オ・ト・コのホビーサーチぶろぐ、はじまりました!

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トメ子
オ・ト・コのホビーサーチぶろぐ、はじまりました!
……オトナのぶろぐ?
何を仰いますか。ホビーサーチは硬派で健全な男前ショップです。

桃色と肌色の乱舞するイカガワシイ記事など微塵も御座いません。……多分。
と、小声で訴えてみたいトメ子です。ごきげんよう。

さて。冒頭から硬派を主張した手前、
「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」の名言で知られる

『ストライクウィッチーズ』 宮藤芳佳@ドール
スク水か制服か

でアレコレ遊んだ写真など載せられるわけもなく。
まして、服を全部脱がせた挙句、

「パンツがないから恥ずかしくないもん!」

等と不健全な発言をしていたことなど書けるわけもなく……。

あ、出来は流石にいいですよ。
スクール水着の質感など、どうしよう…ってくらい凝ってます(褒め言葉)。
後、機関銃のディテールもオススメ。塗装、質感ともに言うことなしです!


ちなみに脚のメカはレシプロ時代の戦闘機を模しているようです。
零式艦上戦闘脚22型甲ストライカーユニットという名称からすると、零戦の二二型がモチーフでしょうか。
(この辺りから硬派な話題にしようと頑張りだすのは内緒)

零戦二二型各種
定番・SWEETさんの1/144キット

零戦と言えば、旧日本軍の戦闘機において最も有名な機体ですね。
この零戦には幾つかの派生型が存在しました。

空母要らずの長大な航続距離と20mm機銃2挺という重武装、そして優れた格闘性能を誇り、真珠湾攻撃にてその名を知らしめた二一型。
撃墜王といっしょ。ハセガワさんの拘りキット

二一型の強化版として開発されたものの、最大の長所であった航続距離の低下を招いてしまう三二型。
低価格でサクサク組める、タミヤさんの傑作機

そして推力式単排気管を搭載し、三二型の後継機として登場した五二型……あたりがメジャーな型番でしょうか。
しっかり作れるタミヤさんの1/32

さて。
ここで芳佳の脚にくっついている零戦二二型とは何ぞや?という話になります。
これは三二型の改良機であり、二一型に劣る航続距離を補うべく誕生したシロモノです。
(三二の上位互換が二二ってふしぎ!)

三二型が投入されたのは南太平洋ソロモン諸島における攻防戦(ガダルカナル島の戦いとも言います)の真っ最中であり、長大な距離を往復する航空作戦を強いられていた状況でした。
故に航続距離の弱い三二型は当然問題にされ、燃料搭載量を増した二二型が計画された……というわけです。
これはエンジンや胴体部分は三二型とほぼ一緒ですが、主翼の形状や翼の折り畳み機構などは二一型に近い設計となっています。

しかし二二型は当時の戦況事情もあって実はあまり量産されず、武装強化タイプの二二甲型を含めても現存する機体は極少数だそうです。
(残念ながら生産体制が整った頃には戦略的にもあまり航続距離を要求されなくなっていたのです。)

そして二二型が活躍の場を得るよりも先、連合軍の反撃を受けた日本軍は燃料不足に悩まされた末にガダルカナル島からの撤退を余儀なくされます。
ミッドウェー海戦での敗北を含め、この頃から日本軍の戦況は悪化の一途を辿るわけですが……それはまた別のお話。


そんなこんなで毎度益体もない中身で恐縮ですが、今日は漢の記事としてお届けいたしました!
来週もホビーサーチをよろしくお願いします。


担当:トメ子@太平洋戦争の流れは奥が深すぎる…
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