51st Shizuoka Hobby Show report -TOMYTEC The Railway Collection

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Kapinozuka
51st Shizuoka Hobby Show report -TOMYTEC The Railway Collection
This article has been written in Japanese.
We apologize for your inconvenience, and your for your understanding.

こんばんは、カピの塚です。
取材班から提供された写真を基に静岡ホビーショーのレポートを書くシリーズの3回目です。


鉄道コレクション 第16弾 予告
TOMYTEC

日車の私鉄向け新造車シリーズと題して、18~19m級の電車が登場。
実質的に第5弾の続編となるそうです。

富山地方鉄道モハ14790形や遠州鉄道30形などが予定されています。
日本最北端の私鉄だった旭川電気軌道のモハ1001がしれっと載っているのも良いですね。

これは地方私鉄好きにはたまらない内容ですね(←個人的感想)。

▼RAILWAYS~愛を伝えられない大人たちへ~×鉄道コレクション
RAILWAYS×鉄道コレクション

映画「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」のDVD・ブルーレイの発売に際して、
富山地鉄モハ14760形の鉄道コレクションが付属する企画があるようです。


鉄道コレクション 第17弾 計画
TOMYTEC

今さっき第16弾が発表されたばかりだというのに、第17弾の計画が!
京阪大津線600形や琴電3000形などの小型電車を中心とした内容になるようですね。
2年くらい先になりそうな予感がしますが。

鉄道コレクション JR 201系 中央・総武緩行線A (5両セット)同 B (5両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション JR 201系 中央・総武緩行線

鉄道コレクションではこれまでに中央線や京葉線の201系が発売されましたが、
こんどは中央・総武緩行線の仕様がラインナップ。

しかも、今回は「軽装車」と呼ばれる仕様変更車をモデルにしています。
201系は、中央快速線に投入された編成はお金をかけて作られたいわば高級車でしたが、
国鉄の財政状況が厳しくなると予算削減が実施されることとなり、
最後の方に製造された編成は、簡略化された構造や安い装備品が採用されました。

関東では中央・総武緩行線(中央線と総武線の各駅停車、いわゆる黄色い電車)に201系軽装車が投入されたのです。

鉄コレでも窓枠表現など軽装車ならではの違いを再現していく予定とのことです。

鉄道コレクション JR 201系 東海道・山陽緩行線 (7両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション JR 201系 東海道・山陽緩行線 (7両セット)

軽装車は中央・総武緩行線だけでなく、東海道・山陽緩行線にも投入されました。
こちらは当時、関東に無かったスカイブルーの201系です。

TOMYTEC
TOMYTEC

未塗装の試作品がありました。
妻面の窓部分がオレンジ色になってますねぇ。
妻面窓を塞いだ板は窓ガラスのパーツに車体色を着色することで表現しているようです。

鉄道コレクション 119系5000番台飯田線と105系福塩線の予告
TOMYTEC 鉄道コレクション 119系5000番台飯田線と105系福塩線の予告

今年1月のTOMYTEC商品説明会にて実は発表されていましたが、
今回晴れて値段なども含めて正式発表となりました。
ホビーショー当日より予約受付を開始しております。

鉄道コレクション JR 119系5000番台 飯田線(JR東海カラー) (2両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション JR 119系5000番台 飯田線(JR東海カラー)
TOMYTEC 鉄道コレクション JR 119系5000番台 飯田線(JR東海カラー)

119系は飯田線の主だった電車で、2012年春をもって全て引退となりました。
国鉄時代から長らく活躍してきたので、飯田線といえばこの電車というイメージが強いですね。

鉄道コレクション JR 105系新製車 福塩線
TOMYTEC 鉄道コレクション JR 105系新製車 福塩線
TOMYTEC 鉄道コレクション JR 105系新製車 福塩線

119系のきょうだい車と言っても過言ではない105系。
こちらも閑散線区向けに短編成で運転できる電車として作られたものです。

旧型国電の時代に福塩線では濃紺色一色の車体の電車が走っていましたが、
その名残のように福塩線の105系には黄色い車体に紺帯が入ったデザインとなりました。
ただ、JR西日本の地域別統一色の導入に伴って、濃黄色一色に変更される予定です。

105系“新製車”という表現をしているのは、3扉車を意味しております。
105系には新車として作られたグループと、103系から改造されたグループが存在しており、
改造車グループはこのあと登場します。

鉄道コレクション JR 105系 和歌山線・奈良線 (2両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション JR 105系 和歌山線・奈良線

和歌山線・奈良線、あと桜井線でも使われている105系です。
こちらは改造車グループなので、顔こそ105系ですが、
もともと中間車両に105系オリジナルの顔と乗務員室を設置してこのような姿になっています。
側面のドアの数を見れば4つ扉になっていますし、
屋根の上のベンチレーターの形状も丸形なので一発で改造車とわかります。

TOMYTEC 鉄道コレクション JR 105系 和歌山線・奈良線

相方の反対向きの先頭車は全然違う顔をしていますね。
もともと国鉄常磐線と営団地下鉄千代田線を直通運転するために作られた103系1000番台の先頭車なのです。
代々木上原と取手の間を往復していた電車が、改造されて奈良の地に。


