●チェコのコラモデルスより新商品の1/72レベデンコツァーリ・タンクのフルレジンキットのご案内です。
●ツァーリ・タンクは第一次世界大戦中に帝国ロシアで独自のコンセプトにより開発された戦車です。
●この車両は現在の戦車の履帯ではなく直径9mのスポーク車輪2つを前輪とし、操舵のための1.5mの後輪を付けた巨大な三輪車のような形状をした戦車でした。
●この三輪に支えられた高さ8mの鋼製車体には中央部の上下に1基ずつ、側面にも左右1基ずつ計4基の砲塔を装備し、中央部上下の砲塔を挟むように左右に置かれたエンジンでギアを介して巨大な前輪を駆動させました。
●巨大な車輪は障害物を乗り越えるために考えられたものでしたが、1915年に完成したツァーリ・タンクをテストしたところ、被弾によって片方の車輪に損傷や歪みが生じれば直進できなくなる恐れがあるだけでなく、重量過重のために軟弱な地面や溝に嵌ってしまいそこから脱出するためのパワーも不足していることが判明しました。
●さらに後輪が塹壕に引っ掛かることもあった言われ、不整地での使用や塹壕陣地の突破には不向きといえる兵器でした。
●キットにはエッチングパーツが付属しています。

●Lebedenko Tsar-Tank (Russian WWI Giant Tank)