Miyazawa Model Exhibition Autumn 2015 Report [TOMIX&TOMYTEC]

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Model Train
Kapinozuka
Miyazawa Model Exhibition Autumn 2015 Report [TOMIX&TOMYTEC]
This article has been written in Japanese.
We apologize for your inconvenience, and for your understanding.


こんにちは、カピの塚です。
先週開催された宮沢模型展示会(流通業者向け)のレポートの続きです。

当記事では、TOMIXとTOMYTECニューホビーの様子をダイジェストでご覧ください。


TOMIX(トミックス)

JR 485系特急電車 (Do32編成・復活国鉄色) セット (5両セット)
JR 485系特急電車 (Do32編成・復活国鉄色) セット (5両セット)
JR九州管内では最後となった485系です。短編成化による増発のため中間車を先頭車に改造した「クモハ485形」という独特の形態の車両が九州だけに存在しており、この編成にも含まれています。

JR C57形 蒸気機関車 (1号機・ロッド赤入)
JR C57形 蒸気機関車 (1号機・ロッド赤入)
1979年に復活したC57形1号機は「やまぐち」などで活躍しています。細身のボイラーが美しいフォルムを描き、いつしか定着した『貴婦人』という愛称はとても有名です。実車はナンバープレートやロッドの色が時代によって異なりまして、本製品はロッドに赤色が差してある頃を再現したものです。

JR E2-1000系 東北新幹線 (やまびこ) 基本セット (基本・3両セット)
JR E2-1000系 東北新幹線 (やまびこ) 増結セットA (増結・4両セット)
JR E2-1000系 東北新幹線 (やまびこ) 増結セットB (増結・3両セット)
JR E2-1000系 東北新幹線 (やまびこ)
JR東日本のE2系新幹線電車は1990年代に長野新幹線用に作られたN編成と東北新幹線用に作られたJ編成があります。2001年にJ編成の増備用に造られたモデルチェンジ車両は製造番号が1000番台に区分されています。模型で表現される基本番代との外見上の違いは客用窓の寸法拡大、乗降扉の引き戸化、パンタグラフのシングルアーム型化といったものです。ちなみに、実車は車体の軽量化や乗り心地の改善といった外見でわかりにくい改良ポイントがあります。

JR EH500形電気機関車 (3次形・GPS付後期型)
JR EH500形電気機関車 (3次形・GPS付後期型)
JR貨物の主力電気機関車のひとつであるEH500形は2車体連接構造による8軸駆動による力強さが特徴で、「ECO-POWER金太郎」の愛称で親しまれています。「3次形」とは10号機以降に作られたグループを指しますが、製品では21~62号機(45~50号機を除く)がプロトタイプとなっています。

国鉄 キハ55形 ディーゼルカー (初期急行色・一般窓) セット (2両セット)
国鉄ディーゼルカー キハ55形 (初期急行色・一般窓) (T)
国鉄ディーゼルカー キロ25形 (初期急行色)
国鉄 キハ55形 ディーゼルカー (初期急行色・一般窓)
国鉄 キハ26形 ディーゼルカー (初期急行色・一般窓) セット (2両セット)
国鉄ディーゼルカー キハ26形 (初期急行色・一般窓) (T)
国鉄 キハ26形 ディーゼルカー (初期急行色・一般窓)
キハ55系は国鉄が準急列車用に製作したディーゼル車です。まずは東北本線(JR宇都宮線)~日光線で運転される準急「日光」に投入され、並行私鉄で競争関係にあった東武鉄道に打ち勝つという実績を上げたことが特筆されます。キハ55系の成功は後に日本全国にディーゼルカーによる準急・急行列車が拡大していく基礎となりました。

キハ55形は急勾配区間でも対処できるよう2基エンジン搭載車、キハ26形は平坦線で運用することを前提に1基エンジン搭載車となっていて、どちらも三等車(現在の普通車)です。キロ25形は1エンジン搭載の二等車(現在のグリーン車)で、先述のキハ55形もしくはキハ26形と組む事を前提にしています。

急行色は国鉄が急行用車両に設定した塗り分けパターンで、車体の窓回りと裾を赤、それ以外の部分をクリーム色としたものを指します。しかし初期の急行色は窓周りの赤の塗り分けパターンが後に主流となったものと少々異なりまして、フロントガラス周辺の赤の塗り分けがそのまま側面の客用窓にも繋がっていて、しかも正面の貫通扉中央に下向きの尖がりがデザインされているという特徴があります。

