こんにちは、カピの塚です。
年末に大阪に出かける用事があり、空き時間に定点観測と題して、
ちょっとばかり列車の撮影をしてみました。
いつものように下手な写真で申し訳ないのですが、どうぞご笑覧ください。
撮影場所はJR大阪環状線の野田駅で、撮影日時は2009年12月31日の昼前です。
さて、どんな列車が通るでしょうか。
★大阪環状線の主!201系中央線?いいえ、環状線です。
すっかり大阪環状線の主となった201系です。
JR西日本独自の体質改善メニューを施した車両でして、
側面を見ると201系とは思えないほどのリニューアルされています。
まだまだ活躍してくれることでしょう。
●
201系 体質改善工事施工・クーラー交換車 オレンジ (8両セット)●
201系 体質改善工事施工車 オレンジ (8両セット)●
JR201系 体質改善車 オレンジ 4輌編成トータルセット●
JR201系 体質改善車 オレンジ 増結用中間車4輌セット一方、JR東日本のオレンジ色の201系といえば中央線ですが、
こちらは残りも僅かとなり、まもなく引退の見込みです。
●
201系中央線色 (最終編成) (基本・6両セット)●
201系中央線色 (最終編成) (増結・4両セット)★劇的改造!103系高運転台車JR西日本では103系もまだまだ現役です。
こちらは「40N体質改善車」と呼ばれるリニューアル工事を施した車両です。
側面は大幅なリフォームが行なわれ、内装も207系などと同様になりました。
見た目だけは103系とは思えない変貌ぶりです。
しかし、乗ってみると関東でもお馴染みでした「グォオオオオオオン…」という
唸り音を出して走ってますから、やっぱり103系であることに変わりは無いですね。
JR東日本管内では103系は全車引退済みですので、とても懐かしいものを感じました。
●
103系 西日本更新車大阪環状線・オレンジ (8両セット)●
JR103系関西型 ユニット窓車 高運転台 オレンジ 4輌編成トータルセット●
JR103系 N40オレンジ 高運転台4輌編成トータルセット●
Bトレインショーティー 103系体質改善車・大阪環状線 (オレンジ)★まだまだ活躍!103系低運転台車103系の中でも先頭車が低運転台となっているグループ。
JR西日本管内ではこちらも現役であります。
「40N」と呼ばれる大掛かりなリフォーム工事が行なわれた車両もありますが、
写真の車両(クハ103-44)については、戸袋窓閉塞、ベンチレーターの撤去、
正面窓取替えなど簡易的なリニューアルで済ませています。
●
103系 オレンジ 大阪環状線 (8両セット)●
103系 大阪環状線 (8両セット) (未更新車)
●
JR103系関西形 ユニット窓車 低運転台 オレンジ 4輌編成トータルセット●
JR103系 N40 オレンジ 低運転台4輌編成トータルセット●
Bトレインショーティー 103系体質改善車・大阪環状線 (オレンジ)103系の低運転台車のオレンジ色を見ると、どうも武蔵野線のように思えてきます。
関東人の性でしょうか。
★大和路快速!221系JR西日本オリジナルの電車です。
「新快速」でデビューし、最近は「大和路快速」を中心に活躍しています。
塗装は、関西地区伝統の“関西急電色”を踏襲したもので、
新快速を目玉商品としているJR西日本ならではですね。
大阪環状線はただ単純にオレンジ色の電車がぐるぐるまわっているだけではなく、
このように大和路線(関西本線)直通の電車も通っているのです。
●
221系 (基本・4両セット)●
221系 (増結・2両セット)★関空快速!223系先ほどの221系をさらに発展させた電車が
223系。
車両数も多いグループの電車で、“アーバンネットワーク”の主力形式となっています。
「関空快速」は大阪環状線と阪和線を経由して関西国際空港と大阪中心部を結ぶ列車。
ライバル(?)の南海電車と毎日激しいバトルを繰り広げていいるとかいないとか。
先ほどの221系とくらべると少々厳ついデザインとなっているところからも、対抗心が伺えます(!?)。
てゆーか、他の環状線の電車と比べて明らかに速い速度で走っていますので、
シャッターを押すタイミングがわかりにくく、こんな写真になってしまいました。
●
223系2500番台タイプ 「関空・紀州路快速」 (4両セット)●
223系0番台 関西/紀州路快速 (8両セット)●
223系0番台 O-CAT 荷物室設置車 (8両セット)ところで、関空といえば…。
★“はるか”と申します!281系特急「はるか」号で活躍中の281系電車です。
米原・草津・京都駅と関西国際空港を結ぶ空港アクセス特急。
大阪環状線と阪和線はあくまでも通過点でしかないのですが、
このように野田駅で見ることができます。
運転本数も非常に多い特急です。
ライバルの南海電鉄の特急「ラピート」とバトルしているわけですが、
「はるか」は京都的なテイストを入れたのか落ち着いた雰囲気でまとめられています。
西の「はるか」も東の「成田エクスプレス」も
どちらも空港へ向かう特急列車ですが、力が入っていますね。
●
281系 はるか (6両セット)★来ました!!スーパーくろしお特急「スーパーくろしお」がやってまいりました。
「スーパーくろしお」と「くろしお」は、京都・大阪と白浜・新宮を結ぶ特急列車です。
こちらの電車は381系という特急形電車。
381系は「振り子式」という機構を国鉄で初めて実用化した電車です。
振り子式とはカーブ区間で車体を内側に傾けて遠心力を緩和し、
カーブ区間でもあまり速度を落とさずに通過することができます。
これによって運転速度の向上を図ることができます。
写真の先頭車はパノラマグリーン車で、前面展望がとても良さそうです。
もとは中間車両でしたがこのような姿に改造されました。
なかなかのハンサムさんじゃありませんか?
