江鉄道 ED14 (ED14 3) ●鉄道コレクション 国鉄 ED14 (ED14 1) 近江鉄道に残るED14形電気機関車は国鉄の前身である鉄道省が大正時代にアメリカから輸入した車両。 日本離れしたデザインがいかにも輸入機という印象ですね。 輸入されたのは4台で活躍した場所は様々でしたが、4台とも近江鉄道に引き取られたという奇跡のようなお話があります。 書類上は廃車となったものもありますが、4台とも現存しているのも奇跡といえます。 ●TM-ED02 鉄道コレクション Nゲージ動力ユニット 電気機関車用 (車輪径8.2mm) そのED14に使用する動力ユニットです。 車輪径が8.2mmとなっております。 ●鉄道コレクション JR キハ125 「ロマンシング佐賀」 ラッピング (2両セット) 「ロマンシング サ・ガ」という有名なゲームソフトがありますが、なんとそのゲームと佐賀県がコラボレーション。 JR九州の唐津線・筑肥線の非電化区間で活躍しているキハ125-4とキハ125-5に施されたラッピングを再現したものです。 ●鉄道コレクション 関東鉄道 キハ2100形 1次車 (2両セット) 関東鉄道は茨城県南西部を中心に鉄道とバスを運行している会社です。常総線はJR常磐線の取手、つくばエクスプレスの守谷、JR水戸線と真岡鐵道の下館を結ぶ全線非電化の路線ですが、このうち取手~水海道間は複線化されており、通勤形気動車が頻繁に運転されているのが特徴です。 このキハ2100形は常総線で活躍している通勤形気動車で、主に取手~水海道間のピストン運転に活躍しています。 ●鉄道コレクション 関東鉄道 キハ2100形 3次車 (新塗装) (2両セット) 関東鉄道は国鉄や各地の私鉄からさまざまな中古の気動車を譲り受け、自社用に改造して運用していたことが特筆されます。しかし、取手~水海道間の宅地化が進み混雑が増してくると本格的な通勤形気動車が必要になってきます。1990年代に入ると古い気動車を長く使うことで問題も起きてきたため、新型車への置き換えが始まりました。キハ2100形は何度かにわたり増備され、こちらの鉄コレは3次車を再現したもので、行先表示がLED表示器になったのが大きな特徴です。 ●鉄道コレクション JR 205系600番代 宇都宮線 (Y12編成) (4両セット) JR宇都宮線では長らく211系が活躍してきましたが、E231系・E233系で置き換えられることとなりました。時期を同じくして日光線で運用している107系も置き換えの対象となりました。 そこで、JR宇都宮線の宇都宮~黒磯間のローカル列車と日光線の107系を、京葉線の205系を改造の上で賄うことになりました。これにより、湘南色の205系と日光線色の205系が誕生しました。 しかし、湘南色の205系は京葉線出身の編成だけでなく、埼京線出身の編成もありまして、この鉄コレは埼京線出身の編成を再現したものです。 元埼京線であると判断できるポイントは、顔が山手線用などと同じ初期のデザインであることと、客用ドアの窓がJR化後に導入された大きいタイプであることです。 ●鉄道コレクション 名古屋鉄道 3800系高運転台 (2両セット) 3800系は名古屋鉄道(名鉄)が戦後に導入した電車で、当時の運輸省が制定した要項に基づいて設計されたいわゆる「運輸省規格形」と呼ばれる車両です。当時の名鉄では最大勢力でした。 一部の車両は豊橋鉄道、大井川鉄道(現在の大井川鐵道)、富山地方鉄道に譲渡されましたが、両数が多かったこともあり名鉄に残ったグループは車体修繕工事を行って平成元年まで活躍しました。 この鉄コレは、高運転台に改造された車両で名鉄での引退直前、スカーレット一色塗りになった姿を再現したものです。 ●鉄道コレクション 京阪電車大津線 600形 1次車 (2両セット) 京阪電気鉄道の路面電車区間で活躍する形式のひとつです。600形はそれまで使われていた旧型車である300形の車体を流用して製作された電車です。正面デザインが一新されたためイメージアップに繋がりました。ただし、1次形は連結面部分が300形の面影を残しているのが特徴です。 ●鉄道コレクション 京阪電車大津線 700形 2次車 「けいおん! 5th Anniversary」 ラッピング (2両セット) 5編成10両が活躍する700形も旧型車からの改造車で、350形と500形を使っています。 709号+710号の編成は、「けいおん!」のテレビアニメ放送5周年の際に記念ラッピングが施されました。 ●鉄道コレクション 熊本市交通局 0800型 「COCORO」 (0803) 熊本市交通局は路面電車に全国的も早い1990年代から低床電車の導入を行っている事業者で、0800形は2009年より運行が開始されています。 2014年に熊本市電開業90周年記念事業として0800形が1編成増備されました。その際に導入された0803号車は愛称を「COCORO」として特別な装飾が施されています。 先に導入された編成とはヘッドライトの形状や車体色が異なるのが大きな特徴で、特に車体色は熊本城の城壁をイメージしたメタリックな濃い茶色を採用しています。 ●鉄道コレクション 第21弾 元京王3000系の地方私鉄譲渡車と、神戸電鉄の電車が収録される鉄道コレクション第21弾。 彩色済みのサンプルが並び、いよいよ発売が近づいていることを感じますね。 ●鉄道コレクション 岳南電車 ED40形 (ED402) 岳南鉄道の貨物列車牽引に活躍したED40形のED402です。 模型は、各社から発売中のワム80000形やコキ50000形などを牽引させるのがおすすめです。 というわけで、以上2015年7月のトミーテック新製品説明会のレポートでした。 担当:カピの塚 ★★★ バックナンバー ★★★ ▼トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【1/12小物・フィギュア編】 (2015/07/09) ▼トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【新製品発表スライドショー編】 (2015/07/09) ▼トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【建物コレクション・情景小物編】 (2015/07/10) ▼トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【技MIX・トミカ編】 (2015/07/13) ▼トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【TOMIX編その1】 (2015/07/16) ▼トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【TOMIX編その2】 (2015/07/29) ▼トミーテック新製品説明会レポート 2015夏【TOMIX編その3】 (2015/07/31)