ごきげんよう、トメ子です。
いきなりですが、プラッツさんからドラゴンさんのサンプルを賜りました。
しかし、弊社プラモ担当は忙しいのだと言って逃げ出し、
とみのんもミリタリーは難しいと言って逃げ出す始末。
おのれ……敵前逃亡とは我が社の兵士も堕落したものです。
そんなこんなで私が人柱となって作ることになりました。
例によって例のごとく無塗装、地雷踏みまくりの組み立てですが、
生ぬるい目でご笑覧頂ければ幸いです。
●日本帝国陸軍 九五式軽戦車ハ号 (後期型)
ドラゴンさんのキットは個人的に高難易度な印象です。
実は私、入社直後にFlakを組もうとした結果、
何が何やら判らないものになった黒歴史があります……。
キャラクターモノなら定番のスナップフィット仕様は一切無く、
エッチングも容赦なく組み込まれている為、瞬間接着剤もほぼ必須です。
基本的にパーツは小さく、落としたら無くなると言っても過言ではない茨の道。
それではホビーサーチ工廠のハ号建造、はじまりはじまりー。
最初は転輪（二連結した丸い車輪）や起動輪（イガイガした車輪）を拵えていきます。
パーツの精度は悪くありませんが、兎に角細かい！！
この段階でいきなりエッチングパーツを切り出して使用します。
（各転輪の中央部分です）
本体後部に細かいパーツを接着していきます。
流し込み接着剤と通常の接着剤を上手く使い分けましょう。
誘導輪を嵌めるとこんな感じに。
後部ライトはさりげなくクリアパーツ製です。
本体を横から見た図。
少しずつではありますが、入り組んできました。
一番最初の転輪たちが装着された図。
これだけだと車輪の生えた風呂桶みたいです。
同じ物体を後方から。
これがどう戦車の形になるのか楽しみです。
お次は屋根を作りましょう。
所々にあるハッチは開閉を選択できます。
閉じこもるもよし、開けっぴろげにするもよし。
ちなみに一部ハッチには裏側からエッチングパーツを貼ることがあります。
瞬着必須ですが、コツとしてはチューブから直接べちゃぁとするのではなく
爪楊枝でチョンチョンとほんの少しつけてやる程度で十分です。
このことを知らなかった私はつい先日までべちゃぁとやっておりました……。
部品選択のできる箇所では、選択次第で多少楽ができますが
エッチングパーツを100％回避することはできないようです…。
右側の機関銃はなんと可動します。恐るべし。
リベットだらけの車体。
かわいい、かわいいよハ号。
そっと屋根を被せてみました。パーツの合いは問題ありません。
逆側から。だんだん戦車っぽくなってきましたぞ。
次は砲塔を作りましょう。
勿論蓋の開閉は選択式であり、機関銃の銃身は可動します。
裏側から。
円パーツの内側がガタガタですが、どうゲート処理したものでしょうか…。
本体右側面後方にもハッチを取り付け、更に排気管を取り付けます。
今回のエッチング祭りで一番泣いた箇所。
メッシュ状のパーツを曲げつつ接着するのですが
何度も仮組みして、よーく考えてからくっつけるのが吉です。私は酷い目に遭いました。
細かい工具類もさりげなく搭載。
この期に及んでパーツを一つ紛失してしまったのが悔やまれます…。
と、いうわけで、大雑把な組み立てですがこんな感じになりました。
履帯が微妙に弛んでいて、結構外れるのが気になりますが、
これは転輪に接着なり何なりしたほうが良いのでしょうか。ぐぬぬ…。
今回は細かいパーツが多かったので、流し込み接着剤が大活躍です。
普通の接着剤と使い分けるといい感じです。
そうそう。
ゲート処理に金属ヤスリを使ってみたので、その感想も書いてみましょう。
●クラフトヤスリPRO(平・6mm幅)
サクサク削れますし、頑丈。噂通りの名品です。
うっかりすると削りすぎてしまうのが難点。
削れるので目もすぐ埋まりますが、その時は歯ブラシで掃除しましょう。
●ベーシックヤスリセット (細目 ダブルカット)
凸曲面のゲート処理なら甲丸がお勧め。平はエッチングパーツのゲート削りに使いました。
細身なので握力強い人は曲げてしまうかもしれません。お手頃価格なので、プラモ初心者さんは是非。
これまでニッパー+デザインナイフ+紙やすりで誤魔化しておりましたが、金属ヤスリも中々Goodです。
スケールモデルは細かいパーツが多いので、雑なゲート処理では目立ってしまいますし…。
金属ヤスリ、パチ組からのステップアップにお勧めのアイテムです！
そんなこんなで本日はこれにて！
来週もホビーサーチをよろしくお願いします。
担当：トメ子＠小笠原貯金を始めよう(´∀｀)