余談ですが、中学の修学旅行の班行動で桜井線に乗りました。
その時、近鉄から桜井線への乗り換えは5分間だったのですが、
班員の一人が(週刊)ジ○ンプを買いたいと言って売店に寄ったために、
30分に一本しかない桜井線の電車を目の前で乗り逃がしました。
今でもこの105系を見るとその時のことを思い出します。


鉄道コレクション JR 105系 可部線 (オレンジ) (2両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション JR 105系 可部線 (オレンジ)

可部線の105系はオレンジ色です。
こちらも改造車グループなので、新製車との違うポイントは同じです。

TOMYTEC 鉄道コレクション JR 105系 可部線 (オレンジ)

相方である反対向き先頭車は103系そのまんまですね。
中央線や武蔵野線や大阪環状線だと言われても信じてしまう人がいるかもしれません。


105系が最初は新製車だったのに、途中から改造車になったのは、
先ほどの201系が高級車から軽装車へモデルチェンジしたのと同じで、
1980年代の国鉄の厳しい懐事情によるものです。


鉄道コレクション JR 103系3000番台 川越線・八高線 冷房車 (4両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション JR 103系3000番台 川越線・八高線 冷房車

103系3000番台は川越線の電化開業に合わせて投入された電車で、
元々は仙石線で使われていた72・73形のアコモ改造車でした。
そのあたりのお話は1月26日のブログで触れているのでここでは割愛します。

埼京線が大宮駅止まりだった頃は大宮駅まで運転されていました。
最初の頃の埼京線は山手線を追い出されたウグイス色の103系で運転されていたので、
出身や両数は違えどウグイス色の103系が揃っていたのは面白いですね。

埼京線の103系は早々と205系に置き換えられてしまいましたが、
103系3000番台はその後もしばらく残り、八高線も一部電化されると、
川越線と八高線の直通運転に使われるようになりました。

TOMYTEC 鉄道コレクション JR 103系3000番台 川越線・八高線 冷房車

先頭車のアップです。
103系3000番台の特徴を見事に網羅していますね。

これまで103系3000番台を模型で作ろうとすると…。
車体の裾の長さ、乗務員室扉隣の戸袋窓の閉塞方法、
半自動扉の手かけ、屋根上のAU712形クーラーなど、
オリジナルの103系とは異なる部分が多いため、
思いのほか作業工程が多い電車でした。(経験者は語る)

鉄コレ発売で大変な改造をせずとも103系3000番台を手に入れることができるようになりましたが、
これはあくまでも一例にすぎません。

実車は改造を担当した工場によって違う処理がなされている部分が多々あるので、
103系3000番台の全編成を揃えたい人にとってはまだスタート地点でしかないのです。

TM-18 鉄道コレクション Nゲージ動力ユニット 20m級用D
TOMYTEC TM-18 鉄道コレクション Nゲージ動力ユニット 20m級用D
TT-05 鉄道コレクションNゲージ走行用トレーラー化パーツセット (車輪径6mm/カプラー色:ブラック) (2両分)
TOMYTEC TT-05 鉄道コレクションNゲージ走行用トレーラー化パーツセット (車輪径6mm/カプラー色:ブラック) (2両分)

103系3000番台と一緒に発売予定の動力ユニットとトレーラー化パーツセットです。
車輪径が従来品とは異なります。

鉄道コレクション 伊賀鉄道 860系 (ダークグリーン) (2両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション 伊賀鉄道 860系 (ダークグリーン) (2両セット)
鉄道コレクション 伊賀鉄道 860系 (マルーンレッド) (2両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション 伊賀鉄道 860系 (マルーンレッド) (2両セット)

伊賀鉄道は近鉄伊賀線でしたが、経営状態改善のため施設と車両を近鉄が保有し、
新たに設立された伊賀鉄道が運行するという、いわゆる上下分離方式となっている路線です。

860系は820系の改造車グループで、近鉄南大阪線の6800系の台車などを流用したもの。
伊賀鉄道へそのまま移行したわけですが、新型車(元東急1000系)への置き換えで廃車が進んでいます。
今回鉄道コレクションとなったダークグリーンとマルーンレッドの編成は、
「昭和レトロトレイン」と題して近鉄の旧型車で採用されていた塗装を再現したものです。
マルーンレッドの編成は細い銀帯が入っているのが特徴です。

実車はこのほかに、近鉄標準塗装車や、松本零士デザイン「忍者列車」塗装車もありました。

鉄道コレクション 南海 21000系 旧塗装 (4両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション 南海 21000系 旧塗装 (4両セット)

今週発売となりました、南海電気鉄道21000系の旧塗装車。
「ズームカー」の愛称で親しまれた電車です。

南海電鉄はおおざっぱにいうと難波を起点として和歌山方面に向かう南海線系統と、
極楽橋方面に向かう高野線系統があります。
(2010年5月27日のブログで南海電車のお話をやってましたね)

難波側の南海線の区間は平坦区間である一方、
高野線は山岳路線となっているため急勾配が続きます。
平坦区間と勾配区間のどちらでも走れる電車を総称して、
ズームカーと呼んでいるのが南海電鉄の伝統であります。

一説ではカメラレンズで焦点を変える様子に例えてズームカーと呼ばれるようになったとか。

鉄コレでは21000系は第3弾の時に一度発売されましたが、
今回のプロトタイプは後期型となっている上、
冷房化改造済み、ロングシート化改造済みといった違いがあります。

そして、これだけは忘れてはいけない。中間車があります!!