JR キハ58系 (たかやま) (基本・4両セット)
JR キハ58系 (たかやま) (増結・3両セット)
JR キハ58系 (たかやま)
大阪と高山を結ぶ急行「たかやま」に使われたキハ58系。1990年よりアコモデーションの改良が行われ、外装も専用塗装が採用されました。通常は4両編成で、繁忙期は2両を増結した6両編成で運用されました。製品は、基本セットが通常期の4両編成が再現できます。増結セットには繁忙期増結用の2両と基本セットに入っているグリーン車の予備交換用のグリーン車1両のあわせて3両がセットされています。基本セットだけでも楽しめますが、増結セットもあると、編成の組み方に変化が生まれますのでおすすめです。

●新型パワーユニット N-DU101-CL (開発中)
新型パワーユニット N-DU101-CL (開発中)
かねてより開発中の新型パワーユニットのポップです。

国鉄客車 スハ43形 (茶色)
国鉄客車 オハ47形 (茶色)
国鉄客車 オハニ36形 (茶色)
国鉄客車 スハフ42形 (アルミサッシ・青色)
国鉄客車 オハ47形 (アルミサッシ・青色)
国鉄客車 スハフ42形 (茶色)
スハ43形など客車各種

国鉄の旧型客車と呼ばれる客車のうち、スハ43形を代表する車体構造が似た客車のグループをまとめて趣味的にスハ43系と呼んでおります。先に登場したオハ35系の改良形で、車体形状の改良により客室面積が拡大し座席間隔が拡大されたり製造工程が一部簡略化されるなど、国鉄側・乗客側双方に得が生まれたグループです。急行列車に使う事を前提として作られたのですが、実際には急行に限らず特急から普通まで様々な列車に用いられました。

製品はいずれも単品で、スハ43形は中間車両、スハフ42形は車掌室付き、オハ47形はスハ43形の台車交換による軽量化版、オハニ36形は荷物室付き、といった違いがあります。車体色は当初は茶色でしたが後に青色に変更されているほか、近代化改造と称し客用窓がアルミサッシに交換されたものもあります。

国鉄の旧型客車には編成の組み方には特に決まりはありませんので、自由に編成を組んでお楽しみください。


樽見鉄道 ハイモ330-701形
わたらせ渓谷鐵道 WKT-500形 (501号車)
樽見鉄道 ハイモ330-701形とわたらせ渓谷鐵道 WKT-500形 (501号車)

日本各地のローカル線に導入された新潟鉄工所(新潟トランシス)製の軽快形ディーゼル車を「NDC」と呼んでいます。NDCはJRから第三セクターまで様々な鉄道事業者が導入している実績のある車両で、導入先の鉄道事業者にあわせた車体長や装備品の違いなどで様々なバリエーションが存在します。また製造期間が20年以上に及んでおり細かなモデルチェンジが行われてきました。

樽見鉄道のハイモ330-701形とわたらせ渓谷鐵道 WKT-500形はどちらも2011年から営業運転が始まった車両で、NDCとしては第三世代に区分されます。


【限定品】 わたらせ渓谷鐵道 DE10形 ディーゼル機関車 (1537・1678号機) (2両セット)
【限定品】 わたらせ渓谷鐵道 DE10形 ディーゼル機関車 (1537・1678号機) (2両セット)

わたらせ渓谷鐵道は栃木県と群馬県にまたがる鉄道路線で、国鉄足尾線を引き継いだものです。普通列車はNDCなどの軽快ディーゼル車で運行されていますが、観光客向けのトロッコ列車「トロッコわたらせ渓谷号」も運行されています。DE10形はそのトロッコ列車牽引用にJR東日本から購入したディーゼル機関車で2両在籍しており、1537号機はトロッコ車両に合わせた「あかがね」色に変更、1678号機はJR在籍時代と変わらない国鉄色で運用しています。

ちなみに「トロッコわたらせ渓谷号」のトロッコ車両「わ99形」は4両編成ですが、前後2両が元JRの12系客車のスハフ12形で、中間2両が元京王電鉄の5000系電車の中間車を改造したものです。改造工作に自信のある方はトロッコ車両を作って、DE10形のお迎え準備をしてみてください。

