――創る楽しみいっぱい!

●グリーンマックスエコノミーキットシリーズ
●未塗装板状キット
●旧型国電シリーズ

●グリーンマックス旧型国電シリーズ・中間付随車編
●サロ85 300 1輛入
●合の子 53形 前面パーツ付
●台車別売 TR-48

【サロ85 300形について】
●長距離国電の基礎を築いた80系「湘南電車」の最終量産形(昭和32~33年度製)。ただし、85形は32年度のみ)は俗に「全金」と呼ばれるスマートなものになり、旧性能国電の最後を飾って昭和30年代に各地の準急列車等に大活躍しました。
●本キットのサロ85 300形は、この全金湘南型の一員として製造された2等(後の1等)車です。
●全金湘南型は、東海道本線の全線電化や、それに伴う電車準急の運転開始を控え、優等列車に使用可能な本格的長距離電車として設計されたもので、当時最新の軽量客車ナハ10系の車体構造を取り入れたノーシル、ノーヘッダーのスマートなボディー、軽合金を多用して木部を追放した室内(→ここから全金属製=「全金」の呼び名が生まれました。)、完全に客車並みとなったシート寸法など、東海型に始まる後の新性能長距離電車のアコモデーションの基本はこの時確立されたのです。
●サロの一端に専務車掌室や車販控室を設け、優等列車としての長距離運転に備えたのもこのシリーズが最初です。
●さて、80系湘南電車は本来幹線での長距離運用を前提に製作されて来たので中間車に対する運転台付き車輛の比率が小さく、後のローカル線転用、編成の短縮化に伴って制御車が不足し、逆に中間付随車は余剰になるという結果を生み、大量のサロ、サハのクハ化改造が実施される事になりました。本キットのサロ85 300形も例外ではなく、全輛数12輛が昭和43年クハ85 300形に改造され中央西線等地方線区へ転用されました。
●東海道の全盛期の編成例を本頁(パッケージ裏面)、クハ改造後ローカル線での改造例を次頁(パッケージ内側面)に、又GMキット#169 クハ85 100(←サハ87 100)のパーツと合成してクハ85 300へ改造する方法を本頁(パッケージ裏面)下図に示しました。

【編成例】
●全金湘南型全盛期の準急「東海」(東京~名古屋)。
※サロ85の内1輛をサハ87に置き換えると「比叡」(大阪~名古屋)になる。
クハ86-300+モハ80-300+サハ87-300+モハ80-300+サロ85-300+サロ85-300+モハ80-300+サハ87-300+モハ80-300+クハ86-300

【別売パーツ】
●台車:No.5005(505) TR48
●車輛マーク:#6302(62-2)

【カラー(GM鉄道カラーNo.)】
●ボディ(湘南色):SP-03、SP-13
●等級帯:SP-06またはSP-34
●屋根:SP-35
●屋上機器:SP-09
●床下:SP-10
●窓サッシ:SP-08