>>3 WW2の最中、アフリカでの戦訓から巡航戦車のような突出した機動性よりも重装甲と登板力がある方が戦場では使えると判断したイギリス軍は ティーガー等を念頭に、戦前から暖めていた重巡航戦車の構想と掛け合わせてセンチュリオンを開発しました。 総合性能は高く、朝鮮戦争では米のパーシングと共にいざという時の戦力として運用されていました。 ただ、イスラエルのような砂塵舞う戦場での運用はあまり想定されてはおらず、そこが中東での作動不良多発に繋がりました。 でも、当時のイスラエルは政治的立場からセンチュリオンを導入する以外の選択肢が無いので 改良に改良を重ねて歴史に名を残すほどの活躍をしました。
センチュリオンは持ち前の拡張性の高さで17ポンド砲から20ポンド砲に換装したり 最終的にはT-54、T-55の出現に合わせてL7 105mm砲に換装したり時代に合わせて戦い続けました。 イスラエルの魔改造に耐えるどころかT-62等の強敵が出てきても対等以上に渡り合えたのは、その拡張性の高さ故です。
駄作どころか戦車史に残る重要な一台だったりしますよ。
|