【実車概要】
●箱根登山鉄道3000形は2014年11月運用開始を予定してます。
●沿線の景色を楽しめる様に大きな窓が採用されました。
●単行運転、3000形の2両運転、他形式と繋いで3両編成で運行される予定です。
●急勾配区間に対応した保安装置が搭載されています。

【実車ガイド】
●箱根登山鉄道 鉄道線は神奈川県の小田原駅を起点とし、箱根町の強羅駅までを結ぶ路線です。総延長15kmのうち、登山電車が営業を行う軌間1435mmの箱根湯本-強羅間には、日本の粘着式鉄道として最急の80‰勾配や半径30mの急曲線が随所に存在、眼前に迫る箱根の美しい風景の中を縫うように走る、日本で最も本格的な登山鉄道船です。
●同線で活躍する車両のうち、3000形は箱根登山鉄道が25年ぶりに新製した最新の形式です。同形の開発にあたっては、小田急50000形VSE・60000形MSEなどを手掛けた岡部憲明アーキテクチャーネットワークがデザインを担当、従来形に比べ、より観光に重点を置いた車両となりました。
●数ある設計コンセプトのなかで、ゾーン分けされた室内レイアウトは3000形最大の特徴です。両先端の『展望ゾーン』には、客用扉を含め床面近くから180mm以上立ち上がる超大型展望窓を大胆に配置、前面窓や運転席仕切りにも大型のガラスを採用し、登山鉄道ならではの車窓風景がよりダイナミックに味わえる、開放感あふれる空間です。一方、中央部の『クロスシートゾーン』には広い間隔の座席や大きめのテーブル、高さ1200mmの大型下降式窓などがまとめられ、旅をゆったりと満喫できるエリアとなりました。いずれも木目や暖色系の内装を基調とし、機器類の存在感を極力抑えることで、車窓に広がる風景との一体感を狙ったデザインとなっています。
●車両の外観は、曲面と直線を巧みに組み合わせた現代的フォルムの車体に、日本の伝統色を基調とした『バーミリオンはこね』をまとい、四季折々の風景に溶け込むデザインを実現、部分的にシルバーを配することで、登山電車の力強さやメカニカル感も演出しています。また、機能面では箱根登山鉄道として初のVVVFインバータ制御方式を採用、室内灯にもLEDを用いるなど、省エネルギー性能に配慮した設計としたほか、圧着ブレーキや散水装置など、従来形式同様な登山鉄道特有の機器もとう載しています。
●3000形は、愛称を『アレグラ号』として名付けられ2014年(平成26)年11月1日に営業運転を開始、2000形などの従来形式と編成を組み、箱根の新しい顔として活躍しています。

【製品化特徴】
●スーパーミニカーブ走行可能予定
●ヘッドライト、テールライトON-OFF式 (前後独立式)
●ヘッドライトは白色LED採用
●小形モーター搭載の新動力ユニット採用 (フライホイールは未搭載、両台車駆動式)
●車体マウントTN密連形カプラー(SC)採用 (伸縮機構は搭載しません)
●屋根上クーラーは別部品で銀色塗装を再現
●屋根上ヒューズ箱別部品で取付け済み
●新規製作シングルアーム式パンタグラフ採用
●台車新規製作、銀色車輪採用
●車番印刷済み
●前面行先部非点灯、シール付属

【編成例】
←箱根湯本 大平台・強羅
3001(M) + 3002

【別売りオプション】
●室内灯:[0734] LC電球色または[0756]LB

【交換用パーツリスト】
●プリント基板:メーカー修理対応 (共通)
●パンタグラフ:0278 (共通)
●動力台車:6631 (3001(M)のみ)
●車輪ゴム:JG04 (3001(M)のみ)
●集電スプリング:JS13 (共通)
●モーター:0601 (3001(M)のみ)
●シャフト:JF0933 (3001(M)のみ)
●ウォームギアセット:JW0988 (3001(M)のみ)
●密連形TNカプラー(SP):JC6337 (共通)

●箱根登山鉄道商品化許諾済