こんな小さなSLがNゲージに! 津川洋行 有田鉄道コッペル1号機(保存車/簡易ロッド仕様) サンプルレビュー

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カピの塚
こんな小さなSLがNゲージに! 津川洋行 有田鉄道コッペル1号機(保存車/簡易ロッド仕様) サンプルレビュー

こんにちは、カピの塚です。

TGW(津川洋行)から発売予定のNゲージ蒸気機関車
有田鉄道 コッペル1号機 (保存車/簡易ロッド仕様)
有田鉄道 コッペル1号機 (保存車/簡易ロッド仕様)

のサンプルをお借りいたしましたので、レビューしたいと思います。

なお、サンプルといっても本番の商品とは仕様が一部異なります。
あくまで参考としてお考えください。

同機は有田鉄道が有田みかんや木材等の貨物輸送に用いたコッペル社製の8.5t蒸気機関車で、
戦後は東武鉄道に気動車と交換する形で譲渡されました。
東武鉄道での使用実績は殆ど無く、東上線ときわ台駅前で展示を経て
現在は東京・板橋区の城北交通公園にて静態保存されています。

今回の製品は「保存車」と表記されている通り、
現在の静態保存車をプロトタイプとしているようです。

SL用動力ユニットは新設計で、
クロスヘッドとメインロッドを車輪に取付けた簡易ロッド仕様。
メインロッドスライドバー(滑り棒)はステンレスエッチング製です。

【仕様】
●塗装済完成品
●車体長:32mm(カプラー除く)
●車体幅:18mm
●車体高:22.5mm
●車体:プラスチック製
●モーター:4.5V(作動電圧1V~4.5V)
※DCCには対応していませんので、DCC化された線路を走行させると壊れます。

津川洋行/有田鉄道コッペル1号機(保存車仕様)/側面より

側面からの写真です。
キャブの中に小さなモーターが設置されていることがわかります。
簡易ロッド仕様となっておりますが、走行させるとちゃんと動きます。

前後のアーノルドカプラーは付属品で、
お客様ご自身で取り付けていただく形になる予定です。
小さなカプラーポケットに、緩衝用のスポンジ板を貼り、
そこにアーノルドカプラーを挿入します。

TOMIXのTNカプラーも取り付けられる予定です。

津川洋行/有田鉄道コッペル1号機(保存車仕様)/前方より

前方からの写真です。
カプラーの上の保護板というかバンパーのような板があります。
これは実車が東武鉄道譲渡後に連結器位置の調整のために
取り付けられたのではないかと推測しています。

津川洋行/有田鉄道コッペル1号機(保存車仕様)/後方より

後方からの写真です。
こちらにもカプラーの上に板が設置されていますが、
前部の連結器と同様の理由のものと考えられます。
キャブの下にはステップも表現されています。

キャブ部分を含めてプラのボディを
小型動力ユニットに被せる構造ですので、
嵌りが甘いとちょっと浮いたように見えてしまうようです。

津川洋行/有田鉄道コッペル1号機(保存車仕様)/付属品

こちらは予定される付属品です。
写真左上は交換用のホワイトメタル製のボイラーです。
写真右上のランナーは、そのホワイトメタル製ボイラーに取り付ける煙室の蓋です。

製品はプラ製のボイラーが付いていますが、
金属工作の技術がある方向けに、牽引力向上用のウェイトとして用意されています。
(※もちろんプラ製ボイラーの中にも真鍮製ウェイトが入ってます)

続いて写真左下のエッチング板は、
金属工作の技術がある方向けのグレードアップパーツ。
スライドバー支え板、汽笛、安全弁、
煙室ハンドル、手すり、ナンバープレート、
弁装置ロッド(公式側、非公式側)、解放テコ、
そして配管が収録されています。
これ一式を利用するとかなりリアルになりそうです。
透明フィルムで留めてありますので、
必要な部品は塗料の薄め液などで剥がして使用します。

写真右下には窓ガラス用と思われる透明プラ板があります。

津川洋行/有田鉄道コッペル1号機(保存車仕様)/他社製品との比較

一般的な通勤電車と並べるとどのくらいの大きさか、
というわけで他社製品との比較です。

実車は東武東上線沿線に保存されておりますので、
MICRO ACEの東武50090型TJライナーの先頭車にしてみました。

東武50090型は20m級の通勤電車ですから、
有田鉄道コッペル1号機の長さは5mくらいであることがわかります。

津川洋行/有田鉄道コッペル1号機(保存車仕様)/他社製品との比較

続きまして正面から。
屋根の高さを比べても実に小さな蒸気機関車であることが伺えます。

津川洋行/有田鉄道コッペル1号機(保存車仕様)/他社製品との連結(マイクロエース東武50090型)

他社製品との連結と題しまして、
先ほどの東武50090型先頭車と特に意味も無く連結してみました。
有田鉄道コッペル1号機が入れ換え用のスイッチャーみたいに見えてきます。

津川洋行/有田鉄道コッペル1号機(保存車仕様)/他社製品との連結(河合商会ワム80000救援車)

国鉄貨車の定番であるワム80000形と連結してみました。
とりあえずこちらは河合商会から発売されていたものです。
2軸貨車は小さいイメージですが、
有田鉄道コッペル1号機と連結すると、
ワム80000形も異様に大きく見える不思議。


このワム80000形を1両連結して試運転をしたところちゃんと走りました。
今後、ワムハチを何両までけん引できるか実験しようと思います。
ただ、当時の有田鉄道の貨車は小型なものだと推測されますから、
車掌車、有蓋車、無蓋車、合わせて2~3両けん引できれば十分だと思います。

なお、機関車自体が軽いので、
単機で走らせてもワムハチ1両けん引させても、
時折空転したり通電が瞬間的に途絶えたりするようです。

付属の交換用ホワイトメタル製ボイラーに交換し、
グレードアップ用のエッチングパーツを装着すれば
重量が増えて牽引力も向上すると思います。


TGW(津川洋行)から発売予定のNゲージ蒸気機関車
有田鉄道 コッペル1号機 (保存車/簡易ロッド仕様)
今月発売予定となっております。
ご予約お待ちしています。


担当:カピの塚



【おまけ】
有田鉄道に縁のあるNゲージ車両をご紹介いたします。

▼TOMIX 有田鉄道 ハイモ180 レールバス (未塗装キット・2台入り)

TOMIX 有田鉄道 ハイモ180 レールバス (未塗装キット・2台入り)
※売切

有田鉄道線末期の主力車両はハイモ180形でした。
同車は樽見鉄道より譲受した車両で、
富士重工が製造したレールバス「Le-CarII」。
有田鉄道線廃止となった現在も1両が保存会の手により動態保存されています。

▼TOMIX 富士急行 キハ58形 (キハ58001・キハ58003) (2両セット)

TOMIX 富士急行 キハ58形 (キハ58001・キハ58003) (2両セット)
※売切

富士急行のキハ58形です。
国鉄中央線と富士急行線を直通する急行「かわぐち」として活躍しましたが、
同列車廃止後、有田鉄道へ譲渡されました。
このうちキハ58003は現在も保存会の手により動態保存されています。

▼MICRO ACE 国鉄 キハ07系200番台・標準色・樽見線 (4両セット)

ICRO ACE 国鉄 キハ07系200番台・標準色・樽見線 (4両セット)


国鉄の気動車の黎明期に誕生したのがキハ07系(旧キハ42500)。
国鉄樽見線(現・樽見鉄道)で活躍した車両を再現したものです。
このセットに入っている車両のうち、
キハ07 206とキハ07 207の2両は有田鉄道へ譲渡され、
1970年代に活躍しました。

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