●P-51のプロトタイプであるNA-73はUSAAFの荷重倍数基準の7.33Gで設計され強度は充分でしたが、イギリス基準の荷重倍数5.33Gで設計した場合よりもかなり重くなってしまいました。
●そこでUSAAFとイギリス空軍はP-51をスピットファイア並に軽量化することで性能が向上すると考え、「軽量型マスタング」であるP-51Hを開発しました。
●P-51の最終生産型となったH型はマーリンエンジンの改良型のアリソン V-1650-9を搭載し、プロペラは振動問題を解決したエアロプロダクツ製の改良型を採用、高度なスーパーチャージャー制御機構と水メタノール噴射装置によって最大出力は2,000hpに達しました。
●最終的に数百ポンドの機体軽量化と出力の増加、ラジエーター形状を改善したH型は高度6,919mで759km/hに達することができました。
●日本への侵攻作戦において、全てのモデルをH型によって置き換えUSAAFの標準戦闘機とすることが計画されましたが、555機が生産された時点で終戦となったため残りの1845機はキャンセルされました。
●太平洋戦線から戻った機体は州軍に配備されましたがほとんど使われないまま退役しました。
●このキットにはエッチングパーツと塗装マスクシール、4種類のデカール(イギリス空軍1種、アメリカ州兵空軍3種)が付属しています。
●完成時では全長約211mm、全幅約235mmとなります。
●完全新金型