枯れない！きれい！飾りやすい！ワイヤー盆栽を作ってみたい

やってはみたし、敷居は高し

数十年単位の経験、園芸業者とのコネクション等が必要になり、手入れも大変なのでなかなか手を出しにくい趣味の一つ・・・・

二色の針金を組み合わせて作られた作品。枝と葉が二つの異なる色で表現され、不思議な感覚を演出しています。

すこし大き目の作品。幹が太く表現され、特徴的な根っことともに力強さを感じさせる仕上がりですね。

太くねじれた幹が長年にわたって風雪に耐えてきた松のたくましさを伝えますね！

「こんなかんじのものをつくりたい」と具体的にイメージできるような盆栽があれば、トレーシングペーパー等を使って写真をトレースし、完成イメージとします。

トレースした形をもとに、イメージをブラッシュアップします。どのようにひねればいいか、葉の形はどのようにすればよいか、などを考えながら完成予想図をつくります。
葉はより大きいほうが作りやすい。

作りたい盆栽の高さをイメージし、太目の針金を用意、それを半分ほどに折り曲げます。写真はハンガーのものを使用。

盆栽を入れる器はなんでもかまいませんが、そこに小さく二つほど穴が空いているものを使うとはかどります。

曲げた針金を下の穴から器に通します。

器に穴がない場合には、発泡スチロールや木、石などを台にしてそれに針金を巻きつけます。台は接着剤等で器にとりつけ、安定させます。

上方向にねじりを加えていきます。安定した形をたもちながらひねっていきます。このあとで色々付け足していくので、この時点ではあまりきつくねじりあげすぎないようにしましょう。

なんだかそれらしくなってきました。

細かい枝の部分を作ります。先ほど幹の部分に使ったものよりも細い針金を使います。

より葉に近い部分の細かい造型をつくるためには、より細い針金を使います。

全体的に形を整えます。

アルミホイルで肉付けをしていきます。小さい破片にするよりも、できるだけ大きくアルミホイルをカットして巻きつけるほうが、幹がフラットな感じならず趣がでるようです。幹の部分に何層にも重ねていきます。

幹と枝に塗料をぬっていきます。写真ではダークチョコレート色を選択。光沢ジェルを使うとよりリアリティーを増すことができます。

幹・枝先を塗っていきます。あまり厚く塗りすぎるとアルミホイルで作った質感がそこなわれてしまうので注意。乾かした後で少し光沢を落としたい、とおもったら薄く重ね塗りをするか、乾いた筆でブラッシングをして光沢を抑えます。

葉をつくります。素材・色はお好みのものを使用。付け根の部分はは細くて丈夫な素材をつかいます（写真では皮ひもを使用）。2・3センチの長さにきり、L字型にして接着剤ではりつけます。

葉の着色を行います。グロスをすこし混ぜた着色料に少しだけ水を加えたものを塗っていきます。

根元の部分に詰め物をいれます。詰め物には古新聞の切れ端等を利用しましょう。中央、幹の部分に盛り上がりをつけると味がでます。

詰め物の上にプラスタークロス（織った布にプラスター（石コウ）を付着させたもの）を着け、その上を着色します。

地面の芝を表現します。材料は鉛筆の削りかすが最適。緑色の着色料を塗った後、一度乾かします。

木の根元において、完成！