こんにちは、カピの塚です。
先日、とあるショッピングモールにあるアミューズメント施設を彷徨っていましたら、こんな凄いものを発見してしまいました。
おおおおお!
ゲーセンにHOのレイアウトがああああ!
複線の高架線が二重に設置されていて、
線路上には新幹線からディーゼル特急まで4種類。
ふむふむ、なるほど…な車種選択ですね~。
運転席が全部で四つありました。
それぞれの席で、先ほどの車両を運転できます。
ここのお店では100円を入れると1プレイできるようです。
というわけで、とりあえずやってみよう!
どういうゲームなのか分からないので、まずは初級モードで。
どうやら制限時間内に列車の運転操作をし、
途中で発生するアトラクションの指示に従い、
発車、速度調整、停車、警笛などの操作していく、
という内容です。
ゲーム中は決められた速度で走らせる区間があったり、
警笛を鳴らすことを要求される地点があるなど、
運転中はなかなか忙しいです。
博物館のレイアウトのように、
ガラスケース越しにのんびりと走行風景を眺める、
なんていう余裕は無いようです。
模型の先頭車にはなんと!
CCDカメラが設置されており、
その展望映像が運転席モニターに映し出されるのです。
しかも、線路上を走る模型車両とゲームの画面は連動しています。
模型が飾りではなく実際に機能しているのでビックリ。
展望映像を見ながら指定された駅のホームに停車させてもよし、
目の前の模型を第三者目線で見ながら停車させるもよし、
どちらでもOKという仕様ですから、これは凄い。
ただ、ホームでの停止位置は設置されているセンサーによって
厳密に管理されているようです。
当然、ある程度ピッタリに列車を停めないと、クリアできません。
初級モードでは、制限時間は固定で、
アトラクションに成功すれば単純に点数が加算されていきます。
上級モードではアトラクションに成功すれば制限時間が増え、
失敗すれば減るという仕組みなので、
「電車でGO!」に近い点数計算ルールになります。
長々と書きましたが、このゲーム、
目指せ!運転の達人
ジオラマ☆鉄道
といいます。
(メーカーカタログより抜粋)
メインと言っても過言ではないレイアウトですが、
見た範囲で分かったことをまとめてみます。
●インフラ(線路)について
・小判型の複線エンドレスコースが2組ある。
・立体交差により二重になっている。
・ポイントや踏切が無いシンプルなコースとなっている。
・エンドウ製「ニューシステム線路」を使っていて
耐久性抜群。
金属モデルの車両が長時間走ることを想定している模様。
※ニューシステム線路は他社製の線路より頑丈と評判です。
●列車(車両)について
・この店舗の場合の車種構成
N700系(新幹線のぞみ):3両編成 (カツミ製改造?)
E231系500番台(山手線):3両編成 (
エンドウまたは
TOMIX製改造?)
455系(グリーンライナー):3両編成 (
TOMIX製改造?)
キハ82系(特急):3両編成 (
KATO製改造?)
※店舗によって車種は異なるようです。
・先頭車には
CCDカメラが搭載されている。
・室内灯が装備されている。
・3両固定編成として車内に引いたケーブルでつながれており、
3両全てから集電し、安定した走行と映像伝送を実現している。
(鉄道の博物館のレイアウトではよく行なわれている改造手法です)
●その他
・スタート地点はどちらも
高架駅・島式ホーム1面2線である。
・ホームは
3両編成の新幹線が停まれる長さになっている。
・ストラクチャーはビル、マンション、工場、牧場などバランスよく配置。
※DDF製と思われるものがいくつか建ってました。
(端のほうの、
球形ガスホルダーや工場プラントはまさにDDFですね)
・それらのストラクチャーには電飾も付いていた。
・
観覧車も回っていた。
・道路上の自動車は
TOMYTECのザ・カーコレクション80のほか、
判定不明の自動車などいろいろ置いてあった。
とまぁ、こんな内容なのですが。
(短時間に細かく見すぎだというつっこみは無しで)
とにかく、目を疑いました。
鉄道模型はゲーセンとは無縁だと思っていましたから。
メーカーのHOPEさんの資料によると、
2009年に営業開始したアーケードゲーム機だそうです。
こんな凄いゲームを1年以上知らなかった自分が残念!
勉強不足ですみません!
ちなみに、制限時間がいっぱいになるとゲームはそこで終わり、
列車は自動運転でスタート地点に回送されるのですが、
その時の画面には
「ATC動作中」と出ます。
思わず
「ATCじゃなくてATOだ~!」
とつっこみたくなりますが…。
「こまけぇこたぁいいんだよ!!」
ですね。
ストラクチャーの配置は列車が良く見えるよう、
うまく配置されています。
車種も子供から大人まで楽しめるように、
うまく選定されていると思います。
※車種の選定は店舗によって異なります。
小さなおともだち向けのゲームではありますが、
大きなおともだちでも十分に楽しめること間違いありません。
ワンコインで気軽にHOゲージを運転体験できるゲームとして、
発見の際には楽しんでみてはいかがでしょうか。
※1プレイのお値段も店舗によって設定が異なります。
担当:カピの塚@このレイアウトのNゲージ版を考えてみるテスト。
【追記】
「目指せ!運転の達人ジオラマ★鉄道」はGAME WATCHさんの「AOU2009 アミューズメント・エキスポ」ブースレポートでも紹介されていましたので、合わせてこちらの記事もご参照ください。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090220/aou2.htm
筐体の拡大写真はこちら。
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090220/aou264.htm
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090220/aou265.htm
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090220/aou266.htm