●日本の鉄道電化の黎明期である大正末期から昭和初期の時代、電気式鉄道のサンプルとして欧米各国から電気機関車が輸入され、その後の鉄道近代化と国産技術の礎となりました。
●その輪入電気機関車の中の2形式の後年の姿が本書で取り上げるED18とED19です。
●両機はED級(動輪4軸)という小型の電気機関車であったため、国産の鉄道車両の技術が上がることで、より大出力、大型の電気機関車の登場により、本線クラスでの運用から外され、1950年代半ばにはローカル線での運用を多く持つようになりました。
●一方、旧型国電の動く博物館と呼ばれた飯田線では、4社の私鉄を合併した路線で、天竜峡より北部の旧伊那電気鉄道からの区間は路線規格が低く、大型の軸重の重い電気機関車が入線することに対して制限がありました。
●この制限に対し通過できたのが大正生まれの米国電機ED18と英国電機のED19で、両機は飯田線北部の貨物列車の番人のごとく、飯田線北部の機関区・伊那松島に配置され周囲に取り残された様に1970年代中頃まで活躍をしました。

●両形式あわせて9両の現役時代の写真を豊富に、鉄道模型でも人気のある両形式のディテールに迫ります。
●また巻頭にはカラーページを追加、飯田線沿線の雄大な自然の中を走る両機の記録写真集としてもオススメできる一冊となっております。