This article has been written in Japanese.
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私をミニ四駆に誘った張本人が
昼休みの度、マシンを自慢しに来やがります。
しかもお高いパーツをやたら装備している模様。スネ夫か。
……ごきげんよう、トメ子です。
大切なのは財力ではなく、ミニ四駆を愛する熱いハートですよね!
多分。(ATMに駆けこみながら)
そんなわけで今日も素人の素人による素人のための
ミニ四駆作りを致しましょう。
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アバンテ Mk.III アズール クリヤースペシャル (ポリカボディー)
【組立工程6:センターユニットに電極を組み込む】
前回はフロントとリヤユニットを組みました。
今回はマシンの中央部を作っていきます。
LR/ABの電極4つ。それぞれ組み込み先が異なりますので、
説明書をよく確認しましょう。
拘る方は通電性を高める為にコンパウンドで磨いたり、
金メッキされた
ゴールドターミナルというパーツに交換したりするそうです。
ターミナル類はシャーシによって形状が異なりますので、お買い求めの際は注意が必要です。
LR側はかっちり組み込まれます
一方、AB側はAパーツのみ遊びがあります。
更にこんな丸いパーツを
センターシャーシの中央の穴に嵌め込みます。スイッチですね。
人によっては電池ボックス部分をごっそり切り欠き、簡素にすることで、
軽量化&低重心化を図る方もいらっしゃるとか。
【組立工程7:モーターとギヤの組み込み】
モーターに紫色のギヤ(ピニオンギヤ)と
シャーシに組み込む為の黒いプラパーツを合わせます。
このモーターは様々な
別売りモーターに変えることができます。
が、いきなり強力なモーターに変えてしまうと、
制御できずにコースアウト……ということも多々あるようです。
又、モーターには片軸・両軸の二種類があり
ミニ四駆PROは両軸モーター(足が二本出ているもの)を使用します。
それ以外のミニ四駆は片軸となります。
別売りモーターをお求めの際はよーく確認しましょう。
※余談ですが、初心者の方には
GP346 トルクチューンモーター PROがオススメです。
○○ダッシュとついているモーターは強力すぎる為、
ちゃんとコースを走行させるにはパーツ類のカスタムが必須になります。
シャーシに組み込んだところです。普通に上からパチンと嵌めればOK。
次はカウンターギヤを仕込みます。
こちらがカウンターギヤ。
黒いドーナツパーツはベアリングに、ギヤシャフトは
フッソコートギヤシャフト等の上位パーツに交換することができます。
私のオススメはこちら
●
GP347 MSシャーシ用ギヤベアリングセット
ベアリングと高精度のシャフトがセットになっているものです。
カウンターギヤはモーターに直結する為、
改造ポイントとしては優先順位が高めです!
……と、話を戻しますが。
キットに付属しているのはギヤ比4:1のものです。
別売りで3.5:1(通称:超速ギヤ)や3.7:1のギヤも存在しますので
コースやマシンの性質に合わせてセッティングしましょう。
紫のピニオンギヤとちゃんと連動していれば問題ありません。
ここまで来れば、後少しです。噛み合わせ部分にはグリスを塗っておきましょう。
と、いうわけで。
だんだん完成に向けて近づきつつありますが、本日はこれにて!
来週もホビーサーチをよろしくお願い致します。
担当:トメ子@カメラのレンズ代がミニ四駆に溶けた/(^o^)\
【おまけ:ギヤ比とは何ぞや?】
ミニ四駆PROはピニオンギヤこそ共通規格ですが
ピニオンギヤと直で接するカウンターギヤと
シャフトギヤの比率はユーザーの好みで変えられます。
2012年2月現在、発売中のPRO用カウンターギヤは以下の3種類。
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GP355 MSシャーシ用ハイスピードギヤ (4:1)
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GP349 MSシャーシ用 超速ギヤセット (3.5:1)
●
GP429 MSシャーシ用 ハイスピードEX ギヤセット (3.7:1)
モーター=ピニオンギヤが何回転すれば、
タイヤ=シャフトギヤが一回転できるか、というのがポイントになります。
4:1というのは、モーター4回転につき、タイヤ1回転
3.5:1というのは、モーター3.5回転につき、タイヤ1回転
という意味です(……ちょっと自信ありませんが)。
故にモーターの回転数が少ないほうが速くなります。
……というのは、あくまで理論上の話(゚∀゚)
タイヤは宙を回るものではなく、コースを走るものです。
路面の抵抗をグイグイ押しのけられないといけません。
そこで回転しようとするパワー、
「トルク」というものが重要になってきます。
ギヤ比が4:1から3.5:1になれば、確かに速度は上がります。
しかしこれは、タイヤ一回転時に与えられるパワーがモーター4回転分から
3.5回分まで減る=
タイヤのパワーが7/8に減少する
という意味でもあります。
特にカーブの多いコースではトルクによる加速力を要求されますので、
回転数だけを重視していると、却って弱々しい走りになってしまいます。
更に大径タイヤを装着している場合、タイヤ一回転分の走行距離は伸びますが
シャフトを回そうとするパワーも大きく要する為、ますますトルクの重要度が増してきます。
(言い換えれば、小径タイヤはトルクが少なくて済む分、回転数を稼いで走ることになります)
3.5:1ではトルクが頼りないけど、4:1だと重すぎる…。
そんな方には3.7:1という中間のギヤも御座います。
と、いうわけで。
皆様のマシンやコースに合わせて、ギヤ比を選びましょう!