JR西日本のオリジナル顔です。
●
JR 381系 特急電車 「くろしお」 (基本・6両セット)●
JR 381系 特急電車 「くろしお」 (増結・4両セット)●
Bトレインショーティー 381系 くろしお (4両セット)●
Bトレインショーティー 381系・スーパーくろしお・旧塗装 (4両セット)さて、そろそろ引き上げるかと思ったその時!!
★イルカキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!イルカをイメージしたデザインで丸っこい顔つきが特徴の283系電車。
特急「オーシャンアロー」に使われています。
デビュー当時のキャッチフレーズは“海と太陽が大好きな列車”。
なんか凄い南国のイメージを抱いてしまいます。
オーシャンアローは先ほどのスーパーくろしおと運転系統は一緒です。
よって車体の色調も同じような雰囲気になっています。
たったの18両しか製造されなかった電車なので、
6~9両編成で運行される「オーシャンアロー」は必然的に本数が少なくなります。
大阪での短い滞在時間で遭遇するかどうかは際どかったのですが、無事に撮れました。
●
283系 「オーシャンアロー」 基本(A編成) 改良品 (6両セット)●
283系 「オーシャンアロー」 増結(C編成) 改良品 (3両セット)●
283系 「オーシャンアロー」 増結(B編成) 改良品 (3両セット)というわけで、1時間ちょっとの定点観測でしたが、
いろいろな車種の列車が通ってなかなか面白かったですね。
JR東日本管内には在籍していない381系、283系、223系などは関東人としては珍しく思えます。
それに、東京では見られなくなった103系は大幅にリニューアルされていますが、
その走りからはやはり懐かしさがこみ上げてくるものがあります。
何気ない日常の鉄道風景ですが、
定点観測していろいろな列車を見て楽しむのもおすすめですよ。
担当:カピの塚@現像時にCD-R書き込みサービスを追加して(゚Д゚)ウマー
★おまけ・201系 大和路線(関西線)別の駅で撮影したものですが、こちらは大和路線(関西線)・おおさか東線の201系。
車体の色はウグイス色です。
関東の201系に採用された色といえば、オレンジ(中央線・五日市線・青梅線・武蔵野線)、
カナリア(総武線)、スカイブルー(京葉線)、そして行楽用の“
四季彩”となっていますが、
国電基本5色のうち残りのウグイス色とエメラルドグリーン色は流石に存在しませんでした。
ウグイス色は実現しないまま201系は消えていくのか…なんて思っていたところで、
JR西日本で実現です。ウグイス色単色ではなく前面に白帯が入ったので、
いわゆる現代の関西色になってしまいましたが、
まさかのウグイス色を纏った201系の登場に驚いた人も多かったのではないでしょうか。
もし山手線に201系が投入されていたらこんな雰囲気だったのかな、
なんて思ってみたりみなかったり。
●
201系 体質改善工事施工・クーラー交換車 ウグイス (6両セット)●
201系 体質改善工事施工車 ウグイス (6両セット)●
JR201系 体質改善車 ウグイス 4輌編成トータルセット●
JR201系 体質改善車 ウグイス 増結用中間車2輌セットやっぱりウグイス色は落ち着く色ですね。
●
うぐいす (黄緑6号) (カラースプレー)[新発売]●
SP-15 黄緑6号ジェイズからもウグイス色が発売されましたので、ぜひご利用ください。