●KATOでは初のD形直流電気機関車となるED16を、久々の旧型電機機関車として製品化
 致します。
●ED16は、昭和6年(1931)国鉄以前の鉄道省の時代に輸入電気機関車が主流だった頃、
 国産の省形中形標準機として18両が製造され、登場時は中央線の笹子トンネルや上越線の
 清水トンネルなどの山岳電化線で活躍の後、戦後は青梅線・五日市線・南武線(立川機関
 区)と阪和線(鳳機関区)に配置され使用されていましたが、昭和40年(1965)頃に全18機が
 立川機関区に集結し、奥多摩と京浜工業地帯とを結ぶ石灰石輸送の専用列車に運用される
 ようになり、昭和58年(1983)のさよなら運転で幕を閉じるまで、50余年の永きに亘って活躍
 した名機関車です。
●今回はED16にベストマッチングな貨車として、青梅・南武線で一緒に活躍した石灰石輸送
 の専用ホッパー車ホキ2500を同時に製品化致します。
●ホキ2500は石灰石輸送用の35t積みの無蓋貨車で、側面が開いて石灰石を下ろすのに
 適した構造となっており、昭和42年(1967)から172両が製造されました。
●青梅・南武線ではED16に牽引され、最大16両+車掌車で運転されていました。
●同形態で奥多摩工業の私有貨車、ホキ9500もあり混結されて使用されていました。
●ED16の置き換え後はEF15やEF64(0番台・1000番台)ともコンビを組み、平成10年(1998)に
 石灰石輸送の終了と共に廃車となりました。

【ED16の特徴】
●国鉄形の旧形電気機関車ED16の勇姿を製品化。立川機関区所属の末期の姿を再現。
●旧形電気機関車独特の車体帯やリベットなどをリアルに表現、小形ながら重厚なスタイル
 を再現。
●前面窓はHゴムで、避雷器はパンタグラフ後の形態、スノープロウは非装備。
●動力はサスペンション機構搭載でフライホイル装備、小形機ながらホキ2500をフル編成
 (16両+車掌車)牽引可能。
●選択式ナンバープレートで、車番は3・10・16・18を予定。
 メーカーズプレートも川崎・三菱・日立を用意。

【ホキ2500の特徴】
●石灰石輸送のホッパー貨車を製品化。
●車番違いで東京西鉄道管理局、奥多摩駅常備の表記を再現。
●側面のハシゴ・手すりや開閉扉のヒンジ、妻面のリブや空気感など賑やかなディティールを
 リアルに表現。
●別パーツの積み荷は、石灰石のモールドで取り外しが可能。
 積・空の両方の形態が楽しめます。
●枕バネ部がカバーで覆われたTR213台車を新規に制作。

【ED16・ホキ2500関係オプションパーツ】
●人形:24-201~ 乗務員・鉄道作業員・構内掛1:入換など
●関係製品
 3062-1 EF15 標準形
 3062-2 EF15 最終型
 3023-1 EF64 1000 一般色
 3041 EF64 前期型 一般色
 3042 EF64 後期型 一般色
 10-809 貨物列車セット
 10-230 201系 中央線色 (国鉄仕様) 10両セット
 10-253 101系 中央線快速 10両セット
 10-255 101系 総武線緩行線色 10両セット (南武線の雰囲気をお楽しみください!)
 10-557 12系 JR東日本仕様 6両セット (さよなら運転の再現に最適!)
 8046-1 ヨ5000
 8022 ヨ8000
 8006 ヨ6000
 24-001 デスクトップレイアウト


●青梅線は東京から中央線直通快速が走るなど、101形から103形・201形との行き違いもよく
 見られました。
●南武線は通勤路線ながら、貨物輸送でも重要な役割を担っており通勤形電車との組み合
 わせもバッチリです。
●D形というコンパクトな車体は、小スペースのレイアウトでの運転にも最適で、貨物列車
 セットと一緒にローカル貨物列車を演出するにも好適です。