ガンダムUCに登場したあのゾゴックがHGUCで発売!<br>

ガンプラ他
ガンダムUCに登場したあのゾゴックがHGUCで発売!<br>


「機動戦士ガンダムUC」のトリトン基地襲撃に参加していたMSのひとつ、MSM-08ゾゴックが先日「HGUC 1/144 MSM-08 ゾゴック (ユニコーンVer.)」として発売されました。


●MSM-08 ゾゴック(ユニコーンVer.) (HGUC)

MSM-08 ゾゴック(ユニコーンVer.) (HGUC)



アッグやアッグガイなどのジャブロー攻略用の特殊MSとして知られるMSシリーズとしては、ジュアッグに続くキット化となります。このユニークな形をしたMSがHGUCとしてキット化されるというのは本当に面白いですね。早速組み立ててみましたよ!




UC版の設定画通りのプロポーション。大きなモノアイスクリーンもクリアパーツで再現されています。




これで殴られるととても痛そうな大きな手が非常に印象的です。指は1本の太さだけなら1/60スケール並みだったりするのです。




バックパックもディテール多めで、背中でも語ってくれる、なかなか素敵なデザインです。




クリアパーツは透明度も高くて非常に綺麗です。目立つところなので傷つけないように注意して組み立てましょう。




肩のワイドカッターもはめ込み式ながらパーツ精度が高いおかげでぴたりとはまるります。出来もシャープで、ずらりと並んだところは内側から顔を出しているフレーム部分と相まって、非常にメカニカルな格好良さがあります。




胸のダクトなども別パーツです。今回はシール部分も少なくてかなり頑張っている印象です。




腕は蛇腹の一節ごとに可動します。個々の可動範囲はそれなりなのですが、トータルでは結構可動範囲は確保されている印象なのです。




腰の動力パイプがプラ製なのでキットのままだと腰が可動しません(残念!)。ですが、腰にも可動軸は用意されているので、パイプを市販のフレキシブルなパーツなどに交換すればディテールアップにもなって可動範囲も広がってと一気に解決!




足の薄いグレーの縁取りもしっかり色分けされているのはうれしいですよね。甲高な足も少ないパーツでしっかりと再現。甲とスリッパの微妙な色分けもしっかりされているのです。




足の後ろ側のフィンも色分けされています。パーツの合いも良くて、足回りも組み立てていて気持ちよかったところです。




足の裏も水陸両用MSではお馴染みのディテールが再現されています。



キットは非常に良くできていて、組み立てやすいです。作業的には1時間ほどで完成するくらいでしょうか。パーツ分割による塗り分けはほぼ完璧。特徴的な大きなモノアイスクリーンは透明度の高い綺麗なクリアパーツとなっています。その奥のフレームなどにはプラ素材が使われていて、はめ合わせもスムーズなのです。この辺がサクサクと作れる要因にもなっていると思います。関節などには全面的にポリキャップが採用。モノアイのほか、腕とシュツルムファウストのホワイトラインなどがホイルシールで再現することができるようになっています。



プロポーションについては、UC版そのもので、今風にアレンジされたデザインは、劇中での活躍もあってか、ヒートサーベルが妙に決まって不思議な格好良さがありますよね。可動なども必要十分という印象で、遊んでいて不満に感じることはありませんでした。




可動範囲は上々。この形状ながらよく動くのですよ、これが。膝も蛇腹を活かした二重関節になっているのがおわかりいただけるでしょうか?




腕はパーツを間に差し込むことで伸縮を再現できます。




パーツは2つ入っているので、両手を伸ばすことも可能。また設定とは異なると思いますが2つつなげてさらに延ばしてみても面白いですよ。




クリアパーツははめ込み式ですが、パーツの上か下を押してやることで簡単に外れます。




基部がボールジョイントになっているのでモノアイを自在に動かせます。首がないので、その分、目で主張!。




もちろんアクションベースにも対応。股下のバーニアパーツを外すとジョイントが姿を現します。




接近専用の武器として劇中でも所持していたヒートソードが付属します。




ヒートソードはクリアパーツの刀身も用意されています。




パーツ分割の都合で柄の部分が透明なので、劇中同様に刀身を塗装する際に一緒に塗ってしまいましょう。




シュツルムファウストも付属。専用アタッチメントで腰に2本装着できます。




シュツルムファウストは手にも持たせることができます。




ワイドカッターはこのように取り外し可能。こちらも手にも持たせることができます。




カッターのシャープな仕上がりにもご注目。



ファーストガンダム世代で当時ガンプラにはまっていた人にとっては、劇中未登場ながらこんなMSまでキット化されるガンプラの勢いを象徴するMSとも言えるのではないでしょうか。今回のキットは、非常に組み立てやすいこともあり、ややイロモノ系な機体ながら、プロポーションやおまけ、細かなギミックの面でとても良くできたキットになっています。腕に覚えがあるなら、刀身をクリアーオレンジに塗装したり、指の肉抜き穴を埋めたりと、ちょっと手を入れる余地があるのも、週末モデリング向けと言えるのではないでしょうか。



半分ネタ込みでも、是非実際に手に入れて、組み立ててみて欲しいキットです。勘合の良さなどもあって、ストレス無く組み上がりますし、遊んでいるとゾゴックの不思議な魅力に引き込まれること請け合いです!



協力:マスターファイルブログ様

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