【世界最大の威容を誇った潜水空母】
●隠密行動が可能な潜水艦から特殊攻撃機「晴嵐」を3機発進させるという、史上類を見ない潜水空母として建造されたのが日本海軍の伊-400型潜水艦です。
●全長122m、全幅12m、水中排水量6,560トンという威容は駆逐艦に匹敵し、当時としては世界最大を誇りました。
●また、無寄港で地球を一周半できる長大な航続性能を備え、アメリカ東海岸や連合軍の要衝パナマ運河に奇襲攻撃をかけることも決して夢ではありませんでした。
●1番艦の伊-400は太平洋戦争末期の昭和19年12月に竣工。2番艦の伊-401と共にウルシー環礁のアメリカ機動部隊を攻撃に向かう途中で終戦を迎え、ついに一度も実戦を経験することはありませんでした。
●しかし、その性能は日本海軍の優れた技術力を世界に示し、後の戦略ミサイル原潜の構想に繋がったとも言われています。

【伊-400主要要目】
●基準排水量:3,530トン、水中排水量:6,560トン、全長:122m、全幅:12m、最高速力:水上18.7ノット、水中6.5ノット、兵装:53cm魚雷発射管8門、14cm単装砲1基、25mm3連装機銃3基、25mm単装機銃1基、搭載機:特殊攻撃機「晴嵐」3機

【模型要目】
●1/350スケールのプラスチックモデル組み立てキットです。
●全長348.5mm、大型の飛行機格納筒やオフセットされた司令塔など世界最大を誇った威容を迫力たっぷりにモデル化。
●上下分割式の船体はスライド金型により全面に精密な彫刻を施しました。
●内壁までリアルに再現された格納筒は3機の晴嵐を収納した状態で組み立て可能。
●飛行可能状態の晴嵐も2機セット。
●カタパルト上で射出直前の状態やドーリーに乗せての展示も選べます。
●クレーンアーム、晴嵐のプロペラなどはエッチングパーツを用意。
●クレーンやアンテナなどは可動式で収納状態も再現できます。
●展示用の台座付き。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。