かつて北海道最大の炭鉱都市として栄えた夕張。採掘された石炭を輸送するために明治から大正期にかけて多数の鉄道が敷設されたが、なかでも代表的な存在が追分~夕張間42.8km・紅葉山~登川間7.6kmの旧国鉄夕張線であった。本書は2019(平成31)年3月限りで廃止となったJR石勝線夕張支線(新夕張~夕張間16.1km)を中心に、夕張線の126年にわたる歴史について振り返る。