説明しよう!
オブイェークト279とは
旧ソ連が生み出した狂気の(?)試作重戦車である。
と、いうわけで。
OBJECT
英語読みしてオブジェクトと読んでしまいそうですが、
ロシア語読みならオブイェークト。ごきげんよう、トメ子です。
この戦車が最近、海外メーカーさんから続々リリースされております。
今日はそんな彼らをご紹介しましょう。
●1/35 ソビエト試作重戦車 オブイェークト 279
まずはパンダホビーさんのキットから。
こうして見ると、130mm砲の長い砲身が目立ちます。
元々は核戦争を念頭に置いて開発されたシロモノで、
核弾頭の爆風でもひっくり返らない円盤状の重装甲車体と
4本もの履帯を装備したモンスター戦車です。
戦車本体が頑丈なのは結構ですが、
中の人はちゃんと生きていられるのでしょうか。
蒸し焼きになってそうな……。
ランナーの一部。どう見ても履帯です。
4本もあるのに、一つ一つ組み立てていくと思うと戦慄を禁じ得ません。
履帯部分の説明書。ゴム製履帯は無いようです。
愛と気合が必要ですね。
この他、エッチングパーツ少々が付属します。
ざっと見た限り、クリアパーツらしきものは見当たりません。
ライト等は塗装するしか無さそうです。
お次はアミュージングホビーさん。
●1/35 ソビエト試作重戦車 オブイェークト279
実車は構造が複雑で、コストが馬鹿高いという理由から
1両のみの試作で終了したそうです。さもありなん。
え、なにこれ…こわい……。
こちらのランナーも恐らく履帯です。
このピンみたいなパーツで履帯を止めろということでしょうか。
こちらはクリアパーツとエッチングらしきものが確認できます。
本体の成型色は灰色です。
履帯以外にも砲身が分割されている等
細かい分、丁寧に作りたい方には良さそうなキットです。
(パンダホビーさんだって十分細かいと思うのですが。)
最後に。
●1/35 オブイェークト279
タコムさんからもリリース予定です。
迫力溢れる箱絵が特徴です。凄くディストピアです。
発売前なのでキットの詳細は不明ですが
一番の特徴はこちらのフィギュアが付属することでしょうか。
防護服着用という胡散臭さ満点のソ連兵です。
個人的にはこのフィギュアだけ10体ほど集めて、
いたいけな民間人を取り囲むというジオラマを作りたいところです。
防護服フィギュアってあまり見かけませんよね。
ちなみに弊社プラモデル担当のイチオシはタコムさんだそうです。
そのタコムさん、
●1/16 フランス軽戦車 ルノーFT w/Girod Turret
1/16でこんなものも出しています。
スケールが違うのでまんま参考に、というわけには行かないと思いますが
発売まで夢を膨らませて頂ければ幸いです。
と、いうわけで。
皆様の机に核の冬を再現してみては如何でしょうか。
(なんという宣伝文句だ……)
現実に存在する試作車は1両のみですが、
量産化されたという脳内設定で一個師団を作っても良いと思います。
……履帯祭りを楽しめる方に限られそうですが。
そんなこんなで本日はこれにて!
来週もホビーサーチをよろしくお願いします。
担当:西武とカープスキーのトメ子@だけど今年の日本シリーズ、面白い!