【実車紹介】
●日本を代表するディーゼル機関車といえば、国鉄のDD51です。
 昭和37年(1962)に登場し、その後17年にも亘って649両が量産されました。
 このことからもわかる通り、日本の鉄路に適したディーゼル機関車として非電化線区の
 幹線から亜幹線まで、旅客列車、貨物列車を問わず大活躍しました。
 長きに亘って生産されたために、初期形から中期形、後期形と大きく分けると3タイプに
 分けることが出来、そのなかで中期形と呼ばれるグループは、500番台重連形を主として、
 動力近代化という蒸気機関車を置き換える無煙化に向けて大量に増備されました。
 とくに幹線でも多くの蒸気機関車が活躍していた北海道へは多くのDD51が投入されて、
 昭和50年(1975)12月の蒸気機関車全廃を迎えることとなりました。
 C62無き後の「ニセコ」や、「大雪」などの道内客車急行はもちろんのこと、ローカル旅客から
 幹線貨物列車までを牽引して活躍しました。北海道独特の、ラジエターカバーを外した
 スタイルと、降雪時の視界確保のためにボンネット先端に補助灯を増設した五稜郭機関区の
 「3灯形」は人気を集め、後に745号機が新潟へと転属となり、磐越西線でも人気となりました。
 
【製品特長説明】
●KATOのベストセラー機関車DD51、新たに中期形と呼ばれるグループが、車体各所を
 新規金型で新登場。
●ボンネット前部側面の放熱器カバーを外した、北海道でよく見られたスタイルを、新規
 ボンネットを製作して再現。
●運転台屋根も、500番台を特徴付ける扇風機カバーの無い、SG煙突とホイッスルカバーの
 付いた屋根を新規に再現。
●新たにバリエーションで、降雪時の見通し改善のためにボンネット先端上部に補助前照灯を
 増設した「3灯形」を設定。
●運転台前面ガラスは、旋回窓標準装備。さらに「3灯形」ではツララ切装備の五稜郭機関区
 所属機ならではの酷寒地装備の姿を再現。
●運転台側面のSG室ガラスや乗務員ドアなどに装備された、タブレットプロテクタを再現。
●ナンバープレートは選択式。
 中期 耐寒形は小樽築港機関区所属機を中心に、675・681・702・718を選出。
●「3灯形」機のナンバープレートは、五稜郭機関区所属の補助前灯装備機の、710・741・742
 ・745を選出。
●アーノルドカプラー標準装備。交換用KATOナックルカプラーが付属。
●定評あるフライホイール搭載動力ユニットで、安定した走行と力強い牽引力を発揮。