【実車について】
●第二次大戦後、ドイツのV2ロケットをベースに開発されたソビエトの短距離弾道ミサイルがスカッドミサイルです。
●液体燃料を使用する1段式のロケットで、最初のタイプSS-1bスカッドA(ソビエト名R-11)が1957年に配備開始。
●それに改良を加えて射程距離を伸ばし、精度を向上させたSS-1スカッドB(R-17)は1965年に配備が開始されました。
●全長は11.25m、射程は300kmで核弾頭の搭載が可能。
●ソビエトや共産圏各国でも導入配備され、スカッドBは8輪式の運搬車両、MAZ-543TELに搭載されて移動発射されます。
●MAZ-543は1960年代に開発された車両で1965年、赤の広場で行われた軍事パレードにおいてスカッドBの運搬車両として登場。
●エンジンはD12A-525ディーゼルエンジンを搭載。
●路上での最高速度は59.5km/hを発揮するといわれています。
●湾岸戦争ではイラクがイスラエル、サウジアラビア(多国籍軍)に向け攻撃し有名になりました。

【モデルについて】
●1/35スケールでSS-1cスカッドBと運搬車両MAZ-543TELのシステムをモデル化した組み立てキットです。
●ミサイル本体は全長約30cm、太さ約2.5cm。形状はもちろん、表面のパネルラインなどのモールドもしっかりと表現。
●専用のディスプレイベースも付いていますから車両に搭載しない単独でも飾ることができます。
●発射台もスカッドを 支える支持フレームをはじめ、構造を詳細に再現。
●完成後も移動状態、発射状態に可動が楽しめます。
●MAZ543はフレームの構造からサスペンションレイアウトなどもしっかりとモデル化。
●8つのタイヤはホイールとともに左右分割で再現されたプラスチックパーツ。
●さらに、運転席や室内もシートや計器パネルなど、詳細に再現。
●ドアは開閉を選択して組み立てられますから、内部のディテールアップに腕を振るってみるのも楽しみです。
●パーツ数は359点。
●マーキングはイラク軍、ソビエト軍、ポーランド軍、東ドイツ軍、チェコスロバキア軍がセットされています。
●迫力の大型モデルは現用ファンには見逃せないキットです。

※フィギュアは付属しません