タミヤさんの「恐竜世界シリーズ」

プラモデル
とみのん
タミヤさんの「恐竜世界シリーズ」
こんにちは、とみのんです。




たまには最新のプラモデルをお題にしようと思ったのですが、
ガンプラなどの知識がなく、うまく書けなかったので・・・・・
本日は、最新だとか売れ筋だとかをガン無視して
私の趣味に走ったプラモデルをご紹介しようと思います(笑)


カスモサウルス情景セット


「ジュラシック・パーク」が公開された1993年当時、
日本で巻き起こった恐竜ブームに合わせて恐竜グッズが多数発売されたのですが、
その中でも特に話題となったのがこちらのプラモデルキット「恐竜世界シリーズ」でした。
スケールはMMシリーズと同じ1/35。



「恐竜世界シリーズ」の魅力をいくつか上げますと・・・


●子供でも楽しめる組みやすさ!
●(当時の)最新の復元スタイルを再現!
●精密な皮膚の表現!
●ジオラマ仕立て!
●ベースは同シリーズのベース同士連結可能!
●恐竜先生ことヒサ・クニヒコさんが監修を行なって製品化された!(←重要ポイント!)


私は小さい頃からヒサさんの大ファンなので、
解説にヒサさんのイラストがもりもり載っている所にも大興奮したキットです(笑)
(小学生の頃の愛読書は「恐竜とつきあう本」でした)


シリーズの記念すべき第一弾に、有名所のティラノサウルスでもトリケラトプスでもなく、
ジュラシック・パークに欠片も登場していない「カスモサウルス」を
持ってきた所がとてもナイスだと思います。




組み立てて塗装するとこんな感じののほほんとした情景が完成します。
恐竜世界シリーズの恐竜たちはどれもヒサさんタッチの、
穏やかで愛嬌のある可愛らしい顔をしているのが魅力的。

トカゲや陸ガメまで付いてきて、当時の情景を再現できます。
枯れ木も雰囲気出てますねー(´▽`)
さらに恐竜との大きさを比べるために、同スケールの探検家が付属。
お髭で気づいた方もいるかもしれませんが、
この探検家のモデルは、実はヒサさん本人だったりします(笑)


ティラノサウルス情景セット


続いて発売された第2弾は「ティラノサウルス」。
誰もが知る恐竜の王様ですね。肉食だけど、ヒサさんタッチなので表情が可愛い。

こちらのキットは歩く姿と走る姿のどちらかが選べたり、
口も開いた状態と閉じた状態が選択できたりと自由度高め。

探検家と並べて見ると、小さくてなんの用途に使われるのかわからないと言われていた
ティラノサウルスの前脚が人間の足よりも太い事がわかったりして面白いです。
最新の研究だと前脚は、しゃがんだ姿勢から起き上がる為の
補助的な役割を担っていたんだとか言われてますけど、実際の所は謎のまま。


ティラノサウルス


ちなみに「恐竜世界シリーズ」が出る前にも、タミヤさんは恐竜のプラモを作っていました。
恐竜と言うより、怪獣っぽい、ちょっと古いイメージのティラノ君です。

ティラノ君は当初、カンガルーのようにしっぽが地面に付いた状態でひきずって歩く、
いわゆる「ゴジラ型」の姿をしていると考えられていました。
ですが、生体研究の結果、実際は体のバランスを保つために尻尾が水平に伸びた
「バランス型」だという事が判明。
ジュラシック・パークでも「バランス型」として描かれてたことにより、
一般に認知されるようになったのです。


パラサウロロフス情景セット


シリーズ第3弾は「パラサウロロフス」。白亜紀後期に北米に生息していたカモノハシ竜です。
頭にあるユニークなトサカが特徴ですね。


・・・商品と全然関係ないのですが、
モンハンのアプトノスのモデルはこの子なんじゃあないのかと勝手に思ってます(笑)
モンハンやってると、モンスターの元ネタはなんだろうとつい考えてしまう。
(他にも、アプケロス→アンキロサウルス、ランポス系→ヴェロキラプトル、
モノブロス→スティラコサウルス、ティガレックス→ティラノサウルスとか・・・)




トサカの内部は空洞で鼻孔に繋がっていて、
この空洞で鳴き声を大きく響かせて仲間に危険を知らせていたという説があります。
そのトサカはオスの方が大きく、メスの方が小さくカールしている(と言われている)のですが、
キットではどちらも再現してあって、オス・メス好きな方を選べるようになってます。




完成形はこんな感じ!
空高く舞うニクトサウルスが良い味出してますね!


トリケラトプス情景セット


第4弾は草食恐竜の中でも大人気の「トリケラトプス」。
普段は温厚ですが、仲間や自分の子供達に危険が迫ったときには
3本の角を使って敵に立ち向かう勇敢な恐竜です。




こちらには水辺を再現できる透明プラスチックやカエルや大小4匹の魚のパーツが付属。
肉食恐竜と草食恐竜が戦闘をせずに同じ場所でのんびり過ごしてる情景って良いですね^^


ブラキオサウルス情景セット


ラストはシリーズ最大のボリュームを誇る「ブラキオサウルス」!
ジュラシックパークにも出演していた、
ジュラ紀後期~白亜紀前期に生息していた草食性恐竜です。
子供のブラキオサウルスと始祖鳥も付属して雰囲気満点。

約25メートル、体重80トンにもなったといわれる巨大な姿を
プラモデルでは全高440mmで再現しています!




人形と比べてみるとその巨大さに驚きます。
な、なんというド迫力・・・!!
筋肉の流れが見て取れる造形は素晴らしいの一言に付きますね。
すごく生き生きとしてます!

今にも動き出しそうで、映画の中でブラキオサウルスとグラント博士が出会ったシーンが脳内再生されます(笑)

口は開いているものと閉じているものを選択可です。
木の葉を食べてる様子を再現してもいいかも!
あと、口の中の作りこみも丁寧なので是非じっくり眺めてみてください。
肉食恐竜との歯の作りの違いもチェックポイントですよ!




さらにこんなオプションセットも2アイテム発売されています。

ベロキラプトル6体セット


小型恐竜セット


ラプトルの群れセットと、小型の恐竜がセットになったものです。
これらを組み合わせればよりオリジナリティー溢れるジオラマになるはず!です(´▽`)ノ
昔から姿の変わらないワニなんかは現在の情景を作る時にも使えますね。



というわけで「恐竜世界シリーズ」でした!


スーパー初心者向けのキットなので、パーツ数も少なく、さくさく組めます。
が、接合部のすき間が結構大きいので、ポリパテか、エポパテでパテ埋めないと
なめらかなボディにはならないみたいです。
説明書にはパテ盛りの方法が懇切丁寧に解説されているので初心者の方でも安心ですよ!




恐竜と一緒にジープを並べればジュラシックパークの世界が再現できますし、
戦車を置けば戦国自衛隊的シチュエーションにもできますね!
鉄道模型のモジュールのアクセントにしてみても楽しいかも!
(トンネルを抜けたらそこはジュラ紀でした・・・的な!)
しかもどんな色に塗ってもいいキットなので、
のびのびと自由に作ってみるのが楽しいかと思います^^


ではでは、本日はこのへんで。
また明日~!


担当:とみのん
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