●ウクライナのGMUモデルから完全新金型1/48M-274`ミュール`物資運搬用小型車両のご案内です。
●M274は1940年代後半に前線での小規模輸送のための小型運搬車として開発計画が開始されました。
●本車は水平対向エンジンを車体後部に装備した2軸4輪の四輪駆動・四輪操舵で、大型の台車にエンジンを搭載して自走式にしたような簡易な構造となっています。
●車体上面はフルフラットで計器盤やドア、ウインドシールドも無く操縦士用シート以外の部分はすべて貨物積載スペースとなっており、最大で454kgが積載可能でした。
●最高速度は約40km/hと装輪車としては低速でしたが、車重が363kgと軽量でありオフロードにおける走破性は優秀だったため1957年に制式採用されると、1970年代末までに一万台以上が生産されて米軍に納入されました。
●朝鮮戦争には間に合わなかったもののベトナム戦争では大量に用いられ、機関銃や無反動砲などの重火器や物資の輸送に幅広く用いられました。
●また火器を装備した武装型が現地改造で作られ、テト攻勢の激戦と知られたフエ市街戦では無反動砲装備の本車が火力支援任務で大いに活躍し映像資料でも記録されました。
●1980年代以降に退役した車両が大量に民間に払い下げられると、民間での人気が高まり現在でも多数の稼動可能な車両が現存しています。
●キットはエンジンや走行装置、シャシーなどのディテールがリアルに再現され、M2ブローニング重機関銃も付属しています。
●このインジェクションプラスチックキットには、エッチングパーツと2種類のデカール(米陸軍と米海兵隊各1)が付属しています。