──登場時塗装!南海2000系

【実車】
●1990(平成2)年、南海電鉄では高野線山岳区間直通用22000系「ズームカー」の後継として2000系を登場させました。
●2000系は6000系以来の高野線用車両の流れを汲んだステンレス製車体と最新のVVVFインバータ制御を採用し、平坦線から山岳線までさまざまな路線条件で走行可能な高性能車で、高野線山岳区間に乗り入れることから17m級片側2扉、ロングシートの車体構造が22000系同様に採用されました。
●前面は丸みを帯びたFRP製で、腰部に配置されたヘッドライト、テールライト、左右の前面窓内上部に個別に設置された行き先表示器と種別表示器が特徴です。
●登場当初は濃淡緑帯を巻き、従来の21000系、22000系と併結して最大10両編成で活躍する姿が見られました。
●当初製造されたグループは側面腰部にビードがありましたが、1992(平成4)年に増備されたグループからはビードが省略されてスッキリとした外見に変更されました。
●また、同時に車体帯色がオレンジ・ブルーの2色に変更され、後に初期製造分も同様に変更されました。
●このほか2両編成の製造やパンタグラフ搭載個数の増加、雨樋の形状変更などの細かな相違点があります。
●1995(平成7)年に登場したグループからは車端部にクロスシートが設置され、妻面窓の廃止や一部の側面窓の位置変更などが行われています。
●合計で64両が製造され、21000系、22000系の旧型「ズームカー」を一掃して名実ともに高野線大運転の主力として活躍しているほか、2007(平成19)年以降は運用見直しによって一部の車両が南海本線へ転属して普通電車として活躍する姿が見られます。

【商品概要】
●マイクロエース私鉄電車シリーズの更なる充実
●ヘッドライト、テールライト、列車識別灯、前面表示器点灯。LED使用(ON-OFFスイッチ付)
●フライホイール付動力ユニット搭載
●ステンレスボディに濃淡グリーンの帯
●登場時・緑帯時代を再現
●室内は全てロングシート
●側面のビードが多く妻板に窓があるグループ
●パンタグラフの位置、雨樋の形状など初期製造車の特徴を再現
●短い長さのボディを実車に則して再現

【編成図】
←極楽橋・和歌山市    なんば→
2151 + 2101 + 2051(M) + 2001

【付属品】
●行先シール

【オプション】
●幅狭室内灯:G0005/G0006/G0007/G0008
●マイクロカプラー密連・灰:F0002