【実車紹介】
 飯田線は、現在は211系や最新の313系などが活躍する線区ですが、昭和58年(1983.)に119系が投入されるまでは、戦前から戦後にかけて製造され旧形国電と呼ばれた、国鉄の一般形電車が活躍していました。
 クモハ42形は、平妻形2扉クロスシート両運転台の、戦前を代表する国鉄の急行(快速)電車です。クモハ53 000は、クモハ42形の片運転台タイプで出力増強車。クモハ42形同様に、ずらりと並んだ狭幅の側窓と、リベット付きの車体が特徴です。
 クハユニ56形は、三等郵便荷物合造車であるモハユニ61形を、飯田線転属の際、セミクロスシート化とトイレ取付改造を行い改番した車両です。非貫通形の郵荷合造の先頭車、荷物室・郵便室・客室・乗務員室とすべて形状が違う側扉となっています。
 クハ47 153は、元流電の中間車サロハ66形の三等室側に運転台を新設し制御車改造した車両です。ノーシル・ノーヘッダーのスマートな側面が魅力です。
 いずれも、スカ色と呼ばれるクリームとブルーの塗色で、出自の違う個性豊かな車両たちが連結されて、行き交っていました。

【インフォメーション】
 今回飯田線シリーズ第二弾として製品化いたしますクモハ42・クモハ53は、戦前の関西や横須賀線などの急行(快速)電車として活躍した車両で、ずらりと並んだ狭窓と、リベット車体が魅力です。クハユニ56は、非貫通形の郵荷合造の先頭車、荷物室・郵便室・客室・乗務員室とすべて形状が違う側扉が楽しく、クハ47 153は元流電の中間車サロハ66の先頭車改造で、スマートな側面に比して無愛想な前面と、各車様々な改造を施され、出自の違う個性豊かな車両たちがそれぞれに連結されて行き交う様が、新性能電車の整った編成美とは違う大きな魅力です。
 
【製品特長説明】
●KATOの本格的旧形国電車両、好評のクモハ53に続く飯田線シリーズ第二弾が新登場。
 個性豊かな車両が蘇ります。
●クモハ42は、平妻形2扉クロスシート両運転台の、戦前を代表する国鉄の急行(快速)電
 車で武骨なスタイルが人気。
●前面サボ受の有無を実車同様に作り分け。
●クモハ53000は、クモハ42の片運転台タイプで出力増強車。クモハ42同様狭窓が多く並
 ぶ様を的確に再現。
●クハユニ56は、実車の原形式モハユニ61から改番のタイプを製品化。郵便・荷物との合
 造車で客荷扉が多く並ぶ側面が特徴の、飯田線には欠かせない名脇役。
●クハ47 153は、二扉で広幅窓が並ぶ、流電と呼ばれた車両の改造車。切妻スタイルの前
 面が個性を放ちます。
●いずれも、スカ色と呼ばれるクリームとブルーの塗装で、お馴染みの飯田線スタイルを塗
 り分けも鮮やかに再現。
●パンタグラフは、クモハ42・クモハ53共にPS11を搭載。
●連結器は、先頭・中間部ともボディーマウント式KATOカプラー伸縮密連形(旧国タイプ)を
 標準装備。
●手軽に増結編成が再現可能。
●動力は定評ある両台車駆動方式のフライホイール付き動力ユニット(トラクションタイヤ
 無)を搭載し、安定走行を実現。
●もちろんヘッド/テールライト標準装備(消灯スイッチ付)。オプションの室内灯はLEDクリ
 ア(電球色)が似合います。
●既存のクモハ53セット2種との併結や車両の組み替えなど、旧形国電ならではの楽しみ
 方がおすすめです。
●パッケージは、紙箱に発泡トレーの標準仕様。付属品で消灯スイッチ用のドライバーが
 付きます。
 
●クモハ42・クモハ53ほか 飯田線 編成例
  ←辰野・上諏訪  豊橋→
 クモハ42 009P + クモハ42 013-M-P + クハユニ56 011
 #10-1225 クモハ42(M・T)+クハユニ56 3両セット
  
 クハ47 153 + クモハ53 000-M-
 #10-1226 クモハ53 000+クハ47 2両セット

 2両・3両編成での運行のほかに、2編成併結の4両や5両編成での運行も見られました。
 クハ68 420 + クモハ53 007-M- + クハ47 153 + クモハ53 000-M-
 (#10-1172 クモハ53007+クハ68)
 クハ47 153 + クモハ53 000-M- + クモハ53 008-M- + クハ47 009
                      (#10-1173 クモハ53008+クハ47)