●北海道の殖民軌道は主に馬を使い、台車を牽いて人や物を運ぶ軌道で、後に簡易軌道とも呼ばれた(軌間762mm)。
●当初は馬が台車を引っ張り、後にバスのような自走客車なども使用された。
●著者はかつて訪れた軌道の魅力を追い、定年後20回渡道して、各地の史資料を探し、廃線跡を調べ、地元の方や関係者の350人以上の証言を得て、廃止から半世紀近くが経過し、風化しつつある軌道の記憶を集めたのが本書である。

●140P