16番 JR 24系25形 特急寝台客車 (北斗星・JR東日本仕様) 基本セット (基本・4両セット)
16番 JR 24系25形 特急寝台客車 (北斗星・JR東日本仕様) 増結セット (増結・3両セット)
16番 JR客車 オハネフ25-0形 (北斗星・JR東日本仕様)
16番 JR客車 オハネ25-0形 (北斗星・JR東日本仕様)
16番 JR客車 オハネフ25-200形 (北斗星・JR東日本仕様)
16番 JR客車 オハネ25-100形 (北斗星・JR東日本仕様)
16番 JR 24系25形 特急寝台客車 (北斗星・JR東日本仕様)
16番 JR 24系25形 特急寝台客車 (北斗星・JR東日本仕様)

上野発のブルートレインとしては最後の列車となった寝台特急「北斗星」が1/80スケール・16.5mmゲージ (16番)にて製品化されます。「北斗星」の客車はJR北海道担当分とJR東日本担当分がありましたが、今回はJR東日本担当分の客車の製品化です。これにより、2008年3月ダイヤ改正前までの「北斗星 3号・4号」と、2015年4月以降の臨時特急「北斗星」を再現することができます。


TOMYTEC(トミーテック)

鉄道コレクション 第22弾
鉄道コレクション 京阪電車大津線700形 きかんしゃトーマス号2015 (2両セット)
鉄道コレクション 第22弾と鉄道コレクション 京阪電車大津線700形 きかんしゃトーマス号2015 (2両セット)
鉄道コレクション 第22弾
鉄道コレクション 第22弾

少数派で個性的な形態の車両を手ごろな価格でNスケールで模型化する「鉄道コレクション」シリーズ。アソートパッケージシリーズは第22弾が登場します。もともと個性が強い車両がラインナップされてきましたが、第22弾は特に濃いキャラクターばかりを集めた気動車特集となっています。今回の展示会では未塗装状態のサンプルは2両あり、江若鉄道キニ12もしくは岡山臨港鐵道キハ5001のどちらかとみられる気動車と、紀州鉄道キハ603とみられる気動車でした。その他の予定車両も気になりますね。

一方、京阪電車大津線ではさまざまなラッピング車両が運行されていますが、700形の701-702編成は「きかんしゃトーマス」のラッピングが行われまして、この姿が鉄道コレクションとして製品化されます。

鉄道コレクション 秋田中央交通軌道線ツートン (新塗装) (2両セット)
鉄道コレクション 秋田中央交通軌道線ブルー (旧塗装) (2両セット)
鉄道コレクション 福井鉄道200形 (202編成)
鉄道コレクション 福井鉄道200形 (非冷房)
秋田中央交通軌道線と福井鉄道
鉄道コレクション 秋田中央交通軌道線
鉄道コレクション 福井鉄道200形 (202編成)

こちらは鉄道コレクションシリーズスタート10周年を記念した製品です。

現在はバス会社となっている秋田中央交通は、もともと軌道線の運営会社として設立されました。軌道線は1969年に廃止されてしまいましたが、かつての秋田中央交通軌道線の列車を再現する鉄道コレクションが10周年アイテムとして登場です。秋田中央交通の軌道線は電化されておりましたが電車ではなく、電動貨車または電気機関車が気動車に似た形態の客車を牽引するという独特の運行スタイルでした。全国的に見ても個性的ですしし、いかにも鉄道コレクションの選定に当てはまりそうな車両です。製品は新塗装と旧塗装の2アイテムが予定されています。

福井鉄道は鉄道・軌道線とバス路線を運営する事業者で、鉄道・軌道線においては、路面電車で見られる低床式電車と、一般の鉄道で見られる高床式電車が共存しているのが特徴です。高床式電車は車体の大きさを活かしてラッシュ時の対策として使われていますが、輸送力のある連接式の低床式電車が導入され始めているため、鉄道ファンの間では今後の動向が注目されております。今回鉄道コレクションとして製品化されるのは200形で、福井鉄道の自社発注車両、つまりオリジナル形態の電車です。製造は日本車輛が請け負っており、当時ほかの地方私鉄にも導入された日本車輛製の電車にも通じる丸みを帯びたデザインです。2両編成ですが3台車の連接構造なのも特徴です。

