This article has been written in Japanese.
We apologize for your inconvenience, and your for your understanding.
こんにちは、カピの塚です。
ホビーサーチで取り扱っている外国形の鉄道模型と言いますと、
多くはヨーロッパ型やアメリカ型となってしまうのですが、
たまにはアジア型のものもいかがでしょうか。
というわけで、今回は香港の路面電車のお話。
香港島の北部には路面電車が2路線通っていて、
路線の長さは合計25km超、停留所の数は120超、
軌間は日本の一般的な鉄道路線と同じ狭軌の1,067mmとなっています。
後乗り前降り方式で、降車時に運賃を払います。
運賃は香港$2で、とても気軽に乗れるのです。
香港の路面電車の一番の特徴といえば、車両が2階建てとなっている点。
2階建ての路面電車は、香港以外だとイギリスのブラックプール市しか無いため、
世界中でも滅多に乗れない珍しい乗り物と言えます。
というのも、
香港電車有限公司(香港トラムウェイ)はもともと、
イギリス人が設立した鉄道会社であるため、
そういう縁で2階建ての路面電車になったようです。
その香港電車有限公司より、
HOスケールの2階建て路面電車が4種類発売になります。
それをご覧いただきましょう。
●
< CE00602 > 香港トラム 香港2階建路面電車 (ピンク) “都市中区” ★外国形モデル
ピンク色の車体になっていますが、
これはラッピング広告によるものです。
●
< CE00603 > 香港トラム 香港2階建路面電車 (イエロー) “動感之旅” (Prime Routing) ★外国形モデル
同じくラッピング広告による黄色い車体の車両。
Prime Routing と書いてあります。
●
< CE00604 > 香港トラム 香港2階建路面電車 (ホワイト) “香港表記” (Icons of Hong Kong) ★外国形モデル
そして白い車体の車両。
とってもポップなデザインの広告で、
Icons of Hong Kong と書いてあります。
●
< CE00605 > 香港トラム 香港2階建路面電車 (グリーン) ★外国形モデル
深緑の車体は香港トラムの標準色です。
東急世田谷線も昔はこんな色だったような気がします。
模型はいずれもヘッドライトは点灯します。
車体はABS樹脂製です。
見本を見てきましたが、
2軸の台車で、片軸が動力化されています。
台車内に小さなモーターが収納されています。
よって車内のインテリアもしっかりと再現。
1階のロングシートも、2階席の前向きの座席もちゃんとあります。
人形を乗せてにぎやかな車内にしてみたくなりますね。
この電車は両端に運転台がありますが、
実物で常時使われる運転台は片方のみです。
これは終端の停留所にあるループ線を使って方向転換を行うため、
反対側の運転台は普段は使うことは無いのです。
模型でもそれを再現する為、運転台をよく見ると、
常用している運転台は運賃箱まで表現されていますが、
反対側はハンドルなどしかない、必要最低限の装備となっています。
運転士が使うバックミラーも、
使わない方は畳んであるという芸の細かさ。
うーん、よくできてますねぇ。
余談ですが、ジャッキー・チェンなどの香港映画や、
香港で撮影されたTM Networkの「Get Wild」のMVを見ていると、
二階建てバスやネオン煌めく香港独特の街並みが出てきて楽しめるのでワクワクします。
さて、ご予約締切は6月8日頃、入荷は6月下旬を予定しております。
ご注文お待ちしております。
担当:カピの塚@『ポリス・ストーリー/香港国際警察』シリーズは好きです。