【実車紹介】
●車運車ク5000の基礎部品を利用して昭和56年より151両が製造された国鉄最後の石炭輸送貨車です。民営化を超えて平成10年まで使用されました。
●使用線区は北海道と山口美祢線。
●北海道では三井芦別鉱山終焉まで使用されセキ6000と混用、おおよそ最大4割程度まで編成されてました。
●美祢線では22両編成で形式統一半固定編成2本が在籍しておりました。

【プロトタイプについて】
当製品は昭和56年、車運車ク5000の余剰とともに発生する見込みとなった台車やブレーキ装置などの主要機器を転用し、新製扱で151両製造された国鉄最後の制式石炭貨車です。(私有貨車は規定により石炭主体でもホキとされました。)従来のセキ6000に代替する予定でしたが、製造途上で石炭政策が変わり、石炭輸送の終焉が見えたため製造を中止し、完全新製のTR223スタイルも計画のみに終わりました。主に北海道を中心に山口県美祢線の二か所で活躍し、平成6年に北海道での活躍を終了。一部は美祢線に転属するものの平成10年に美祢線石炭石輸送終焉とともに全廃されていきました。
両地域のほかには九州大牟田駅周辺での少数の活躍がみられました。

【特徴】
●製品は塗装済みトータル製品で企画しております。
●オールプラスチック製、連結器・車輪もプラスチックで付属します。

●機関車は国鉄色DD51が最適です。