鉄道コレクション 南海 21000系 新塗装 (4両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション 南海 21000系 新塗装 (4両セット)

こちらは同じく21000系の新塗装車です。

私なんかは今でも薄い緑色に濃い緑色の帯というのが南海電車のイメージですが、
90年代に塗装を一新しまして、このように薄いグレーにオレンジとブルーのラインを入れたデザインに変わりました。
最初見たときはあまりのイメージチェンジにびっくりしましたが、
意外に21000系の湘南顔にも馴染んでいます。

塗装というのは車体の形状を踏まえた上でどう変えるか考えねばなりませんから、
新塗装のデザインを担当した人はかなり頑張ったのではないかと思います。

先ほどの旧塗装車とは車体の塗装の他に、
クーラーキセがステンレスになっているという違いがあります。

鉄道コレクション 一畑電車 3000系 (2両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション 一畑電車 3000系 (2両セット)

一畑電車3000系は発売が6月に繰り下げとなってしまいました。

一畑電車3000系は、元南海21000系ですので、外観上は色違いととらえてよろしいかと思います。
とはいえ、一畑電車で使うにあたって細部が改造されておりますので、その違いも楽しみましょう。
一畑3000系も鉄コレ第3弾に収録されていた車種ですが、
その時とは異なりこちらは後期型かつロングシート車となりますので、
コレクションの幅が広がりますね。

鉄道コレクション 関東鉄道 キハ800形 旧塗装 (2両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション 関東鉄道 キハ800形 旧塗装 (2両セット)

常総筑波鉄道(現在の関東鉄道)の自社発注車です。
ご覧の通り、日車標準車体らしいフォーマットの車体を持つ気動車です。
先に導入されたキハ500形とよく似ていますが車体の長さが異なります。

キハ800形は常総線と筑波線(後の筑波鉄道)に分かれて配置されましたが、
座席はクロスシートで、台車はエアサスでして、
当時の地方私鉄としてはちょっぴりデラックスな仕様となっていました。
(その頃エアサスの台車を履いた一般形の気動車は珍しいです)

今回鉄コレとなったのは筑波線に配置された804号と805号で、
急行「つくばね」にも起用されたほか、
国鉄水戸線にも乗り入れ運転を行っていたこともありました。

水戸線乗り入れが終了してからは常総線に転属となりましたが、
常総線は朝の通勤ラッシュの混雑が激しい路線のため、
ロングシート化改造されてしまいました。
その後、取手駅で発生した事故を契機に新型車に置き換えられました。

この鉄道コレクションでは旧塗装でクロスシートの時代を再現しています。
鉄道コレクション第13弾の同和鉱業小坂鉄道キハ2100形と実質的に同型車ですが、
細かい部分が異なりますので、違いを楽しんでみると良いでしょう。

鉄道コレクション 小湊鉄道 キハ200形 (2両セット)
TOMYTEC 鉄道コレクション 小湊鉄道 キハ200形 (2両セット)

小湊鉄道の代表的な気動車で14両が導入されました。
鉄道コレクションでは第13弾で一度収録されていますが、
既存の後期型車に加え、初期型車を新規作成の上で2両セットとしています。

実車は五井寄りの区間は2両編成、上総中野寄りの区間では単行、
いった短編成での運転が基本ですが、
多客期には最大4両編成で運転されることもあります。

キハ200形は国鉄キハ20形の私鉄バージョンといっても過言ではない車両で、
性能的にはそれこそキハ20形と同等です。
実は僅か2年間だけ、国鉄千葉駅まで乗り入れた実績があります。
しかも国鉄の気動車と併結運転を行っていたというから驚きです。

模型の楽しみ方としては、小湊鉄道のキハ200形だけでの編成ももちろん良いですが、
ちょっとレアな国鉄気動車との併結運転を再現してみるのも良いかもしれません。



小湊鉄道のキハ200形はけっこうテレビや映画に出てくる気動車ではないでしょうか。
私が覚えているだけでもテレビドラマでは古畑任三郎、ランチの女王、
Stand Up!!、パパとムスメの7日間などで見たことがあります。
東京から比較的近いところにあってのどかな風景が残るローカル線ということで、
テレビ、映画、写真集などの撮影地としてひっぱりだこのようです。



というわけで、鉄コレのご紹介はここまでです。


担当:カピの塚@テレビドラマデータベースさんで調べたら他にも小湊鉄道出てきてるね。



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