トラ90000 2両入 (2両セット) (鉄道模型)
【製品紹介】
〈テム300〉
●戦後初の新製鉄製有蓋車で15トン積みの2軸車のテム100の走行装置を二段リンク式とし、最高運転速度を75km/hに向上した車両です。昭和38年(1963)までに850両が製造されました。
●主な積荷である生石灰の水との科学反応による発熱に対応するため、漏水を防ぐ構造にするとともに、床板・側板・屋根まですべて鋼板製とされているのが特徴です。
●積荷のバラ積みに考慮して内側を平滑にするため、内張りはなく側柱を外側に配して平鋼板を使用しています。

〈トラ90000〉
●トラ23000形、トラ35000形の改造により、紙の原料となるチップ(原木を粉砕した木片)輸送用の貨車で昭和39年(1964)から2436両が製造され、小さなチップを効率よく積載するため、木製のあおり戸上部に金網の柵(黄緑6号)を継ぎ足した構造で積載可能容積が大きいのが特徴です。●また、降雨時にはチップが濡れると水分を吸って重くなり、また飛散を防ぐために雨除けシートを被せた状態で運行もされました。

【製品特長】
●サスペンション機構を採用した現行の2軸貨車製品。
●同時発売製品の〈D51標準形(長野式集煙装置付)〉にベストマッチする昭和40年代の貨車群。

【テム300】
1.むき出しの側梁、張上げ屋根の特徴ある姿を再現。
2.管理局名「名」、常備駅「美濃赤坂駅」、車番等を美しく再現。
◆様々な形式の貨車編成に数両組み込むのが、良いアクセントとなります。

【トラ90000】
1.もっともポピュラーなトラ35000改造の4段カゴ仕様の、北海道を除く全国(晩年には北海道にも転属)で活躍したタイプを製品化。
2.チップ積載+雨除けカバーを掛けた状態を再現。
3.2両セット管理局名「新」、常備駅「直江津」「来迎寺」、8両セット管理局名「盛」、常備駅「盛岡(タ)」、車番等を美しく再現。
◆他の貨車との混結から長編成の専用列車まで楽しみ方の幅広い車両です。

【テム・300トラ90000 編成例】
●会津地方で見られたトラ90000が続く編成です。蒸気廃止以降はDE10などが牽引しました。
C11(牽引機)+ワム90000 #8029+トラ45000 #8027-1+トラ90000 #10-1377+トラ90000 #10-1377+トラ90000 #10-1377+トラ90000 #10-1377+トラ90000 #10-1377+トラ90000 #10-1377+トラ90000 #10-1377+ワフ29500 #8030

●国鉄時代の貨物列車のイメージです。
D51標準形(牽引機)+ワラ1 #8025+トラ90000 #8062+トラ90000 #8062+タキ3000 日本石油 #8008-6+ワラ1 #8025+テム300 #8070+テム300 #8070+レ12000 #8006+ワム9000 #8029+ヨ5000 #8046-1

※編成例の品名の後ろ(#)の数字は製品品番です。

【セット内容】
●トラ 92459
●トラ 91594

【付属品】
●空車時の積荷カバー×2

【関連製品】
●2016-6 D51 標準形(長野式集煙装置付)
●国鉄形機関車・貨車 各種

※JR貨物承認済