【実車について】
●第二次世界大戦でドイツ軍が運用した列車砲クルップK5の中の一両がレオポルドです。
●列車砲、クルップK5は1934年から45年にかけてクルップ社によって25両が製造されました。
●口径28cmの巨大な砲は砲身長が21.5mにも達し、最大射程距離は64kmにもおよんだといわれています。
●砲身は列車移動を考えて設計され、2台のボギー台車間に跨って取り付けられたゴンドラに搭載。
●ヨーロッパの鉄道網を利用して各地に配備され運用されたのです。
●1944年の2月にはロベルトとレオポルドと命名された2両がイタリアへと送られました。
●そして、イタリアのアンツィオに上陸を開始した連合軍に対してその砲門を開いたのです。
●その巨大な砲弾は連合軍が築いた橋頭堡を粉砕。
●作戦に従事していた連合軍兵士を驚かせたのです。
●その後、1944年6月、この2両は連合軍によって鹵獲され、アメリカに運ばれて修復。
●博物館に展示され、多くの人の目にその姿を焼き付けることになったのです。

【モデルについて】
●モデルは第二次大戦でドイツ軍が運用した巨大な列車砲、クルップK5の中の1両、レオポルドを1/144スケールで再現したプラスチックモデル組み立てキットです。
●ドラゴンの大型モデルとして2003年に発売され話題を集めた1/35キットに比べて、今回は仕上がりの全長が約20cmと手頃。
●しかも、このキットではレールと盛り土部分のベースもセットされ、完成後は情景モデルとして展示が楽しめます。
●列車砲ならではのメカニカルな仕上がりや迫力は1/144スケールでも存在感十分です。