火の国へ PART-II

鉄道模型
カピの塚
火の国へ PART-II
あけましておめでとうございます。
こんばんは、カピの塚です。

年末年始休みはいかがでしたか?
私はすっかり寝正月でした。

休み中に手持ちのデジカメ(もちろん私物)のデータをいろいろ見ていたら、
2008年に熊本を旅した時に撮影したものがみつかりました。

というわけで、火の国へ(2009/10/01)の続編としてご紹介いたしましょう。

熊本市電・1205
熊本市交通局1200形(1205号)

「市立体育館前」停留所(電停)にて撮影。
熊本市電の1200形電車の1205号です。
もともとは1950年代の終わりに作られた200形電車で、
ワンマン化改造した際に1200形となりました。

現在のオリジナル塗装は白地に緑のラインが入ったものですが、
1205号は車体広告が施されているため、このような水色になっています。

熊本市電・1207
熊本市交通局1200形(1207号)

同じく1200形の1207号。
車体広告が施されているため、車体は目立つ黄色になっています。


熊本市電は5つの路線が現存し、2つの系統として運行されています。
「熊本駅前」を経由して「田崎橋」へ至るのが2番。
「辛島町」で分岐し「上熊本駅前」へ至るのが3番。

東京では都電荒川線と東急世田谷線の2系統の路面電車しか残っていないうえ、
上の写真のように道路を走る区間は非常に短いのです。
熊本のようにこんな広い道路のど真ん中を堂々と路面電車が走っているところを見ると、思わずテンションが高くなります。


熊本市電・9205
熊本市交通局9200形(9205号)

熊本スゲェーと思ったのはこの電停。
これは「市立体育館前」なのですが、
ホームに降りるためになかなか立派な歩道橋が設置されています。
幹線道路のどまんなかだからこその設備ですが、
写真右端の歩道側の階段は踊り場より上の半分だけ螺旋階段になっているのも特徴的。
写真に写っていない左側も同じように螺旋階段になっています。

ちなみに、写っている車両は9200形電車の9205号。
熊本のお米をアピールする車体広告電車になっています。

なお、9201号には「ハイデルベルク号」という愛称があります。
熊本市の姉妹都市であるドイツの都市・ハイデルベルクにちなんだものです。
見たかったのですが、この日は残念ながら遭遇できませんでした。


ここまでは昔ながらの路面電車でしたが、低床電車もご紹介せねばなりませぬ。


熊本市電・9701A/B
熊本市交通局9700形(前期型・9701A+9701B号)

こちらは9700形電車の9701A+9701B号です。
日本で初めて導入された超低床電車。そして連接車です。
日本におけるLRTブームの先駆けともいえる9700形は、
近代的なデザインでかっこいいですね!
旧式の電車に混じってこのような電車も走っているのです。

ちなみに、この9701A+9701B号は、
鉄道コレクションとしてNゲージ化されます!

鉄道コレクション 熊本市交通局 9700型 (前期型)
鉄道コレクション 熊本市交通局 9700型 (前期型)


商品名が「前期型」と称しているのにはわけがありまして、
9701A+9701Bは、1997年に導入された編成。
足回りや電気部品はドイツ製、車体のみ日本製となっています。

その後1999年に2編成、2001年に2編成というように導入されたのですが、
2年ずつ間があいたために、若干の仕様変更が行われています。

熊本市電・9703A/B
熊本市交通局9700形(中期型・9703A+9703B号)

中期型に分類されるのは、9702A+9702B号と9703A+9703B号です。
行先表示が、LEDではなく幕になっているのがわかりやすいポイントです。
残念ながら中期型の鉄コレ化の予定は今のところ無いようです。

そして、後期型は2001年に導入された9704A+9704B号と9705A+9705B号が該当します。

鉄道コレクション 熊本市交通局 9700型 (後期型)
鉄道コレクション 熊本市交通局 9700型 (後期型)


同じく鉄コレで発売予定の後期型は9704A+9704B号がモデルです。
実車は制御機器が三菱電機になるという仕様変更が加えられたようです。
少しずつ国産化されている様子がうかがえます。

そして、9700形をさらにバージョンアップして2009年春にデビューしたのが0800形。

鉄道コレクション 熊本市交通局 0800型 (0801)
鉄道コレクション 熊本市交通局 0800型 (0801)


私が熊本を訪れた当時はまだ導入されていなかったのですが、
鉄コレでは富山ライトレールに続いて早くも模型化されてびっくりしました。
うん、乗ってみたい!

こんな近未来的な路面電車が熊本城のおひざ元を走っているんですからね!
まるで過去と未来を同時に見るかのような光景です。


というわけで、話が鉄コレのほうに行ってしまったところで、その他の写真を。

熊本県庁
熊本県庁舎

黄色く色づいた銀杏並木の向こうに見えるのは、熊本県庁舎。
きれいに並んだ銀杏がスゲェー!
思わず真正面からこうして写真を撮りたくなります。

東横イン熊本駅前からの夜景
とあるホテルからの眺め(田崎橋方面)

JR熊本駅前に最近出来たホテルからの夜景です。
なかなか良い眺めですね。

写真左下に自動車のテールランプの線が見えていますが、
この通りには熊本市電が通っており、奥の方が「田崎橋」方面です。

熊本城側に窓がある部屋だったらそれはそれでまた良い景色なんでしょうねぇ。


今年3月には九州新幹線の鹿児島ルートが全線開業し、熊本駅にも新幹線が停車します。
その頃には、また違った熊本が見られるのかもしれません。


というわけで、今年もどうぞよろしくお願いします。


担当:カピの塚@他にもいろいろ旅をしたい!
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