秋田中央交通軌道線も、福井鉄道200形も、個性的な車体形状となっている関係で専用の動力ユニットが合わせて発売予定となっております。

鉄道コレクション 大阪市交通局 地下鉄中央線20系 更新車 (6両セットA)
鉄道コレクション 大阪市交通局 地下鉄中央線20系 更新車 (6両セットA)

大阪市交通局の20系電車は大きく分類して、1970年代に10系の試作車として誕生した初代20系と呼ばれる編成、1980年代にアルミ車体のVVVFインバータ制御車として量産された二代目20系と呼ばれるグループ、1990年代に作られたステンレス車体のVVVFインバータ制御車として作られた新20系と呼ばれる21系から25系までで構成されるグループがあります。この鉄道コレクションは二代目20系で中央線で運用されているものです。一口に大阪市営地下鉄の20系といえばこの形態を指します。

20系は中央線と谷町線に配置され、中央線は緑帯、谷町線は紫帯となっていました。中央線は近畿日本鉄道東大阪線と大阪港トランスポートシステムテクノポート線に直通運転を行っていました。その後、近鉄東大阪線が延伸し「近鉄けいはんな線」に名を改めた際に、谷町線所属車も中央線に転属したため、20系の全車が中央線に集まったことになります。またこのとき、近鉄線内の最高速度引き上げが予定されていたことや、20系に搭載されているVVVFインバータ装置が古くなっていたことなどから、GTOサイリスタ素子からIGBT素子によるVVVFインバータ装置に更新する改造が順次行われました。

鉄道コレクションの大阪市交通局20系は、何年か前に事業者限定品として大阪市交通局から発売されました。今回は一般流通品として再登場ですが、近鉄けいはんな線対応改造後の更新車を再現しておりますので、単純な再生産というわけではありません。側面には行き先表示器が設置されましたので、側面部品も新規作成となるそうです。

ザ・バスコレクション ヒトものバス
ザ・バスコレクション ヒトものバス

地方都市のバス路線の維持と、宅配便業者の荷物輸送という二つの目的を融合した「客貨混載バス」という試みが宮崎県と岩手県のバス路線で行われており最近話題になっております。どちらもヤマト運輸と地元バス事業者が協力して実施しているもので、バスの客席の一部を宅配便用の荷物スペースに改造し、旅客と荷物をバス路線を使って一緒に輸送します。バス事業者は乗客が少ないバス路線を荷物輸送による運賃収入で維持し、宅配事業者はバスを利用して定時で荷物を営業所まで運ぶ、という両者に利点のあるシステムです。

今回ザ・バスコレクションで製品化される「ヒトものバス」は岩手県北自動車とヤマト運輸によって運行されているもので、車体後部が荷物スペースになっています。盛岡~宮古間の106急行にて運行されています。

ザ・バスコレクション 関越道高速バスセットA (3台セット)
ザ・バスコレクション 関越道高速バスセットA (3台セット)
ザ・バスコレクション 関越道高速バスセットA (3台セット)

こちらのザ・バスコレクションはテーマに沿って複数のバスを1セットにまとめたシリーズです。好評の中央高速バスセットに続いて今度は関越道高速バスセットが3台セットで登場いたします。今回展示されていたのは3台のうちの1台、西武バス いすゞガーラでした。埼玉西武ライオンズのロゴが入っているデザインです。


情景小物 122 バス停C (近代型)
情景小物 122 バス停C (近代型)
情景小物 122 バス停C (近代型)

情景小物のバス停に新しいタイプが登場いたします。都市部の駅前やターミナルで見かける近代的なデザイン。製品は色違い2種類入り。バス車両や道路部分は別売りとなっています。

建物コレクション 143 駅前近代ビルB
建物コレクション 142 駅前近代ビルA
建物コレクション 駅前近代ビル

TOMYTECでは「駅前再開発」と題して(?)いかにも都市近郊の主要駅の前にありそうなビルを新たに製品化。Aは中高層のビルディング風、Bは狭い敷地に建てられた現代的なビルディング2棟のセット。


時間の関係で一部の展示品は省略させていただきましたが、以上TOMIXとTOMYTECの展示の様子でした。

撮影:ナリ
担当:カピの塚

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