【シルバーアローの復活を告げたチャンピオンマシン】
●フランスで行われる伝統の24時間レース、その1989年大会においてメルセデス・ベンツが37年ぶりに再び勝利を手にしました。
●マシン名はザウバー・メルセデスC9。
●スイスのコンストラクター、ザウバーがシャーシ開発を担当し、メルセデス・ベンツのパワートレインを搭載。
●1987年にデビューしたC9はこの年のスポーツカー世界選手権(WSPC)では未勝利に終わったものの、ドイツ国内のレーシングカー選手権「スーパーカップ」にも出場し、最終戦で勝利しています。
●1988年からはチーム名をザウバー・メルセデスに変更し、WSPCで5勝、スーパーカップで3勝を獲得。
●そして1989年、C9はエンジンを換装して、大幅なパワーアップを果たしました。
●また、メカニカルな改良だけでなく、カラーリングをシルバー一色に変更し、メルセデス・ベンツのワークス体制がいっそう強化されたことをうかがわせたのです。
●この年、伝統の24時間耐久レースには3台のマシンを投入。
●見事に1-2フィニッシュを果たすとともに、3台目も5位に入賞。
●さらに、WSPCでは8戦中7勝をあげてメーカー・チーム・ドライバーの3冠を達成。
●圧倒的な強さは、最強を誇った往年のメルセデス・マシン、「シルバーアロー」の復活を告げるものだったといえるでしょう。

【模型要目】
●1/24スケール、全長197mm、全幅84mm、全高67mm(アンテナ含む)。
●Cカーならではの空気抵抗の少ない滑らかなフォルムをリアルに再現。
●V8ツインターボエンジンは本体をはじめターボなどの補機類まで精密に再現。
●ターボユニット遮熱板、ラジエターやインタークーラーのコア、シートベルトバックル、フロントフェンダー上部のルーバーカバーなどのエッチングパーツ、アンテナ用ステンレス線付き。
●スライドマークは高品質なカルトグラフ社製。
●61、62、63号車に仕上げられるマークを用意。
●ウインドウ塗装用マスキングシールもセット。
●前輪はステアリング可能。
●ノーズ内部に水平マウントされたラジエターも再現。
●バルクヘッド後部のインタークーラーや、サブフレームにダンパーを水平縦置きしたリヤサスペンションもリアルな仕上がり。
●バケットタイプの運転席やダミーシート、消火器、インストルメントパネルなどコクピットも立体感十分。
●スリックタイヤは質感ある合成ゴム製。
※写真はキットを組み立て、塗装したものです。
※スライドマークは高品質なカルトグラフ社製。