>15さま 「美しいモデルに演出を加えた」タミヤ式解答という解釈に感心しました。 私はもっと単純に、何かしらの「基準」を設けなければ個体差の大きい人間(生物)の模型としての統一性が崩れると思っていたものですから。
ざっと調べた所、昭和20年の20歳男性の平均身長は162㎝。個体差として高低10%の差があれば身長は146㎝~178㎝となり、これを1/35にすると4.2㎝~5.1㎝となりますね。 5㎝程度の人形で1㎝の差があれば、同じ縮尺には見えないでしょうし、さらに個体差の無い鉄カブトと小銃を持たせて並べると、凸凹漫才コンビにしか見えないので、そのあたりの統一性を崩さない措置として、現代に生きる我々が見て違和感のない「基準」を作ったと思っていたのです。
そういえば、古代ギリシャや中世ローマの彫刻家たちの作った人物像は総じてスタイル抜群ですね。当時に生きる人たち皆があんなに体格が良かったとは思えませんが、考証がどうだとか聞いたことがありません。やはり人(ナマモノ)と像(フィギュア)は分けて愛でるのが正しいのかもしれません。
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